後編
あれ以降アルフレッド様が来ない。あんなに来ていたのに。泣いて迷惑かけたから嫌だったのかな。お礼を言いたい。
家に行ってみることにした。わざわざ連絡して行くのも恥ずかしいし、拒絶されたらツライので行って居なかったら帰ってこよう。そう思って出かける用意をした。
馬車の中であの日の事を考えていた。アルフレッド様はお兄様みたいに凄く優しくて腕の中はとても安心した。顔が火照る。なんだか恥ずかしい。パタパタと顔を手で扇ぎながら落ち着かせる。
お家に着き門番の方とお話をしていると、アルフレッド様が見えた。女性の方と揉めている。あ、私また邪魔なんだなって。すいませんでした帰りますって逃げようとしたら、フローラ嬢!ってアルフレッド様が気づいてくれた。
どうしたの?会いに来てくれたの?て聞いてくれる。中にどうぞって言われるが、下を向き言葉を発する事ができない。
話さない私にアルフレッド様は困りながら手を広げ抱っこする?て。他の女性がいるのにって思い泣いてしまう。
女性が気まずそうにお兄様先に入ってますねって。走っていった。
「お兄様?」
「え?うん。うちの妹。フローラ嬢とは違って生意気で嫌になるよ。」
まだ広げていた腕に飛び込む。アルフレッド様に全然会えないし、会いに来たら女性と居て私また邪魔なのかなって悲しくてと泣きながら説明する。
アルフレッド様がギューッてしてくれる。フローラ嬢が会いに来てくれて嬉しいよ。しばらく忙しくて行けなかったんだ。顔を見たかった。癒されるーって抱きしめてくれる。
「大好きだよ。第二王子様が好きなままでも良いからお嫁に来てよ。大事にするよ。」
「私も好きです。レオンハルト様はとても好きで大事だったけど今は少しずつ過去にしていけてます。アルフレッド様をお兄様みたいって思っていたけれど違うみたいです。」
言っていて照れる。頬に口づけされる。私達なりにゆっくり進んでいこう?と。
アルフレッド様との事を両親はとても喜んでくれ祝福してくれている。その時初めてレオンハルト様が旅立ちの時、皇女様との会話を聞いた。優しそうな方で良かった。きっとあちらで幸せにしてもらえてるはずだ。
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しばらくして私は両陛下にお手紙を出した。アルフレッド様に出会いとても大事にしてもらっている事や王家皆様の幸せをいつまでも祈っている事を綴った。
すぐ王妃様から返事が来て今は体調も落ち着き皆少しずつ前を向いている事と、親子に無れなくてとても残念だが私の幸せを願っている旨を書いてくれていた。




