プロローグ
処女作です。温かい目で見守ってください。コメントはなんでもうれしいです。
僕の名前はヒューリン・シューテア。ヒューリン家の次男、10歳。
ヒューリン家は代々辺境を守る貴族だったが、領地の拡大によって有事の際にサポートする役割となった。
ちなみに僕の家の特産物は、小麦と牛肉、羊肉、ウール、そして木材だ。木材はヒューリン家の北で他の小さな領地を一つ挟んだところにあるノツワーク家に売っている。ノツワーク家は海に面していて木材があまり採れないのでヒューリン家が木材を売っている。
...え?なんでいきなりノツワーク家が出てきたのかって?それはね、今日、「リン」が僕の家に来るからなんだ!あ、リンってノツワーク家の次女、アイリーンのことだよ。小さい頃から一緒に遊んでいるんだ。
ここだけの話、僕はリンのことが好きなんだ...
前会ったときに家の庭で大人になったら結婚しようねって約束したの。
あぁ~早く来ないかなリン。
「ねぇ~サリーさんまだ来ないの~」
「もう少しお待ちください。お昼過ぎに着くとおしゃっていたので、間もなくでしょう。」
サリーさんはヒューリン家のメイド長さん。趣味はお洋服を買うことらしい。メイド長さんって給料がいいらしいよ。なんか町の商人さんの三倍だとか...貴族ってお金結構必要なんだね。
あ、馬車が見えた。あれはノツワーク家の家紋が入っているからリンたちだ!
下でお父さんとリンのお父さんが話してる。僕のお父さんの名前はホルストでリンのお父さんはカーリャンって言うんだ。あ、あいさつに行かないと...
「こんにちわ。カーリャンさん。」
「やぁ。テア君。元気かな、今日もリンをよろしくね。お父さんたちはあっちで話しているから。」
「はい!」
みんなは僕のことを「テア」って呼ぶんだ。シューテアの最後の二文字をとってテア。
さぁ、あいさつも終わったしリンに会いに行こうっと。
多分サリーさんが僕の部屋まで連れっててくれてるはず。
「やっほーリン。」
「やっほ~」
リンは僕のベッドの上でくつろいでいた。まあいつものことなんだけどね。
「また、リンは僕のベットで寝てるじゃん。ずるい。僕も入る!」
「私、リンがベットに入ることを許可しよう。」
「え~僕のベットなんだけど...」
「細かい男は嫌われるよ~」
「は~い。」
そんな会話をした後、二人でベットの中で今日まであったことを話したり、メイドさんが来たら黙ってベットの中に隠れていたりしてた。
「テア、リンご飯よ~降りてきなさい。」
「はーい」
お母さんが呼んだので下に行くとする。
ちなみにお母さんの名前はタニア、リンのお母さんはスーザンって言うんだ。
「リンご飯食べにいこっか。」
「えぇ~まだいいじゃん。」
「今日ってお泊り?」
「うん。」
「ならご飯食べた後にまた遊ぼ?」
「うん!」
リンと食べたご飯はとても美味しかったです。
なぜ木材をヒューリ家とノツワーク家の間にある小さな領地から買わないのかというと。この両家がとても仲がいいというのと、出荷される木材は品種改良によってまっすぐで塩害に他の木より少し強いという理由があります。