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放課後のフェチズムウォー  作者: 金髪先生
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1.プロローグ

初めまして。金髪先生です。不定期更新。エタるかもしれません。また素人なので文法とかいろいろ間違っているかもしれませんが温かい目で見守ってくださいませ。

なんか笑っていただければ幸いです。

「姉ェエエエエッ!!」

「妹ォオオオオッ!!」

 もうクラスメイトも毎度のことなので誰も叫んでいる変態を気にしようともしない。

 そう。例え変態の放った拳の風圧で軽いつむじ風が発生していても、我関せずという顔をして各々、本やスマホをいじっていた。

 そんな傍から見たら、シュールというか混沌というか学級崩壊とでもいうのだろう。クラス2-Jでは毎度のことながら、妹好きのど変態と姉好きのど変態が熱く拳を交えていた。

「なぜ!お前には妹の初々しい可愛らしさが分からない!?」

「貴様こそ、姉の素晴らしき包容力のある母性になぜ目覚めない!?」

 互いの拳と拳が交わる度に、教室の窓ガラスがビリビリと震える。

 というか以前までは割れていた。

 見かねた担任が自腹で強化ガラスに張り替えたのだ。

 各国のお偉いさん御用達の、防弾仕様の強化ガラスがビリビリと震えるということは、それだけ彼らの変態力が凄まじいエネルギーを伴い、物質に干渉しているのだ。

「「オラァアアアっ!」」

 再び固く握りしめた拳が衝突する。

 その時の衝撃波はさっきの交錯の時と比べ、一回り強く、生徒数名が吹っ飛ばされ壁に激突し大怪我……しなかった。

 教室の壁は柔らかいマット素材で出来ており、それこそ姉の母性溢れるような温かみのある包容力で生徒達を衝撃から守った。

 なぜこんなにも用意が周到なのか。

 それには、この学校—―私立神ヶ崎高校の校則にある。

 ~私立神ヶ崎高校は一人一人の生徒の思想を第一に尊重する~

 ~生徒諸君は互いに思想、意見を出来る限り尊重すること~

 という校則がある。

 限度があるが髪の色や髪形、服装などある程度は自由であり、また、部活動や同窓会が他の高校とは比べ物にならないくらい存在する。もちろん、教育施設も充実し、教師陣も優秀な教師ばかりなので、高い金を払ってでも毎年数多くの新入生がこの学校に入学するのだ。

 では、なんで教室の壁がマット素材なのかという問題に戻る。

 それはもう一つの校則が原因である。

 ~生徒諸君は互いに思想、意見を出来る限り尊重すること~

 そう、お互いの意見を尊重するのだ。

 しかし、人と人はどこかしらで意見の食い違いが発生するものだ。

 貧乳か巨乳か。

 金髪か銀髪か。

 縞パンか白パンか。

 気の合う友達でもこればかりは合わないということもあるだろう。

 最初は口喧嘩から始まったらしいが、いつからかこのような殴り合いになっていったのだ。

 最初は学校も問題視していたが、相手と双方の合意、不必要な怪我をさせなければOKという暗黙の了解ができた。

 そのため、この学校では生徒の安全面を考慮した設計になっていったのだ。

 さて長くなってしまったが話を戻そう。

 彼ら変態はどうしてこんなことになってしまったのか。

 それは6時間目の英語の時間に遡る……。

 

 

できるだけ早く続きを書きたいと思います。

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