召喚された
今回は長めです
ん………何が起こったの?
急に床の感触がなくなって
落ちた
ここ、どこ?
「成功だ!!成功したぞ!」
「っ」
知らない、お母さんじゃない人の声
…天国?
お母さんは………
「んっ、」
あ、お母さんだ。
ここにいるっていうことは、ここは天国じゃないみたい…………
まわりにたくさん人がいる
なんだろう、喜んでる………
「おぉ、神子様がお目覚めになったぞ」
真ん中の人がお母さんに話しかけてる
誰なんだろう
「みこさま?私は舞加ですよ」
「マイカ様でございますか。ようこそお越しくださいました。祈りの神子様」
「祈りの神子?ここは?あなたたちはいったい?」
祈りの神子?
なんだろう…でも、お母さんのこと、だよね……
「ここはマイカ様のいらっしゃった世界とは別の世界にあるレオギリア帝国。私はこの帝国の宰相ヴォルデルでございます。この度は神子様の力をお貸しいただきたく」
「どういうこと?」
「はい、実は現在この国は困ったことになっていまして。隣国が戦争を起こそうとしているのです。このままでは国民の命が危ないと、彼らを救いたい一心で古代書に書かれていた祈りの神子様を召喚した次第であります。どうか、我らをお救いくださいませ!」
「…………私が祈りの神子」
「はい、そうでございます。民に幸せを、国に豊かさを、そして世界に平和をもたらす、それが祈りの神子様です」
「……私が祈りの神子!………素晴らしい、やっぱり私は選ばれた人間なのね!幸せになる運命の、そうっ、最高のヒロインなのよ!!うふふふっ」
「神子様?どうかなさいましたか?」
「いいえ。ねぇ、私が本当に祈りの神子、なのよね?」
「もちろんでございます!その美しい黒髪と、どこまでも深い黒の瞳。文献に書かれていた神子様そのものでございます」
「私、何をしたらいいのかしら?」
「それは、祈りの神子様として、でございますか?」
「もちろんよ。だって私は祈りの神子なんですもの」
「なんと!素晴らしい、さすが神子様でございます。召喚されてすぐにも関わらず、自分から仕事をかってでられるとは」
「だって、困っているのでしょう?私に出来ることならするわ」
「はい、つきましては、これより陛下にあっていただきたいと思うのですが…」
「いいわ」
「ありがとうございます。では、こちらへ」
…………もしかして、僕、忘れられてる?
キャラが定まりません
もう少し更新してから
語尾など、なおしていこうと思います