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しょたが異世界でちーとなしょたとして幸せになる  作者: 卯月 唯
二章*ヴェルディー王国*
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拾われる

Side ジン



俺の名はジン。

ギルド『王の守護者』に所属している。

『王の守護者』は国王が認めたSランク冒険者のみで構成されている国王直属のギルドだ。

元々他のギルドに所属していた奴等がSランクになると同時に強制的に所属させられる。

まぁ、元のギルドを辞めるわけじゃなく掛け持ちだし、特典も多い。

たとえばSランクは国王から特別な名『ヴェルトラーム』が与えられる。

つまり俺はジン・ヴェルトラームってわけだ。

貴族と同等の力あるし、冒険者の憧れってやつだ。

そんな良いもんじゃねーけどな。

今もこうやって仕事押し付けられてるし。

何だよ、ダークファイアドラゴン50体討伐とか。

めんどくせぇ。



「よし、任務完了だな」


『…--- -』


「何だ?」



森の奥から声が聞こえた気がする。

冒険者・・・じゃねえな。冒険者なら、それ相当の空気感ってのがある。


一般人か?


いや、そんなはずはない。


こんな奥まで入ってこれるのは最低でもAランク以上のやつだ。





「おいおい、どーいうことだよ。何でガキがここにいるんだ?」



しかし視線の先にいたのは、どう見ても3、4歳ぐらいのガキだった



「大丈夫か?どうしてここにいる?」


「…………」


「おい」



何にもしゃべらねぇ。ていうか、寝てるな。

ボロボロのかろうじて服のような布を着てる。

一応生きてはいるようだが。

レオギリア帝国の奴隷か?まぁそれはともかく


「ここは危険だ。王都まで戻んぞ。」


「……」


「まったく、しゃーねーな」


ひょいっ


抱えてもおきねぇし、思ったよりも軽い。

よく見りゃ着てるもんだけじゃなく、ガキ自体が傷だらけだ。


ここで襲われたにしては、古傷も多い。


「………まぁいいか。転移」



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