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「バン」から始まる英雄譚!  作者: こじましようこ(裏)
第一歩:便利なコト?
17/46

準備!

「じゃあいってきまぁす!」


グランジーナの後に続く二人の娘。

あの会議の後すぐに幼馴染に声をかけて、手伝ってもらうことになった二人だ。

栗色お下げにメガネをかけたグランジーナと同じくらいの背恰好。


名前はリズ・マッカイヤー(16)この商会裏に住んでおり、

リズの父親とは昔の冒険者仲間らしい。

見た感じは素朴。これ以外に表すことのできない。素朴娘。

ただ…見た目とは裏腹に大した、いや見事な胸をお持ちで。

細身で巨乳か…男の願望そのものだなコレ。


もう一人は細長い印象のある、幸薄そうな彼女の名前は

メイシャ・サロン(18)髪は黒色ボブカット。

リズと同じく父親とは冒険者仲間だったらしい。

約172㎝の自分より頭一つ分背が高い。ひょろっとしていて風が吹いたらどこか

飛ばされそうな感じだ。目がきついというか…深い黒色の瞳が

大きく、じっと見つめられると心の中まで見られてるんじゃないかって思う。


この三人で食材調達を本日は担当してもらう。

指定のものはすでに紙に書いて渡してある。

レシピも実はほぼ決まっており、大量生産できるように台所の改造が

メインだったりする。少なくともバンの大量生産は今日中にできるようにしておきたい。

台所の片付けと整理に勤しんでいると


「これ運んでもいいかい?」


自分にそう問いかけているのはファロン・マッカイヤー(49)

リズの父親であり、今日この改装を手伝ってくれているのだ。


「すいません。お願いします」

「よしきた!」

「ファロンさん例の件ありがとうございます」

「おう! あれくらいどうってことないさ!」


ファロンは冒険者を引退した後、嫁さんの実家を継いで紡績業を営んでいる。

色々な布を作っているのだが、今回はあるものを発注している。


「しかし…あんなのはじめてみたな。」

「あれ誰が着るんだ? グランジーナかい?」

「はは…グランジーナというかまぁ三人というか」

「なに? わが娘も着るのか? あれ?」

「す、すいません…」

「いや…グッドだ!」

「へ?」

「うちの娘は色気とかそういうのないからな。おまけに引っ込み思案だし」

「むしろあれくらい着てぐいぐいいければ…」


この親父は何をかんがえているのやら…


「あぁ。それと店壁に貼る方は片付け後やるから」

「全体の色味合わせ指示してくれ」


今回は店の改装ということもあり、壁も明るい色に張り替える事になった。

イメージではなんとなく固まってはいるのだけど、実際に見てみないと感覚がつかめない。

壁の色が決まれば後は今作成中の棚の色も合わせていける。

しかし…これ元の店の影も形もないな…。

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