第9話、油断大敵。
遅くなってすみません。
最近惚気成分足りないような……
そろそろ惚気話あると思います…多分。
なんやかんやあって何とか首都に着きました。
予定より大分早く着いたよ。
色々あったんよ?
例えば、猪の大群が後ろから追いかけてきたり、休憩所から出発しようとした時に馬が変な草を食べて急に全速力で走ったり……
いきなり馬が走り出した時は慌てたね。
だってお父さんだけ置いてかれたんだから笑。
まぁ、荷物運ぶ用の馬車で次の街まで来たから良かったけど。
乗り心地は最悪だったらしく、「俺、領主なのに…」と呟いたとか…
その分早く王都に着いたって訳。
自由時間ができたので銃の練習をすることにした。
あの後、もう一回銃の構造を確認したみたけど、10歳の僕には無理だったよ。
多分、めっちゃ詳しい人じゃないとわからないのじゃないのかな?
それは置いといて、草原にやってきました!
色々な物語だと、スライムが出てきたりするんだけど、本当のスライムは日陰でジメジメしたところにいるよ。
だってスライムの大部分は水分だし、物陰が殆どない草原はきついんじゃないかな?
え?子供の夢を壊すな、マジレスすんなって?
僕も子供だから大丈夫(?)
まぁそんなことはほっといて、草原の話をしよう。
主にいるのはうさぎとうさぎの魔物、鷹と鷹の魔物かな。
油断してると痛い目に遭うし、うさぎだけに集中してると上から襲われるので注意。
まずは小型の方の銃から試してみよう。
本の通りに構えて、良く狙って撃つ!
…あーあ。外れた。
最後に手がぶれて真っ直ぐ飛ばなかったみたい。
でも反動はほぼないし、音も微かに聞こえたくらいだった。
よし!練習あるのみ!
〜1時間後〜
危なっ!
弾を無駄撃ちするとこだった。
本には一度撃った弾はもう一度使えないって書いてあったから、大切に使っていかないと…
途中で撃ったあとの弾を魔法で操作出来ないか実験してみたけどダメだった。
正確にいうと僕の技術が足りなかったよ。
そもそも魔法は自分の近くであればあるほど操作しやすく、細かく調整しやすい。
なので離れた場所にある弾を操作するのは僕には無理かも。
ってか、そもそもそれなら自分で初めから弾を操作すればいいんじゃね。
……夕ご飯の時間だから帰ろっと。
さてと、銃を片付けよっと。
あっ!間違えておしちゃ…
銃弾は目の前の岩に当たって跳ね返ってきた。
咄嗟に避けたらギリギリ頬の横を通ってった。
危なっ。
後ろを振り返ると頭を銃弾によって貫かれたうさぎの魔物が居た。
僕に飛びかかってきたとこをたまたま撃たれたみたい。
らっきー……?
しっかり今度からは注意を怠らず、銃のセーフティを確認してから仕舞おっと。
なんか疲れた…
気づいてはいけないことに気づいてしまったテア君。
これが魔法の下位互換の理由です。
いや!ロマンがあれば大丈夫!きっと!
油断大敵。助かって良かったですね。
皆さんも跳弾には気をつけましょう!




