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前は19話と20話だったのです

――第十九話 前書き――

「さて、六日ぶりの投稿だな」

『今回は覚えていたか』

「まさか! 確かめて言っただけだ」

『そんなこったろうと思った。よし、行くか』

「『ぱんつぁーふぉ―――――――っ』」

『今回はダッシュで伸ばしてみました』



――第十九話 後書き――

『前回思ったんだが、必殺技創らねえか? 厨二病的なヤツ』

「また、しょうもない提案を。さすがにそんなんじゃアクセス数アップにゃつながらんだろ」

『まあな。しかし! 技名叫びながらの強力な必殺技は、戦闘の醍醐味だろ?』

「大ゴミだよ。しかも臭いを放つ生系だ」

『おまえ、ほんと分かってないな。今のでまた敵を増やしたかもしれんぞ』

「もう、こうなったら毒舌はオレの本分だ。後書きでも突っ走ったる、ってそれって本来オマエの役目じゃね?」

『俺はパロったりボケたりしてるだけだ。暴走とか毒舌は全部おまえだろ』

「悪者オレだけかよ」

『そういう人間さ、おまえは。必殺技でやられちまえ』

「オマエがやられろ! うりゃ〈ギャバン・ダイナミック〉!!」

『ぬわわー! って何だその必殺技の名前。いくら何でもねえだろ、それ』

「この前、スーパーヒーロー大集合とかなんとかいう映画で、初代メタルヒーローとかいって宇宙刑事ギャバンが出てたんで思い出したんだ。衝撃的な必殺技名だろ」

『うーん、まっ確かにな』

「自分の名前言ってその後ダイナミックってハジケ過ぎじゃね? ま、オレは個人的に好きな必殺技だがな」

『おいおい、おまえに必殺技任せたら、本気の厨二病の方にボロカス言われそうだな』

「何を! 喰らえ! 〈(ギャバン) 大胆(ダイナミック)〉」

『意訳が過ぎるだろ!!!』

「ダメ? 厨二病的な表記にしたけど」

『ダメだよ! 意味ありげな漢字とルビになってねえだろ!! マジで厨二病に邪気眼喰らうぞ!』

「他にもあるぞ。〈銀河増量中(ギャラクティカ・マグナム)〉どうだボクシング漫画の金字塔だ」

『それも意訳が過ぎるだろ!』

「なろ、それなら名作中の名作だ! 〈俺拳(ライダーパンチ)〉!」

『ライダーキックなら〈俺蹴り〉かよ!』

「いや、〈俺飛び蹴り〉だ」

『似たようなもんだろ』

「だいたい厨二病とかネット言葉とか意味わかんねーんだよな」

『確かにW連発で草とか、なんだそりゃ? だよな』

「オレなんか、リア充の意味ちょっと前に知ったばかりなんだぞ。最初に聞いたとき思い浮かんだのは、リアルゴールド十本分か? って思ったからな」

『それじゃ鼻血出るだろ』

「うP主ってうなぎの妖怪的なノリに見えね?」

『目、腐ってねーか』

「ちなみにメンヘラは未だに分からん」

『メンヘラ? 何だろな、メンタルヘルスケアが必要な娘? 文脈からいうと近くねえか?』

「エ○ザイかよ。さすがに違うだろ」

『うーん、ならばメルヘンチック脳みそのヘンタイらめっ()

「自称ネット音楽家のブサメンとセッ〇スして、冷たくされたら騙されたって騒ぎ立てて相手を淫行で逮捕させそうな感じだな」

『ちょっとヤバい表現過ぎるか』

「メルギブ〇ンの映画をヘラルドシネマで見たとか」

『ぜんぜん関係ねえだろ!』

「よし、こういうときこそ、ググるか」

『それだけはおまえも使える表現だな』

「おっ、最初の予想近かったぞ。ネット掲示板のメンタルヘルス版コーナーにいるような人だそうだ。ヘラは元々ヘラーと伸ばしていたそうだ。シャネラーとかアムラーとかのような感じかな。何かけっこう古そうなスラングだな」

『どうなんだろ』

「謎がひとつ解けたところで、今日はこれくらいにしとくか」

『そうだな』

「『じゃ、また次回』」


 

――第二十話 前書き――

「行くぞ!」

『「ぱんつぁーふぉ――!」』

◆◇◆

『ようやく二文で終わったな、前書き』

「これで、少し楽になったかな」

『若いうちは苦労は買ってでもしろっていうだろ』

「オレ若くないし」



――第二十話 後書き――

「しかし、だいぶ投稿間隔が空いてしまったな」

『何やってんだよ』

「なーに、ちょっと定期健診で引っかかってな。要再検査だったんだが、その項目が肺レントゲンで結節影があるっちゅうことだった」

『なんだそりゃ?』

「つまり、肺のレントゲン写真にに影が映ってたんだ」

『えっ? 肺ガンということか。って、まずいだろ!』

「まあな。けっこう、びっくりしたぜ。まっ、ぜんぜん大丈夫だったけどな」

『どいうこと?』

「健康体ってことだ。ガン医療は生還率を高めるために、早期発見、早期治療だから疑わしきは再検査になるんだ。国だか厚生省だかの方針になるのかな? まっ、詳しく知らんが、企業などは定期健診でレントゲン検査の絨毯爆撃やってガンの発症者を見つけ出すんだが、小さいガン細胞はそんなんじゃ良く判らんからな。で、怪しい影が映ってる奴は精密爆撃するというわけだ」

