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転生した主人公は世界を統一する  作者: ヤスキジュン
転生した主人公冒険者になる
41/90

41話:ダンジョン挑戦2F(その1)

「なんか、湿気が多いな。」

「そうですね。」

 辺りは1階よりも薄暗く、不気味だ。慎重に通路を進んでいくと、

今度は円形の部屋に出た。

「何も無いな。」

 通路もなく、ただただ部屋のみだったので、壁周りを調査する事にした。

壁を触ったり叩いたりしていると、他と音が違う箇所が一か所あった。

「なぁ。」

 皆に話しかける。

「ここだけ音が違うんだよ。」

「そう。そこの奥に空洞でもあるんじゃない?」

「そうだな。」

 少し離れてと言いつつ、壁の所に魔法で穴をあけると、

部屋らしきものが見えた。


「向こう側に部屋があるな。」

「他に何か見える?」

「分からない。」

「じゃあ、取り合えず行ってみましょう。」

「そうだな。」

 そう言うと、隊列を組んで、壁に魔法で穴をあける。

そこには、どろどろした液状の魔物が居た。


「アシッドスライムね、触れるとまずいわ。」

「そうか、じゃあエマとオリヴィアは下がってて。」

 そう言うと、リーザ、エルマと俺が魔法を使い、

スライムを消滅させる。

「魔法は効くみたいだな。逆に物理攻撃は辞めたほうが良いな。」

「そうね、弓を撃っても意味なさそうだし、剣は腐食しそう。

 私とエマは役に立ちそうにないわね。」

 そう言うオリヴィアは、少しくらい顔をしている。

「まあ、さっきは俺が役に立ってないしお互い様だよ。

 じゃあ、殿はエルマ頼んだ。」

 そう言うと、隊列を直し進んでいく。


 しばらくすると、部屋に出てきたが、案の定スライムが居た。

魔法でスライムを消滅させると、魔法陣が現れた。

「え?これだけ?」

 拍子抜けしている皆。

「いや、魔法職が居ないとここは踏破出来ないようになっている

 みたいだな。剣士だけだと確実に詰んでいる。」

「そうね。」

「じゃあ、今日はここで一泊するか?」

「そうね。」

 そう言うと、野営の準備を始める皆。

と言ってもテントなどは持ち込む必要が無いので簡易的に

焚火を作り、眠る用意をする。

 食事を済ませ、眠る事にした。

眠っていると、ガサガサする音がするので、皆を起こし

音のする方を見ると、さっきの3倍はある大きさの

スライムが現れた。


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