第23話、寝ぼけ。
前回のやつ、どこまで書いても大丈夫なのでしょう。
一応★から先を読んだ人も読んでなない人も矛盾はないようにはしてあると思います。
これからもそうしていきますので苦手な方はじゃんじゃん飛ばしてってください!
まだ少し外が薄暗い時間に目が覚めた。
自分の腕の中でリンがすやすやと寝ている。
……めっちゃ可愛えぇ。
何この天使は?
あまりの可愛さにギュッと抱きしめる。
肌の温もりを感じる。
しばらくリンの寝顔を見たあと、昨日は帰ってから直ぐにリンと寝たので、色々散らかってたものを片付けることにした。
リンを起こさないようにこっそりと片付けていく。
リンの近くを通るととてもいい香りがする。
リンもあの後、お風呂に入ってないはずなのに全然いい匂いがする。
……リンに見つかったら変態と言われかねないのでコソッと匂いを堪能することにしとく。
今日はもちろん学校があるので2人ともお風呂は入らなくちゃいけない。
ってかまぁ、普通入るよね。
とりあえずお風呂のお湯を張りに行って授業の準備を始める。
リンは帰ってきたらすぐに準備するらしい。
あまりに気持ちよさそうに寝てるのでもう少し寝させておこうと思った。
どうやら学校の準備をしてるうちにお風呂が溜まったみたい。
ズレた布団をリンにかけ直してお風呂に向かう。
あぁ〜気持ちいい。
昨日は色々あったなぁ。
なんか昨日はリンがいつもより可愛いかったし、少し大人っぽかった。
なんて言うの?大人の魅力ってやつ?を感じた気がする。
特に夜のリンは可愛い過ぎたね!
あれは破壊力ありすぎる。
さすがに我慢できなかった。
だから責任取るって訳じゃないけど、絶対にリンのことを幸せにしなきゃ!
ん〜そのためには外堀を埋めてくことから始めようかな。
学校だと変にリンに近づいて来るあいつがおるし、リンの両親にもしっかり許可取らなきゃいけない。
一応貴族だし。
まぁ、断られても最悪駆け落ち出来るくらいの準備はしてあるんだけどね。
だって会社運営し始めたのはこのためでもあるし。
ただ、王国だと結婚はどちらも15歳以上出ないといけないという決まりがあるからどっちにしろあと1年ほど待たなきゃいけない。
ちなみにプロポーズする予定の日は決まってる。
夏休みが明けた後の学校祭。
その夜にある花火のとこでプロポーズしようと思ってるんだ。
今一流の職人さんに頼んで最高の婚約指輪を作って貰ってる。
リングに嵌める宝石がなかなか入荷しないから早めに頼んどかないと間に合わないの。
まぁ、この話は一旦ここまでにしてそろそろ上がろっと。
リンは疲れて寝てるから今日は僕が朝ごはん作らなきゃだし。
お風呂から上がって着替えた僕はリンを起こしに行った。
未だにリンは僕のベットでぐっすりと寝ている。
「リン!起きて〜。朝だよ〜。」
「んん〜。無理〜。」
「学校あるから早く起きて〜。」
「やだ。まだ眠たい。」
寝るのが遅くなったのは僕が少しがっつきすぎたのもあるので少し申し訳ない。
「じゃあ何したら起きてくれる?」
「ぎゅーってして。」
可愛いすぎない?
もちろん、ほぼノータイムでリンにハグをした。
「えへへ。ありがとっ。そのまま起こして〜。」
今のリンは少し寝ぼけてるみたい。
リンの言う通りにハグしながらリンを起こす。
「ん〜テア、ちょっと歩きずらい〜。」
完全に昨日の影響だね。
申し訳なさもあるのでリンをお姫様抱っこで連れていくことにした。
「ちょっと待ってね。今連れてくから。」
お姫様抱っこされたリンは僕の首に手を回してまたすやすやと眠り始める。
取り敢えずリビングまで運んだ。
「リン、昨日お風呂入らずに寝たからお風呂入ってね〜。」
「一緒がいい。」
「だめ。」
「なんでよ〜。」
絶対我慢出来る気がしないからだよ……恥ずかしくて言えない。
まぁ、寝ぼけてるリンに言っても関係ないかもだけど。
「着替え持ってきていいの?」
「ダメ〜。」
本格的に困ったな。
このままだと埒が明かない。
ちょっと嫌だけどこの方法をとるか。
上手くいくかは分からんけど。
「リン置いてくよ。」
「……だ、だめ!ん?あっ。」
どうやら起きたらしい。
そしてさっきまでのことを思い出したみたい。
顔を真っ赤にして「着替え取ってくるから!」って言って自分の部屋に戻って行った。
さてご飯作りますか。
その後、一緒にご飯を食べて恋人繋ぎで教室まで行きましたとさ。
ちょっとクラスがざわついたけど、僕には関係ないや。
あっ、リンが女子達に捕まった。
昨日のことがバレたっぽい。
女子の勘ってすげぇー。
……リンと喋る時間減るじゃん!
普通に関係あったわ。
Q、最近テアがリンのこと可愛いって言い過ぎでは?
A、だって可愛いから仕方ないじゃん。byテア
との事です。
さてプロポーズへと向けて準備し始めるテア。
リンに隠しながら上手く計画を進められるのでしょうか!
是非お楽しみに!
(自分からハードルあげるやつ。きっと後悔するんやろなと思った筆者であった。)
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