第2話、魔法
意外と早く投稿出来て良かったです。今回は惚気成分ほぼ無いです。てか無いです。
あの日から4年経った。
その間に色々あった。
一緒に魔道具を作ったり、街中を散歩したり。
でも、ちょっと最近はお互いの予定が合わなくて全然会えてないの。
学校に行きだしたら毎日会えるから今か今かと待ちわびてるよ!
でも、少し勉強のことが心配になってきた。
ちゃんとついていけるかが少しだけ不安。
リンに良いとこ見せたい!
よし!勉強を始めよう!
まず、中等学校で1番目立てるのは魔法でしょ!
だから、魔法の練習しよう。
魔法って言っても2種類あって魔法を使った道具を作る「魔道具」と普通に魔法を使う「魔法」の2つだ。
僕はどっちかと言うと魔道具の方が好きなんだ。
だって魔法は瞬時にどの魔法を使うか考えて使わなきゃいけないし、残りの魔力のこと考えなきゃいけないじゃん?
でも、魔道具はパッとしないから。魔法練習しよっと。
ってことでお父さんに魔法の使い方教えて貰おっと。
「お父さん〜。魔法の使い方教えてよ!!」
「いきなりどうした。それにテアが自分から聞きに来るなんて珍しい。」
そうお父さんに笑われた。仕方ないじゃん。勉強とか面倒臭いし……
「いいじゃん別に。」
「まぁいいけど。まず魔法には魔力が必要なのは知ってるな?」
「うん。」
「魔法ってイメージが大切だよな。それも分かるな?」
「うん。そんで細かいイメージをすると魔力が多くかかる代わりに効果が高くなったり威力が高くなったりするんだよね?」
「いいや。派手にしないようにイメージしたら派手にはならんよ。」
その後長い間色んなことを聞いた。
……ぶっちゃけ飽きて途中から聞いてなかったけど。
「ねぇ。もう魔法の説明はいいじゃん。実践も大事じゃない?」
そう僕が言うと少し悩んだ後、お父さんはちょっと待ってろって言ってどっかに行った。
「ほらテアこれが的だ。いつもはこれに魔法当てて、どれだけイメージがしっかり持ててるか、そして上手いこと操作出来てるかを確認するんだ。試しになんか打ってみろ。」
僕が得意なのは火の魔法。
物語では技名とかあるけど、実際にはイメージするだけだし、そんな技名言ったら相手に言ったらバレてしまうから言わないんだけどね。
強いて言うならマジックアローってやつじゃないかな?
僕は的に向かって打ってみたけど少しかするくらいだった。
「テア、最初はそんなもんだ。ていうかテアは魔道具作れるしわざわざ魔法やらなくてもいいんじゃない?」
「だって魔法の方が目立つしかっこいいじゃん。」
「はっはは。まぁそうだな、んじゃ頑張るか!」
「うん!」
その後夕ご飯の時間になっても2人で魔法の練習して一緒にお母さんに怒られたのは秘密。
はぁ〜疲れたぁ。ベッドで休もっと。
今日はまあまあ上達したかな?もっと頑張ってリンにかっこいいとこ見せたいなぁ。
普通、技名言ったら相手にバレますよね……
でも文字で伝えようとすると技名入れた方が伝わるのよ。なので技名言ってても暖かな目で見てください。