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「バン」から始まる英雄譚!  作者: こじましようこ(裏)
第二歩:キミが歩く道は
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魔界城へようこそ♪

「ものすごーーーく散らかってますけど…ひかないでくださいね?」

「あ、あぁ」


あの後フレイアの住んでいる所、研究所へ案内された。

かなり古い木造1F建て建築で、外壁はところどころ剥がれ落ち、

もうすぐ崩れそうな気配すら感じられた。

女性が一人暮らしするところじゃないだろうに…


「取れそうだな」

「何がですか??」

「あ、いやなんでもない。」


そういって不思議そうな顔をしながらドアを開けるフレイア。


「どうぞ。汚いところですが私の研究所兼自宅へようこそ!」


一歩入ると、そこには魔界が広がっていた。


「帰る。」

「どーしてですか!! さぁさぁどうぞ!」


嫌がるダイコを無理やり入れるフレイア。

部屋中央に通されるも、足の踏み場すらない。


「どうぞお座りください! いまお茶いれますね」


どうぞってどこに座る場所があるんだよ…

周りを見渡すと、ゴミ? なのか何なのかわからないもので

床は埋め尽くされており、机には本が山のように積みあがっている。

汚いレベルじゃないだろこれ…


「社会不適格者か…」

「何かおっしゃりましたか??」

「いや、なんでもない」


座る場所を作ろうと、ソファーらしき場所の覆いかぶさっていた

布を少しだけ寄せる。だが座面はカビだらけ…


「うん。」


諦めて立つことにする。

改めて周りを見回すと奥に研究機材と思われる備品が数多く机に

並んでる場所がある。あそこが研究場所か。

近寄り、研究機材を見回す。壁には変な式や文字が羅列した紙が

たくさん貼られてある。


「どうぞ粗茶ですが」


渡されたコップを手にする。コップの中から何と言って表現したら

いいのか困る匂いがする。


「これはなんだ??」

「お茶ですよ(ニコ」

「飲んだら死なないよな?」

「え?」


飲むふりだけしてすぐ机に置くダイコ。

本当に飲んだら死ぬ一歩手前まで行きそうな予感がする。


「研究だけは真面目にやってるんだな」

「研究だけとはどういう意味ですか?!」

「いやいや。しかし、やってることはさっぱりわからないが」


そういって壁の貼り紙を見回す。


「ダイコさんの所望するものは、入れたものをそのまま

保つことのできる箱ですよね?」

「そう。素材は別に蘇霊木じゃなくてもいいんだけど、

最初聞いたときそのまま箱にすればいいのかなーって思ってた、」

「そのまま使っても発現はできないでしょう。

ポーションの加工工程からみても明らかです。」


「時間は限られているので、早速研究に入りたいと思います。

今は一分一秒時間が惜しいですし。」

「そうだね。おいしいお茶も頂いたし、早々に退散することにしよう」


ここは長く人が入れる場所じゃない。

とりあえず、研究はまかせたし後は…


「とりあえずこれくらいあれば足りるかな。」


フレイアに袋を渡す。


「え、こんなに…??」


袋の中には500シルバーほど入ってあった。


「何せ時間限られてるからさ。足りなかったら連絡くれ。」


ダイコ商店が書いてある地図を渡す。

顔がキュっと引き締まり


「死ぬ気でがんばります!」


ダメ元だ。種は多く蒔くに越したことはない。


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