第6話、露店
夜って街灯も無いところだと視界が極端に悪くなりますよね。
事故に気をつけましょう。
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国境を超えて数時間たって、パノック領の中央にある街に来た。
「御館様、次の街まで行くとなると夜の森を越えることになりますので今日はここまでにしましょう。」
「分かった。」
今日はここまでにするみたいだね。ちょっと街に出かけたいなぁ。ダメ元で聞いてみよっと。
「お父さん、露店見に行ってきてもいい?」
「いいぞ。気をつけてな。」
「うん!」
よし!許可貰えたことだし行くとしますか。
便利そうなものとか面白そうなもの売ってないか見て回ることにしよう。
売ってるものは主に機械系が多く、ヒューリン領で売ってないものばっかだ。
ちょっと良さげな露店発見。見てみよっと。
「おっちゃん。その腕時計見せて!」
「おう。高価なものだから大切に扱えよ。」
「うん。」
この腕時計はペアルックで白を基調として、金色のフレームでできてる。
盤の所には純愛の神々が描かれている。
1つは男神、もう1つに女神が描かれてて、揃えるとお互いが向かい合うようになっている。
あっ、純愛の神々ってのは読んで字のごとく、恋愛、敬愛の神様だよ。男神と女神の2人で1柱とされてるよ。
「気に入った!おっちゃんこれいくら?」
「10000メリーだね。」
「はい。これ。」
「ちょうどね。毎度あり〜」
一応説明するとお金の単位はメリー。
だいたいパン1つが150~300メリーだね。
リンにプレゼントしなきゃ。
取り敢えず、空きを作っておいた貴族御用達のマジックバックに入れとこ。
ほとんどの荷物はもう1つのバックに入れてあるから、多分結構入ると思う。
あの時計のお店からはあんまりパッとしたお店がないなぁ。
やっぱり大通りは変わり種とか少ないのかね。
ちょっと危険かもだけど、横の道にそれよっと。
まぁ横の道って言ってもまあまあ広いんだけどね。
やっぱりマニアックなものとか多く売られてた。
なんか役に立ちそうなものとか変わったものを爆買いしてしまった……
僕は貴族の子供なので、お金は結構あるんよね。
でも無駄遣いをすると怒られるから程々にしてるけど。
さてと、あの全く客の居ないお店だけ見て帰るとしますか。
貴族の子供ってのはお金が沢山あるのね。
少し分けて欲しい……
マジックバックはよく見るマジックバックという認識で大丈夫です。容量は決まってます。