表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生した主人公は世界を統一する  作者: ヤスキジュン
転生した主人公冒険者になる
21/90

21話:訓練が完了しました。

「タンクですか?」

 困惑するように聞いてくるエマ。

「うん。前衛で敵の攻撃を受ける役だな。ただ、危ないけど。

 まさか、身体強化が防御力に振り分けられるとはね。

 どうしようか?タンク適性があるとはいえ、危ないよな?」

「アンタが居るから良いでしょ?」

「まあ、そうだが。」

「良いんじゃない?私の攻撃が当たっても怪我が無いなら、

 余程の事が無いと危なくないんじゃない?」

 そういう、オリヴィア。

「分かった。じゃあ、頼むよ、エマ。」

「分かりました!ミナトさん。」

 そういうと、抱き着いてくるエマ。やめて、めっちゃとげとげしい視線に

晒されてるよ俺。

「よかった。」

 エマがそう呟いているので頭を撫でておいてやる。


「それじゃあ、戦闘の配置はどうしようか?

 俺エマが前衛、リーザエルマが中衛、オリヴィアが後衛兼殿かな?」

「ええ、それが良いでしょうね?」

「そうですね。」

「そうだね。」

「分かった。それと、エマ、君の装備だけど盾は欲しいな。

 あと、防御を優先して欲しい。攻撃は俺達に任せてくれ。」

「分かりました。」


「それじゃあ、今度実践とするか。」

「はい。」

「それじゃあ、夕食にするか。少し待ってな。」

 そういって、お開きになった。しばらくして、皆で食事を済ませて、

明日に備えて眠る事にした。


「はあ、行かなきゃだめか。」

 そう、朝のお話でエルマの部屋に行くことになっていた。

「おーい、エルマ。」

 部屋をノックしたが、反応がないため。

「寝てるか・・・。そうか、じゃあ自分の部屋に。」

「起きてるわよ。」

 部屋の扉があき、入るように促される。

「お、お邪魔します。」

「どうぞ。」

 そういうと、部屋に入っていく。

「ここに座りなさい。」

「はい。」

 案内された場所に座る。


「ねぇ、リーザと何話してたの?」

 伏せておいたほうが良いだろう。 

「特に何も無かったよ?」

「じゃあ、なんでリーザの部屋に居たのよ。」

「えと、それは・・・・。ほら、リーザ元気無かっただろ?それで、

 元気付けようとして。」

「それで、一晩中一緒に居たんだ。へー。」

「怒っていらっしゃいます?」

「怒ってない!」

「すみません。」

 沈黙が流れる・・・。しばらくしたのち、

「ねぇ、アンタ達って付き合ってるの?」

「へ?いやいやいや、付き合ってなんかないよ。」

「じゃあ、アタシの事は好き?」

「好きだよ。エルマもリーザもエマもオリヴィアも。」

「馬鹿。」

「じゃあ、今日は私と寝なさい!良いわね。」

「はい・・・・。」

 そういうと、俺は横になり。エルマは抱き着いてくる。

「おやすみ。」

 顔を真っ赤にして、俺の胸に顔をうずめてきた。

今日も眠れない夜になりそうです・・・・・。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