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転生した主人公は世界を統一する  作者: ヤスキジュン
転生した主人公冒険者になる
31/90

31話:やはり遠征先でも争いは絶えない。

「次の任務は魔族の討伐らしい。ここから離れた村に魔族が現れ、

 焼き尽くしているらしい。直接人を殺すんじゃなくて、食料

 麦などを狙っているみたいだな。」

「成功条件は何?」

「討伐だから、殺さないとダメなはず。捕縛でも大丈夫だと。」

「でも、捕縛すると、結局は拷問にかけられ殺されるんだよな。」

 俺が少し嫌な顔をしていると、

「どうしたんですか?ミナトさん。」

「嫌、昔魔族の人に救われてな。それで、出来る事なら殺したくないんだよ。

 まあ、襲ってきたら返り討ちにするけど、大量殺戮みたいなのはすきじゃない。」

「そうだったんですね。」

 嘘を付いておく。この世界の人間にとっては魔族も魔物も変わらないみたいだから、

そういう事にしておけば、俺が一瞬ためらったときの言い訳になるしな。


「ランクアップの為にも、このクエストは必須だからな。それじゃあ行くか。」

「はい。」

「ええ。」

「分かったわ。」

「分かりました。」


 そういうと、準備を済ませ、依頼先の村に行く。今回はその村に宿泊する為、

特に準備は不要との事だった。村長に挨拶を済ませ、宿屋に付く。宿屋は1階が

食事処になっているので、まず食事をすることにした。

 食事を済ますと、部屋に案内されたが、また2部屋しかないらしく、

1部屋3人分のベッドがあった・・・・。

「なあ、部屋割りどうする?」

「仕方ないから、アタシが一緒の部屋になってあげるわよ?」

「エルマ?仕方ないなら、別に一緒じゃなくて良いですよ?私がミナトさんの

 傍に居ますから。」

「お二人共?気を使わないんで良いんですよ?ミナトさん!私はそばに居たいので

 一緒に寝てくれませんか?」

「皆、困惑しているじゃない。私がミナトさんと同室するよ?」

 わーわー言い争っているので、俺が困惑していると。

「で?アンタはどうしたいの?」

「ミナトさん?誰を選びますか?」

「ミナトさん?私ですよね?」

「ミナトさん?」

 皆から問い詰められ、悩んでいた。


「じゃあ、今日はリーザとエルマで、明日はエマとオリヴィアでどう?

 多分長期戦の戦いになるから。それでどう?」

「仕方ないわね。」

「分かりました。」

「分かったわ。」

「分かりました。それじゃあ3日以上かかったら、私と二人きりになってくださいね!」

「はい。」

 エマが何か言っているがスルーして返事をすると。

「ずるい!私も。」

「ずるいです。」

「エマだけずるい!」

「こ、交代だから大丈夫だって。」

 そういって、皆とローテーションして眠る事になりました・・・・・。









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