14日の男達!
タケル:四人の中で一番はちゃける。特技は歌。
シンジ:四人の中で一番いい人。中のいい女子友達がいるらしい・・・。
ツカサ:四人の中で一番自己中心・・・なのに特技はモノマネ。ノリもいいらしい。
リョウ:四人の中で一番常識人。ツッコミ担当。
2月14日・・・それは男達にとって、避けては通れない戦い。ある者は喜び、ある者は悲しむ・・・。そんな男達四人の物語。
場所:シンジの家、シンジの部屋・・・三人の男達が遊びにきたようだ・・・・・・。
タケル「シンジく~ん?遊びましょ~?」
シンジ「タケルがくるのは分かってたけど・・・何でお前らまで来たんだよ?リョウ、ツカサ?」
ツカサ「何だよ?俺が遊びにきちゃ行けないのか?一人じゃ寂しいだろうから、せっかく来てやったのによー?」
リョウ「お前はとことん自分中心に話を進めるなよ!それじゃ、ケンカ売ってるようにしか聞こえねぇよ!?」
シンジ「・・・で、リョウは何で来たんだよ?」
リョウ「お、俺はただ遊びに来ただけだよ。暇だったしな・・・」
タケルは、話してる間ずっとマンガを読んでいる。
シンジ「でも、俺ん家今何にもないぞ?あっても菓子がちょっとぐらいしか・・・」
タケル「!!ああ~、いいよいいよ。じゃんじゃん持ってきて」
シンジ「どっちだよ。えっと・・・下にあったよな?」
シンジはぼやけながら下手にはける。
タケル「・・・おい」
ツカサ「何だよ?」
タケル「あいつ・・・今年はどれくらい貰ってると思う?」
ツカサ「100個くらいか・・・?」
タケル「多すぎるだろ!?流石に200個くらいだろ!?」
リョウ「いや、それさらに増えてるからな?というより、何の話だよ?」
タケル・ツカサ「「は?」」
リョウ「イヤだから、(何の話だよ・・・と言いかけるところでシンジ下手から登場」
シンジ「何の話してたんだ?」
ツカサ「いやいやいや、何でもないから!?・・・そうだ!確かシンジ、新しいカラオケソフトゲットしたんだろ?」
シンジ「お、聞いてくれるか~!これがな~何か本物の歌手になったみたいな気分になれるんだよな~!」
タケル「待たれい!今・・・カラオケと申したな?」
シンジ「言ったけど・・・」
タケル「一人で都内のカラオケ店を回ったこの俺に任せろっ!」
シンジ「寂しい奴だな!?」
~~~♪~~~♪(好きな音楽でどぞ
シンジ・リョウ・ツカサ「「「おお~!!(拍手」」」
タケル「これが・・・カラオケマスターの実力だ!!」
リョウ「一人で回る、な」
シンジ「タケル、もう一曲いけよ~?」
ツカサ「マスターなら何曲でもいけるんだろ~?(かなり挑発気味に」
もう一曲歌うか・・・歌い終わって下のセリフに繋げる
タケル「待て!!歌はもういいから、モノマネいこうぜ?なぁ、ツ カ サ ?」
シンジ「ツカサのモノマネかぁ~、あんまり見たことないんだよな~」
タケル、ツカサを下手側に連れていって・・・
タケル「なぁ・・・ここでモノマネやってうけたら、チョコ貰えるかもしれないんだぜ?やったほうがいいと思うんだけどな~」
ツカサ「・・・・・・」
二人、もとの位置に戻って・・・
ツカサ「ツカサ、モノマネいきまーす!」
シンジ・リョウ・タケル「「「(拍手」」」
モノマネ披露
ツカサ「ほら、やってやったぞ?」
シンジ「タケルもツカサも凄いな!ほら、もっとジュース飲めよ~!」
リョウ「確かに二人とも結構レベル高かったぜ?」
ツカサ「あっ!そういえば、シンジ?今日、何の日か分かってるよな?あるんだろ?」
シンジ「え・・・今日は、2月14日だけど・・・何かあったっけ?」
タケル「分かってなかったのかよ!?」
リョウ「あ!バレンタインデーか!」
ツカサ「お前もかよ!?・・・まぁ、いい。シンジ、今日はチョコ何個もらったんだ?」
タケル「100か?200か?1個か!?」
