第5話 職員室
「いいか?これ以上、生徒に変な刺激を与えるのは止めてくれ。今日だってだ...」
一体俺が何をしたというのだろうか?
何故か先生に職員室に呼び出されて、冒頭の言葉を言われた。なんでこの人煙草すってるんだろ?
「内容が理解できません」
正直に答えると、先生は... 赤松 大雅先生は意地悪そうな、呆れたような顔をした。
なんでイケメンはこんな顔でも格好いいんだろうか?ちょっと不公平過ぎない?
「ふーん。まぁ、お前にとっては周りが奴隷になるのは楽しいだろうよ」
ニヤァと、そんな凶悪な笑みで言ってきた。赤松先生はちょっと強面の人で、ぶっちゃけヤクザとかにしか見えない。
「何ですか、それ」
聞き覚えはあるけど、余りよくわからない言葉に僕は疑問視する。あ、僕って言っちゃった。
それでも、なんで毎度毎度、赤松先生に呼び出されなきゃならないんだよ。僕には関係ないだろう。
と、言いたいがチキンな俺にそんな事が出来る訳もないのでポーっとするしかない。
「ほぉ、じゃあお前にとってクラスメイトってなんだ?」
... ...え、なんて言ったんだ?。この先生は。
ポーっとし過ぎて聞いていなかった。
クラスメイト?...いや、クラスメイトはクラスメイトだし。うん、怖いけど。
何故か皆、僕のことガン見するんだよな...その癖話しかけたら凄い勢いで逃げるし...
目立つ銀髪も赤目も隠してるから大丈夫だとおもったのに、全然そんなことなかったよ...アレかな?俺の顔面ってそんなにキモいかな?
父さんも母さんも俺の顔のせいでよく喧嘩してたなー...
「おい、黙ってないでさっさと答えろ」
うるさい。現実逃避ぐらいさせて下さい。
過去を遡って現実逃避していた僕に先生は焦れたようにそういった。
というかこの人、絶対教師向いてないと思う。
ホストとかの方が絶対に似合う。というか何でこの人教師やってるんだろ?何で煙草吸ってんだよ...
えー...っと、何の話をしていたっけ?クラスメイトがどつのこうの言ってたけど、何のこっちゃやねん。
あ、クラスの皆の好きな動物とか?嫌々、それは可笑しいな...まぁでも、一応は言ってみようか。可笑しかったら否定とかされるだろうし。
「犬、ですかね?」
犬が嫌いな人なんてこの世にいないだろう。まぁ僕は動物ならなんでも大好きなんだけどね。動物最高。
先生はポカーンとした顔をしたと思うと、煙草を灰皿に押し付けながら口元を押さえつけた。しかし、我慢ができなくなったのかいきなり...
「ふっ...フハハァ!!ギャハハハ!!!」
大爆笑し始めた。腹を抱えて目をギラギラさせて、面白くて仕方がないかの如く、大きく大きく笑いだした。
「何か可笑しなことを言いましたか?」
そう思ってきくが、先生は笑うばかりだ。そして一頻り笑った後
「いいや、お前はなにも可笑しいこと言ってねーよ。安心しな...グッハハハ」
未だに笑っている先生。可笑しくないならなんで笑うんですか...泣きますよ。メンタル弱いんですから。
「お前は本当に王様だなぁ...」
「ちがう、俺は将軍だ」
... ... ...うわぁぁあああ!!!!!やっちゃったぁぁああ!!!!つい条件反射でやっちゃったよ!!!!
バカか俺は!!!???本当にバカなのか!!!?
「おい、今...」
「すみません、僕はこれで失礼します」
何かを言いそうな赤松先生に対して早口でそういい、返事を待たずして俺は職員室つ後にした。
主人公の一人称は俺と僕です。本来は僕なんですけど、俺といっている感じです。