第三回 本シリーズの年代と作品時系列(簡易バージョン)
これについて活動報告で挙げましたが、改めてこちらにも書かせていただきます。
以前から、どの辺りの年代なのか? という質問がありました。
勤王佐幕の争いをしているので、幕末ではないでしょうか? など。
実は、年代については余り考えていませんでした。
漠然と「江戸幕府が強いけど、だんだん斜陽を迎えつつある頃」というぐらいにしていましたが、今回ある程度の目安を付ける事にしたのです。
ただ、あくまでも歴史IFです。史実通りにはすすみません。
だって、一応このシリーズは「水滸伝」ですからっ!
ここは重要です。時流や登場人物のモデルなども、目安にしか過ぎませんので、ご了承下さい。
さて、その年代を決めるにあたり、幾つかの条件を設定しました。
1 幕府の力が強大な事
2 エンターテェイメント的に(清濁併せ持つ)巨悪がいる事
3 その巨悪が去った後、反動がある事
4 ifの選択肢が幅広くある事
5 知識人が外国の脅威に気付きだす頃
6 幕府と朝廷の対立がある事
7 幕末より前で、酒井忠清より後
以上の7ポイントを鑑みた結果、僕は「田沼時代」を選びました。
年号で言うと、明和4年(1767年)から天明6年(1786年)ぐらいです。
何故か?
田沼意次が好きだからですよ!
と、いう事もありますが――
幕府の力は強いですし、巨悪というか意次というカリスマがラスボスとしています。そして、意次が去った後は松平定信が登場。意次の息子・意知の生存、家基の将軍就任などのIFもある。鎖国の緩和とロシアとの交流、蝦夷地開発も開始され、朝廷との対立は定信の代に現れるので、その前段階を描く事が出来ます。
そして「幕末より前で、酒井忠清より後」というのは、ここを書くと先が短いのと先が長いですから。
以上の理由から、田沼時代を設定しました。
暴れん坊将軍や犬公方も書きたかったのですが、その辺りは諸藩の大名に代行させようかと思います。
最後に、作品群のざっくりとした時系列です。史実通りには進ませませんが、参考までにどうぞ。
1760年 天暗の星
※徳川家重隠居、徳川家治将軍就任、葛飾北斎・松浦静山誕生
17??年 死にぞこないの譜
1775年 小売り酒屋 鬼八~鯰のすっぽん煮~
※田沼意次老中就任、アメリカ独立戦争
1778年 狼の裔(前半三作)
中老 相賀舎人は揺るがない!!
※ロシア船蝦夷地へ来航
1779年 狼の裔(後半三作)
※徳川家基死去
1785年 不敗剣 千手~黒鬼仏弥不敗剣
※蝦夷地探検隊出発
(歪んだ時間軸) 異・雨月
鮎