『レーザー誘導でドカンか? ハイテク現代戦らしくなったな』

「爆撃はたとえだ、たとえ。実際はCTスキャンだ。ま、レーザーといえばレーザーだけどな。自分の輪切り映像見たぞ。で、影になってたのは、どうも肺の血管だったらしい。まだ確定じゃないけどな」

『確定じゃないとは、どういうことだ?』

「専門医が二人で見落としの無いようチェックするんだとさ。で、今日は呼吸器系の医師が一人だったんで後日ということだ。まあ怪しいもんは映ってなかったから、たぶん大丈夫なんじゃね」

『油断するな! ジャングル中では死んだベトコンだけが良いベトコンだと、カーツ大佐か誰かが言ってただろ』

「カーツ大佐は 地獄の黙示録 だろ。それはプラトーンかなんかのセリフなんじゃね。まあジャングル戦が描かれなかったフルメタル・ジャケットじゃねえな。同じ理由でグットモーニング・ベトナムも違うだろ」

『あのルイ・アームストロング――サッチモ――の名曲ワンダフルワールドを、何とか楽団がカバーした歌を流しながらの戦闘シーンだろ。AC―47だかAC―119だかのガンシップからミニガンかM61で弾丸ばら撒いてなかったっけ?』

「知らん。オレの記憶力がダメダメなのは貴様も知っておろう」

『まあな』

「オレが覚えているのは、フルメタル・ジャケットの冒頭のブート・キャンプで新兵とビリー隊長がダイエット運動するシーンくらいだな」

『ウソつくな!』

「じゃなくて、ブート・キャンプのランニングシーンで、卑猥なスラング連発で鑑賞に来ていたカップルが耐えかねて映画館から出てったことだな」

『さすがキューブリック。カップル、ザマミロだな』

「昔の話さ。ビリー・ザ・ブート・キャンプも古いけどな」

『ところで今、どんなダイエット流行ってるんだ?』

「さあ? ロングブレスじゃね。じゃなきゃTRFイージー・ドゥ・ダンササイズじゃね。深夜の通販番組でバンバン流れてるらしいぞ」

『なんだそりゃ? ロングブレスはまあ判るが』

「TRFのクレイジー・ゴナ・クレイジーとか寒い夜だから…とかで踊って痩せるらしい」

『バブリーなダイエット法だな』

「アムロの元旦那のサムなんか、松崎しげる以上に真っ黒らしいぞ」

『ジョグだかランだかしているオマエにゃ興味なしだろ、何で知ってんだ』

「夜、眠れなかったんだよ」

『ガンかも知れないってビビリ過ぎだっつーの』

「イヤ、まじで最近、クソ暑くなってきたのに、ゾッとしたね」

『おっ! これから暑くなるんだし怪談物いいんじゃね。書けよ。ホラーってけっこう流行ってそうだし。何かマホカルだかマダガスカルだか押してただろ』

「マダガスカルが何の関係ある。だいたい本文の後に長大な後書きやってて、そんなヒマ有るか」

『ならば、俺様が書いてしんぜよう』

「はあ? 軍曹が書くって、おまえオレの心の声とか言ってなかったっけ。結局、オレの負担だろ」

『冒頭は増水後に水量が落ち着いたの川のシーンだな』

「聞けよ!」

『変な物を見つけたオレは近寄った。堰に引っかかっていたそれは、奇怪な物体だった。普通ならば死体と表現すべき所だが、頭部が水を吸ったのか巨大に膨れ上がり、二頭身と見まごうばかりだった』

「そんな死体あるか!」

『一度も死体を見たことのなかったオレは、怖いもの見たさの好奇心からそれを覗き込んだ。

 水を吸ったせいか、はちきれそうなほど張り詰めたむき出しの手足は、まさしく色の抜けた白い肌で確実に死んでいることを実感させた。長くうつ伏せで日にさらされていたのか、背中側半分が乾いている。

 辺りには腐敗臭が漂い、吐き気を催させる。蝿がたかっているのは卵を産みつけるためだろう。アメリカの科学捜査の基礎データ収集で、経過時間における死体の腐乱化進行を記録するため、人間の死体を試験場に放置する実験の話を思い出した。

