第26話、準備。
本日分です。
一応毎日更新は目指してます……
正確に言うと毎日更新と同じ数になるように頑張ります(逃)
本編へどうぞ!
今日はいい一日だったなぁ。
リンとはずっといちゃいちゃできたし、手もほぼずっと繋いでた。
リンの手は小さくて可愛らしい。
まぁ、クラスのみんなに授業の間も手を繋いでたことはバレていて、嫉妬の念を送る人もいれば、少し重くない?みたいに見てくる人もいた。
ちなみにリンと話し合った結果これなので多分問題はないと思う。
少なくとも俺は重たいとは思わないよ。
… ハインツにはお前ちょっと重くない?って言われたけどね?
気にしない、気にしない。
それより明日のデートのことだよ。
リンと話し合った結果、隣町にある少し大きな湖を見に行くことになった。
その湖は森の中にあってそこまでの道中には魔物が出るらしいんだけど、その湖の近くには近寄って来ないそう。
噂によると精霊が住んでいるとか…
心配なのは街の門が閉まるまでに街まで帰れるかということだ。
約束もあるのでできたらいいベットを確保したい。
少し心配になった俺は放課後に行きつけの商人さんのとこに向かうことにした。
旅に必要なものも買わなきゃいけないからちょうどいい。
リンと一旦お別れして早速向かう。
リンは友達と一緒に行きつけのカフェに行くそうだ。
え?離れても大丈夫なのかって?
大丈夫。あくまで一緒にいる時間をいちゃいちゃして楽しみたいだけだから。
束縛する気はないよ。
ちなみにリンが俺のことを束縛したいって言ってきたら、仕事ができる程度に了承するけどね。
いや、でも俺のことを信じてほしいってのもあるかも…
そんなことを考えてるとお店の前まで来た。
「雑貨屋フランテス」
名のまんまフランテスさんがやってる雑貨屋だ。
気のいいおっちゃんって感じがするけど、結構お金にがめつい。
まぁ、商人ならそんなんじゃないとやっていけないのかもね。
俺の会社の場合は競うライバル会社がいないし、需要も結構あるから町中の商人ほどお金にがめつくはない……と思う。
そんなことはおいといて入るか。
ずっと店の前にいるのもなんだし。
「こんにちわ、フランテスさん!」
「おぉ、テアじゃねぇか。よく来た、ゆっくり見てけばいいよ。まぁ、何かは買ってってもらうがな!」
「はい、あの隣町の湖にリンと一緒に行く予定なので、ものの補充がてらに情報収集をと思いまして!」
「あぁ、隣町ってキャフトラのことか。」
「はい。」
「確かにあそこの湖はきれいだからな。でも少し気をつけろよ。なんか最近は良くない噂も流れてる。」
「え?そんな話聞いたことないですけど……」
「当たり前よぉ。大体のやつはその話を信じねぇからな。」
「ちなみにどんな噂なんですか?」
「何か買ったら教えてやるよ。」
「はいはい。いつも買ってるんだから後で全部まとめてでもいいんじゃない?」
「つべこべ言ってないでほら、早く選ぶ。」
俺はいくつか旅に必要なものを持ってきて買う。
しかし、全ては買わない。
だって、多分また買わせる気だし。
「すくねぇな。もっと持ってこいよ。」
「この指輪の中にもう割と入ってるんでこんくらいで勘弁してくだいよ。」
なんかバレそうだったので適当に誤魔化す。
「ほんとにそれ便利よな、実はお前が作ったとかないんか?」
「作ってたらリンにも渡してるでしょ。」
「そうでした。ちぇっ、お熱いこって。」
「その話はここまで早く情報を教えて。」
「敬語で話すこともやめよったこいつ……まぁいいわ、教えたる。」
教えてもらった情報をまとめると、たまにいつもとは違う場所の湖に行ってしまうことがあるらしく、そこには長身の男がいるらしい。
本来湖までは一本道なので迷うはずがない。
だから信じられていないそうだ。
それで、その場所に行くであろう条件が若く綺麗な女性であることらしい。
その場所に行くと一ヶ月は戻ってこず、戻ってきたときにはよくわからないことをしゃべる。
そんな女性の話をまとめるとだいたい「ディラン」という名前が出てくる。
しかし、それ以上のことはその人たちがまるで麻薬を大量摂取したような状態であるため、分からない。
そして、みんなして道路の真ん中で全裸、または半裸でよくわからないことを言って急に死ぬんだと。
すごく行きたくなくなってきた。
リンも条件に当てはまるし、なにせめっちゃ可愛くて綺麗。
贔屓目に見なくともそう言えると思う。
まぁ、それをリンに言うと照れながらテアのクリームのおかげだよと言ってくれる。
可愛いかよ!
心配だし、今日しっかりリンと話し合いをしようと思う。
後は追加で魔道具も作ろうかな?
ん〜でも、多分前作ったのと同じくらいの物しかしくれないと思う……
取り敢えず、フランテスさんに聞いてみる。
「フランテスさん、なんか敵から身を守れる魔道具ってない?」
「おん?あるちゃぁあるが大したものはねぇかもな。てか内容がアバウトすぎんだよ。もっと効果を限定しろ!」
「いや、だってその湖の犯人が物理か魔法か又はそのほかの何かで攻撃してくるか分からないし。」
「あぁ、それ関係か。お前男なら女の1人くらい自分で守り抜けや。」
「できたらそうしたいですけど、無理なもんは無理です。それよりリンに何かあった方が嫌なので。」
「そういやお前はそういう奴だったな。仕方ねぇテアが女を守りたいって言ってんだ、何か探してきてやるよ。値段は弾むがな!がははっ!」
「ありがとうごさいます!」
「いいってことよ。1時間後くらいにまたおいで。それまではそこら辺ぶらついとけ。」
「はい!」
取り敢えず適当な場所で時間を潰すことにした。
なんだか怪しい雰囲気になってきましたね。
私も不安です。((殴。作者じゃねぇのかよ!
はい…すみませんでした。
次話はなるべく早く投稿します。