リョウ「何で最後だけ数が極端に少ないんだよ?・・・やっと、お前らが遊びに行くって言った理由が分かったぜ」
シンジ「・・・今年は・・・ゼロなんだ」
リョウ・タケル・ツカサ「「「えええぇぇぇぇ!?」」」
タケル「い、いや、嘘つくなよ!?お前、毎年結構貰ってるだろ!?」
ツカサ「そうだよ!?さては、そう言って俺達にやらないつもりだな!?」
リョウ「二人とも落ち着けよ!?しっかし、シンジ?まさか、お前が貰えない時がくるなんてな~」
シンジ「毎年は貰えないってことだろ」
リョウ「そういうもんなのか?でも、今回は俺一個貰ったんだぜ?義理だけど」
シンジ・リョウともに笑い合う
タケル「って、ことは・・・俺達、何しにきたんだ?」
ツカサ「無駄だったってことだよな~・・・はぁ」
タケル「いや、待て!シンジがモテなくなったってことだろ?」
ツカサ「確かに・・・。って、ことはシンジはやっと、俺達の本当の仲間になったってことだよな!?」
タケル「ああ、その通りだ!オイ、二人とも!今日という特別な日を祝おうじゃないか!」
リョウ「普通は祝うべきじゃないと思うんだけどな」
ツカサ「お前は敵だ!!三人で祝おうぜ!」
リョウ「酷くないか!?」
タケル、全員がコップを持ったのを確認していう。
タケル「今ここに、リア充は敵だ!同盟を結成する!!異議は無いな!?」
三人はうなづく
タケル「それでは、結成を祝って~・・・カンパ~イ!!」
タケル・リョウ・ツカサはシンジを慰めるように話しだす(内容は自由。
そこで、チャイムがなる。
シンジ「ん?誰だろ?」
シンジ、下手にはける。
タケル・リョウ・ツカサは再び話だす。(おもにリア充に対しての批判をタケルとツカサが話す
話してる最中に、チョコの箱を持ったシンジ下手から登場
シンジ「えっと~・・・チョコゲットぉ~?」
リョウ「おお~!良かったじゃん!で、誰からのだ~?」
シンジ「さっきでた時、あいつでさ~・・・義理って言われまくってもらったよ」
リョウ「本当にお前らお似合いだよな~。なぁ、二人とも?」
タケル・ツカサ「「・・・・・・」」
シンジ「二人とも、どうかしたのか?」
リョウ「チョコ貰いにきて、貰えなくて固まったか?」
タケル・ツカサ「「リ・・・」」
シンジ・リョウ「「リ?」」
タケル・ツカサ「「リア充どもめぇ・・・!!裏切りやがってぇぇぇ!?」」
タケル、ツカサ下手からダッシュではける
三人ver チョコカウントファイト!!
シンジ:キャラが崩壊中(汗)
リョウ:ツッコミのはずなのにツッコミのはずなのにツッコまない(大汗)
ツカサ:一番かわいそうな人(涙)
ツカサ「おっす、シンジ~!」
リョウ「よう、シンジ。おまえは今年も大量か~?」
シンジ「ふっふっふ、来たってことは勝負だよな?準備は完璧だぜ?」
シンジ、後ろからくじ引きなんかで出てきそうな箱をだす
リョウ「今回の実況は俺だよな?」
ツカサ「げっ!今回の相手はシンジかよ!いやだ~!!」
シンジ「大丈夫だって。罰ゲームも軽いのばっかにしといたからさ♪」
ツカサ「俺が負ける前提の話じゃねえか!?言いやがったな・・・!絶対負けねえからな!」
リョウ「おおっと、早くも両者の間には火花が散っている!」
シンジ「俺を・・・超えてみろ!!」
リョウ「バトルスタート!!」
ツカサとシンジ、リョウを中心にお互いの距離をはかる
リョウ「二人がにらみ合ってる間にルール説明をしとこうかな?」
リョウ、どこからかマイクを取り出す
リョウ「今、二人が戦ってる理由はチョコカウントファイト!名前の通り今日、バレンタインデーに貰ったチョコの合計を競う戦いだ・・・しかも、少ないほうには罰ゲームくじがあるんだぜ~・・・!怖い怖い・・・!」
ツカサ「!今だ!!」
シンジ「何だと!?このタイミングで!?」
いきなりツカサが自分の荷物のほうに走り出す!
