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転生した主人公は世界を統一する  作者: ヤスキジュン
転生した主人公冒険者になる
24/90

24話:冗談はやめましょう。

「驚いたか?」

「ええ、少しは。」

「はい。驚きました。」

「嘘だって思ってる?実演しようか?」

「やめなさい。」

 エルマが本気で怒っている。リーザもだ。

「ごめん、冗談だって。」

「ミナトさんふざけないでくださいね。」

 鬼の形相で睨んでるリーザ。

「すみませんでした。」

 全力で土下座する俺。

「で、実演って何しようと思ったのよ?」

「蘇生魔法掛けた状態で自分の首を切ろうかと。」

「アンタ馬鹿じゃないの?」

「ミナトさんやめてくださいね?」

 この手の冗談は二度と言わないと誓います・・・・・・。


「いや、あの。この魔法は、前使ったことがあるし大丈夫かなって?

 ほら、最初のゴブリンの討伐の時に首に矢が刺さったし。

 だけど、ごめん皆に心配かけるって思わなかった。ごめん。」

「本当よ?次やったら許さないからね。」

「本当です。やめてくださいね。」

 二人から本気で問い詰められる俺。本当にごめんなさい。

「ということで、この魔法は最終手段だから、エマ。オリヴィア」

「分かりました。」

「分かったわ。」


 しばらくすると、日も暗くなりつつあるので、野営の場所を探す。

二人の機嫌が直ったみたいで、良かったです。本当に申し訳なかったと思う。

「あっ、そういえば。皆連れてテレポートできるから、野営する必要なかった。

 今気づいたよ。どうする?エマのテントもったいないし野営する?」

「ミナトさんのテレポートって一度行った場所ならいけるんですか?」

「いや、土地勘が無いから怖いだけで、どこにでも行けるよ?」

「ええ・・・・。それってすごい貴重ですね。」

「だろうな。それでどうしようか?」

「私は野営してみたいです。」

「それなら野営しようか?」

「分かったわ。」

「分かりました。」

「ええ。」

 ということで野営することにしました。


 テレポートで荷物を取ってきて、テントをみんなで組み立てる。

そうして、食事の準備をし、焚火を囲み食事を始める。

「そういえば、ミナトさん転送魔法って言ってましたよね?テレポートとは

 違うんですか?」

 唐突に聞いてくるエマ。

「ああ。もうこの際だから言うけどテレポートは転送魔法の一部で。

 任意の空間から空間へ物体や魔法を転送が出来るんだ。

 例えば、」

 そういうと、空気を枝の内部に転送し内側から破裂させる。

「こんな感じで、圧縮や膨張も出来るから。空気を転送して

 破裂させることが出来るんだ。」

 オリヴィアは過去俺にされたことを思い出し、震えている。

「お姉さまどうしました?」

「何でもないよ。」

「それって、凄いですね。色んな応用が利きそうですね。」

「ああ。ただ、代償として他の魔法がほぼ使えないんだ・・・・。」

「そうなんですね・・・・。」

「だから、皆が居てくれて心強いよ。」

 そう言うと、全員赤くなり、沈黙する。


「悪い、しんみりさせてしまったか。これからも頼むよ。」

「分かったわ。」

「はい。」

「分かりました。」

「分かったよ。」

 ここに居るみんなが仲間で良かった。そう強く思うんだ。

食事を終え、眠るための準備を始めるのであった。




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