 早くここを離れたくなった。近づかなければよかったと後悔が頭の隅を掠める。

 と、どうした加減か、うつ伏せに水面に浮いていた死体が、くるりと反転して表をこちらに向ける。水面が揺れ、水を巻いた体の表面がびっしょりと濡れていた。

 そして、それは口を開いて言葉を発したのだ』

「いや待て待て待て」

『ぼくドザエもん』

「はあ? コラコラコラ!!」

『ぼくは二十一世紀の死者世界からやってきた水死体型ロボットなんだ』

「んな、ロボットあるか! 二十一世紀って現代だろ!!」

『よろしくね、ノービタ』

「ラテン系の名前かよ。なんか頭に貼ったら冷えそうだし」

『困ったことがあったら何でも相談に乗るよ。部屋の隅の押入れの中にぼくを隠してね。腐乱した臭いで家族や近所が騒ぐかもしれないけど気にしないでね』

「気にするわ! 警察呼ばれたらどうするんだよ! って、押入れの戸を少しだけ開いて顔半分だけで覗くな!! 不気味だろうが」

『困ったことがあったら、言ってね……』

「あのなあ」

『困ったことがあったら、言ってね……』

「……ドザエもん、ジャイ〇ンがいじめるんだ。助けてよ」

『任せてよ! ノービタ。四次元腹腔、このお腹の中には色んな秘密道具がいっぱい入っているんだ。ずぼっ』

「ずぼっ、って何の音だよ? 腹に手ぇ突っ込んだんかよ」

『呪いの五寸釘セット。実際に相手を死に至らせることができるよ。白装束に頭にかぶる蝋燭つき五徳が逝かすだろ。これでジャ〇アンを殺っちまえ』

「別の意味で怖いって、もう!」

『じゃあ、シスカーと結ばれる秘密道具なんかは?』

「んー、まあ、それなら……」

『じゃじゃん。願いをかなえるエイブ・ハンドぉ』

「はあ? 猿の手だろそれ」

『あれはモンキーズ・パーゥだよ』

「ち、それじゃどんな能力があるんだ?」

『ノービタは未来でシスカーと結婚できるようになるよ』

「マジかよ」

『疑うならタイム・マシンで未来に行ってみよう。ほら、あの学習机の引き出しがタイム・マシンの入り口になってるよ』

「ぎゃーっ。手がいっぱい出て手招きしてるじゃねえか! 怖えーよ。柄杓もってる手もあるじゃねえか。舟幽霊だろ、あれ! タイム・マシン沈むぞ」

『大丈夫、みんな気のいい奴だよ。インベ〇ダーイン〇ーダー歌ってみ』

「それ前にやっただろ」

『いいからいいから』

「うぉーううぉーううぉういぇーいいぇーいいぇいうぉーううぉーううぉういぇーいいぇいッ! ボクはインベ〇ダーイン〇ーダー。うおっ、ホントだ! 手首外側に曲げたぞ。キュキュキュキュ、って指九本もやったぞ」

『さあ逝くよ』

「字がヘンだーっ! 逝きたくない。カオル〇ん口調でいうな」

『往生しろや! タマ取ったー』

「って、この絨毯なんだよ。妙に白くて気持ち悪い触感だな」

『これがタイム・マシンだよ。人間の皮でできてるんだ』

「こら! ナチスかよ」

『ナチスはそんなことやってないよ。あれ、ナチスの否人間性を喧伝するための連合国のウソだから。ちなみにアンネの日記も偽作らしいね。ついでにいうとアウシュビッツのガス室にはガスを排出する構造がないんだって。どうやって死体を運び出したんだろうね』

「こら、ネットでそれは不味いだろ。エシュロンに引っかかったらどうする」

『国内だけだから大丈夫だよ、きっと。こんなバカな一般人に圧力なんかかからないし、ましてやモサドなんか絶対こないって』

「せめて南京大虐殺は無かったにしてくれ」

『あはは、今時あんなの信じてる人はアンポンタンだよ。バカチンのおまえでさえ論理的にどちらに整合性があるか判るんだもの。なんか別の意図や思惑で結論が先にあるヒト以外は、そんなこと恥ずかしくって主張すらできないよ。自分がバカだって宣伝するようなもんだからね』

「なんか、今日は一段と危なそうな感じなんですけどー」

『さあ、ついたよ。ノービタ』

「まだ、続いてたんかい」

『さあ、あれが君とシスカーの新居だよ』

「って、あれどう見てもゾンビだよ! シスカー死んでるよ!」

『あたりまえだよ。エイブ・ハンドは願いを本人の望まない形で実現するアイテムだからね』

「やっぱ、猿の手じゃねーかよ!」

『と、いうわけで今回も暴走しちゃったけど、バカチンの言うことだから、みんな怒らないでね』

「おまえだろ暴走したのは。沈黙シリーズ並に突っ走っただろ。セガ〇ルもびっくりだよ」

『どうか、このバカチンを見放さないでね』

「それは切に願う」

『ガンかも知れないって弱気になったか』

「んなことあるか!」

『じゃあ、またね』

「また次回、よろしく!」

◆◇◆

「これ、いくら何でもやり過ぎじゃね?」

『国民的マンガを……酷いヤツだなおまえ』

「オマエだろ! ふざけるな」

『オマエとオレは一身同体少女隊だろ』

「古すぎるし、だいたいそのキャッチコピー知らんだろみんな。それにいいとも少女隊と混同しやすいし、メンバーの名前もまるで思いだせないし、ジャニーズから圧力かかったとか、誰がそんなのわかるんだよ」

『さあ?』

「くぬやろ。渾身の突込みをさらりと流しやがって……」

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