シンジ、すべってこける
シンジ「ぐああ!!」
ツカサ「はっ、なにやってんだか!お先に!」
リョウ、ツカサの前に足を出してこけさせる
リョウ「チェストォ!」
ツカサ「リョォォォォォウ!?何故!?どうして!?」
リョウ「なんかお前が勝ってるとこ見てるとむかつく」
ツカサ「それだけ!?それだけの為に俺、こけらされたの!?」
リョウ「そうだけど?・・・おおっと、シンジ選手!秘奥義の”アイテノ チョコカクニン!”を使った!!」
ツカサ「それただ俺のカバン見て確認しただけじゃん!秘奥義でもなんでもないじゃないかっ!!」
シンジ「えっと~ツカサは今年は何個かな~?・・・はっ、ゼロかよ」
ツカサ、両手をついてうなだれる
リョウ「おや、自信満々で勝負を挑んだツカサ選手!なんとゼロ!ゼロだそうです!大事な事なのでもう一度言います!ゼロだそうです!」
ツカサ「大事な事じゃねえよ!?鬼か!こんちくしょう!」
シンジ「ふっ、今年の罰ゲームを受けるのはもう決まったな」
リョウ「そうだな~、さっさと罰ゲーム決めようぜ?」
ツカサ、体をふらつかせながらも必死に立ち上がる
ツカサ「ま、まだ終わったわけじゃないんだぜ・・・!俺には希望が残ってる!!」
シンジ「希望だと?ふっ、そんな物残ってるわけないだろ?早くくじ引こうぜ?」
リョウ「覇王シンジに挑むポンコツツカサ!果たして逆転の方法は残されているのか!?」
ツカサ「ポンコツじゃねえよ!?そこ、普通勇者とか言うとこだろ!?」
リョウ「まぁ、いいじゃないか?シンジもノってくれてるし・・・」
シンジ「ならば答えよポンコツツカサ!貴様の言う希望とやらを!あと、言いにくいんだよ!ポンコツツカサって!」
ツカサ「お前のせいだろうが!」
リョウ「いいから早く言えって」
ツカサ「シンジ・・・何でそんなに早くくじを引きたいんだ?」
シンジ「そりゃ、もうお前がチョコ貰ってないから勝負する意味ないだろ?」
ツカサ「そうだ・・・そこなんだ!」
リョウ「どういう意味だよ?」
ツカサ「お前はチョコ何個もらったんだ?シンジ?」
シンジ「な、ななな何で言う必要があるんだよ?必要ないだろ?」
リョウ「シンジ選手うろたえている!まさか!?」
ツカサ、不意をついてリョウのカバンを掴む
ツカサ「うおおおおお!!!!!」
リョウ「リョウ選手もここで”アイテノ チョコカクニン”を発動した!!」
シンジ「や、やめろおおおお!!!」
シンジ、ツカサに詰め寄りに行く
ツカサ「シンジ・・・お前も・・・ゼロだったんだな?」
シンジ、両手をついてうなだれる
ツカサ「だから、早く決着をつけたかったんだな」
シンジ「ああ、そうさ・・・!!俺は卑怯者だ!罰を・・・受けたくないばかりに・・・!こんな事を・・・!」
リョウ「あのシンジを悪の道に引っ張るなんて・・・どれほど恐ろしい罰ゲームなのか!?」
ツカサ「そうだったのか・・・」
ツカサ、箱の中からくじを引く
シンジ「ツカサ!?何で引いたんだよ!?ずるしたのは俺だ!ツカサをはめようとしたのも俺だ!なのに何で・・・!?」
ツカサ「シンジは意地でもやりたくないんだろ?いつもは絶対にしない事をやるぐらいの・・・だったら先にばれた俺が罰ゲームを受けるしかないじゃないか」
リョウ「ツカサ・・・お前は男の中の男だ!相手をバカにしない・・・何かの悟りでも開いたのか!?」
ツカサ「相手が嫌ならおれは甘んじて自分の負けにするさ」
リョウ「かっこいいな・・・で、中身は?」
ツカサ「シリアスムードぶち壊すなよ!?えっと・・・歌一曲歌いきる?オイ、シンジ!?これどういうことだよ!?」
シンジ「引っかかったな、ツカサ!ま、引っかかったんだから罰ゲームは受けてもらうぜ?」
リョウ「さ、ほらマイク持って♪」
ツカサ「お前らなんて嫌いだぁぁぁ!!」
エンディングで歌う
初投稿のオリジナルきゃく・・・小説です!
男子が女子からチョコをもらえるか・・・というところに注目して書いた物語です。
笑えたら・・・いいな~(=ω=.)