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07 あとの祭り
「やだぁ~、ちょっと~いい男じゃない~? 」
「そ、そ、そうでしょう!! 」
「なんか、漂う雰囲気がいい感じだわぁ~ 」
「えぇ、えぇ、えぇ全く持ってそのとうりです!! 」
「っで、倒したら彼はあたしのものなのよね~? 」
「はい、はい、はい!そうです、倒したらあなた様のものでございます!! 」
「いいわぁ~、この仕事、引き受けてあ・げ・るv」
『パッチン☆』
筋肉隆々のゴツいお姉さん?
いや、お兄さ……うん、お姉様が今にも落ちそうな睫毛でウインクをした。
魔王は言う。
もう二度と人間界を絶対に侵略しない。
あんなに恐ろしい勇者を召喚する人間はコワい……っと。
勇者が去った後、側近は見た。
部屋の隅で膝を抱えて泣いていた魔王を。
側近は、ベッドが乱れていたのは見なかったことにした。
何があったのか皆様のご想像にお任せしますw