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第45話、エリカ

大分遅れました。

日付感覚がとても狂ってるのです。


許して下さい

m(_ _)m


最近時の流れが早い……



何事もなく植物園に入ることが出来た。

前は告白の緊張で良く見えていなかったけど、今回よく見ると今公開している建物までの道が植物たちでできている。


俺は手をつなぎながら建物の中に入った。


「うわ~綺麗!ねぇテア見て前に咲いてなかった花だよ!」


「そうだね。前は全部つぼみだったけど、こんなに綺麗な花だったんだね。」


「ねぇ!次のとこ行こっ!」


「そんなに急がなくても今日は時間がまだまだあるからゆっくり見ていかない?」


「それもそうね。じゃあ、花の近くにある説明とかも読んでいこっか。」


そうして昼までで半分を見て回った。

知らなかった花も多く、花言葉がトラップになりかねない貴族としても勉強になった。

意図がなかったとしても花を受け取ったり渡したりすると相手は勘違いしてしまい責任を取らなければいけない時もあるのだ。



......本音はリンと一緒に回れて楽しかったです。

男ってのはなんか見栄を張っちゃう生き物なの!

俺だけかもしれんけど...


建物のあるレストランでご飯をとる。

昼時なだけあって結構混んでいて、行列ができていた。


「結構並んでいるね。テアどうする?」


「素直に並ぼっか。食べれるときに食べないと後悔するかもだから。」


「なにそれ。そんなことないでしょ。いや、このレストランで今だけのメニューがあるかもしれないね。わかった。じゃあ、待ち時間何する?」


「ボードゲームとかどう?」


そういって俺はマジックリングから椅子を二つとオセロを取り出した。

このオセロは結構前に寄った露店で買った魔法で浮かぶオセロだ。

結構高かった...


自分の魔法でもできるのでけれど...

ロマンってやつ?


リンはもう驚くなったので少し残念だが、周りの人は驚きとうらやましさの目で見てくるので少し満足。



しかしあまりにも見てくるので少し魔法で細工をした。

俺たちのことを認識しにくくするものだ。

リンも気づいたのか声をかけてきた。


「テア?なんかやった?」


「うん。ちょっとね。」


「ふ〜ん。はい、勝ち!」


「えっ?あっ……」


普通に負けました。

リンってこういうゲーム強いんよね。

前からちょこちょこやってるんだけど1回も勝てたことがない。

少し悔しいので少し誤魔化そう。


……自分でも分かってるんだ。

言わないでくれ。


俺はオセロを片付けて、リンに声をかける。


「いや〜また負けた!あっ、そろそろ俺たちの順番だね。」


「そうだね。それにしてもほんとにテアはオセロ弱いね。」


誤魔化せなかった……

仕方ないのでもう諦めよ。


「俺が弱いんじゃなくてリンが強いんだよ。多分。」


「ふふっ。そういうことにしてあげましょ。」


「次のお客さま〜!」


「「は〜い」」


ちなみにご飯は可もなく不可もなくって感じだった。

行列ができてたのはこの店以外にレストランがないからだね。

飲食の持ち込み禁止だから仕方ないっちゃ仕方ないんだけど。


えっ?俺のマジックリング?

感の良い……


「テア、何ボーッとしてるの?邪魔にまなるから行くよ。」


「はい……」


その後もリンと喋りながら見て回った。


エリカという花のブースに来た時に朝の貴族らしき馬車に乗っていた男がこえをかけてきた。


「デート中の所すまない。貴方はシューテアであっているかな?」


「あっ、はい。なんでしょうか?」


「少し仕事の件で緊急の相談があるんだが少しだけ時間を貰えないかな?」


「リンも一緒でも大丈夫ですか?」


「申し訳ないが極秘のことなので……」


「分かりました。ごめん、リンちょっとだけ待ってて。」


「分かった。早く戻ってきてね。」


そうリンに伝えて、男の後に着いていくと事務所のようなとこに着いた。

男曰く、植物園の館長さんにお願いして貸してもらったらしい。


部屋に入ると突然ものすごい睡魔が襲ってきた。

朦朧とした意識で状況を把握しようとする。


「逃げて、リン。」


そう言うと男は嘲笑いながら言った。


「そんな声なんか届かねぇよ。」


そして目の前が真っ暗になった……







一体どうなってしまうのでしょうか。


ちなみに建物は円形でぐる〜と1週間回る形になります。

そして円の中心にレストランや事務所などがあります。


円の中心にはどのブースからでも出入りすることが可能です。

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