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第十三話から十五話なのですよ、これが

――第十三話 前書き――

「前回短かったから連続投稿だぜ」

『どう見ても、あとがきの方が長かったからな。あとがき絶賛大暴走中』

「この、おまえが暴走させてんだろ」

『活動限界まで残り三百秒』

「活動限界越えて動くから暴走なんだろ」

『残り十秒』

「はえーな、おい! しかたない。ぱんつぁー あっ『活動停止します プチ』

◆◇◆

「この回はぱんつぁーふぉーってめずらしく叫ばなかったな」

『叫んでたのか?』

「はあ?」

『おれは適当に声あげてただけだぞ』

「な、なんだとー!」

『ウソぴょん』

「う、ウソぴょん?……」



――第十三話 後書き――

『しかし、おまえヒロインに冷たくないか?』

「そうか? こんなもんだろ」

『ふつうヒロインはめちゃくちゃ可愛く描くもんだろ。予言っ娘や侍女の方が良くないか』

「ケモミミはつけねえぞ。あれで十分カワイイだろ」

『クソっ、それにアホっぽいし』

「おれがあれくらいの歳の頃は、もっともっとアホだった。あれでも十分賢い。あれ以上はリアルじゃない」

『やっぱ、冷たいよ。ここはおまえが一番カワイイと思う理想の女の子を描くもんだろ』

「〇〇ちゃんのことか?」

『誰それ、有名人?』

「近所のパチンコ屋で働いている()だ。おれ的に世界で一番カワイイぞ」

『そんな娘、パチ屋にいるか!』

「いるんだよ!」

『糖質70パーセントオフ』

「不味〇ーんだよ! ってコラっ!! なに言わせる。あれはダイエット発泡酒的なもんだから多少は大目に見ろ」

『で、そんなにカワイイのか?』

「ああ、数年前だが、初めて見た時はリアル・クラ〇スかと思った。その時、たぶん十八歳くらいだと思う」

『ルパ〇三世カリオ〇トロの城のク〇リスか?』

「そうだ。どうしてこんな娘がこんな所にいるのか? って思った」

『だからパチ屋にいないだろ、そんなタイプ』

「いたからおれも驚いたんだ。まるで化粧っ気が無くて、色素が薄いタイプで髪が天然茶髪で肌の色がめちゃ白い。日焼けしないタイプだ。で、髪型にも気を使ってなくて、もろにクラ〇スかナウ〇カだ。鼻の形なんか確実にアジア最強だ。白系ロシアの血が入ってそうな凶悪なほどのカワイさだ」

『ほんまかよ』

「体つきはクラ〇スっていうより、ナウ〇カだな。しっかりしていて背筋が真っ直ぐ伸びている。動きがとってもキレイなんだ。勤務態度もまじめだぞ。化粧っ気の無さからパチ屋になんも関係ない人生を歩んできた感じなのに、そうやって望んでない仕事に就いているはずなのに、それなのに他の店員みたいにぼんやりせずに良く動くんだ」

『性格はいいみたいだな』

「望まぬ仕事に就いて腐ってた俺の十八の頃とは雲泥の差だよ」

『でも、世界一は無いだろ』

「いや、世界一じゃ足りない。宇宙一だ」

『おいおい、おじ様とでも言われたのか?』

「〇〇ちゃんが信じるならおれは空を飛ぶことだって、湖の水を飲みほすことだってできるのに」

『できねーよ』

「できるんだよ!」

『糖質70パーセントオフ』

「いわねーよ」

『今日、ノリ悪りーな』

「〇〇ちゃんは別なの」

『んー、タレントとかと比べてどうよ』

「広末〇子より上。上〇綾より上。もちろん上〇樹里より上。栄倉菜〇より上。ガッ〇ーより上。ノ〇チより上」

『デンジャ〇スのか?』

「ふざけるな! あと本〇翼より、最上〇ガより、日南響〇より上」

『なんかマイナーなの混ざってねえか? AK〇48なんかはどうだ?』

「あんな雑魚は、枕を並べて討ち死にだ。〇〇ちゃんなら、まとめて斬り捨てられる」

『おいおい、それまじーだろ。前回マジで殺されるっていったの、おまえだぞ』

「〇〇ちゃんなら無双状態で蹴散らせる」

『やべーって』

「梅田〇佳、横山〇衣、北原里〇、宮澤〇江など一撃で葬り。雑魚中の雑魚でゲージが溜まったところで無〇乱舞だ。大島優〇、マ〇ユ、柏木〇紀、篠田麻〇子、板野〇美だかなんだか知らないが神でも何でもねえ。全部吹き飛ばされて〇〇ちゃんが駆け抜けた後に、空からどちゃどちゃ降ってきて地面に倒れ伏すわ」

『むちゃ言い過ぎだ。おまえが暴走してどうする』

「それくらい〇〇ちゃんはカワイイんだ! あんな有象無象と一緒にするな」

『痛いヤツだなー、世間的には一般人の方が有象無象だと思うぞ』

「そんな事あるか、おれ的には〇〇ちゃんを中心に世界はある」

『天動説、地動説を越えちゃったよ。まあ馬鹿は放っといて、また次回。それからアンポンタンの言うことだから、タレントさんのそれぞれのファンさん許してね。あくまであいつの主観だし。じゃあね』

◆◇◆

「ちなみに〇〇ちゃんは爪も短くてネイルなんか当然やってねーぞ。働く人の手だ。カワイイだろ」

『なんか実在しそうだな』

「はあ? おまえ何言ってんの。〇〇ちゃんは実在するぞ」

『オマエの脳内にだけ棲息してんじゃねえのか?』

「おれの妄想みたいに言うな! だいたい棲息って文字へんだろ。野生動物みたいにいうな」




――第十四話 前書き――

「ふう疲れた」

『なに疲れてるんだ』

「ちょっと今まで投稿したヤツ編集していた」

『また、やってたんかい! 何でまた?』

「スマホから見たら、かなり読みにくくてな。まさかと思ってパソコン横書きで見たら、やっぱり見づらい。何でだと思ったら、字がごちゃごちゃしてる感じだったから、こりゃイカンと思って」

『最初から気づけ』

「パソコン縦書きで入力だと別に見難いとか思わなかったんだ。でも良く考えたらPDF縦書きモードで見るやつなんかいねえだろうしさ」

『そうか?』

「短編ならまだしも、連載だとモードに入るたび、一話の頭っからの表示になっちまうじゃねえか、誰がいちいち最初から表示させる? しおり機能もタブジャンプも使えねえのに」

『ま、確かにな』

「だから全面改稿だ。読みやすいように改行をしまくった。その上、三人称だから改行して主語が怪しくなる文は、彼とか彼女とか名前とか入れなくっちゃいけねえしな」

『だから一人称にしとけばよかったんだよ』

「一人称は難しいんだよ。人の目に触れるとこで初めて書くのに、そんな難しいことできるか」

『難しいのか? みんな書いてるだろ』

「一人称は独りよがりに陥るんだよ。客観性欠如はシリアスの敵だ」

『また出たよ、シリアス』

「なんか文句あるか」

『別にぃー』

「この、いつぞやの沢〇エリカかよ! 実はビッチでしたなんて最悪だろ。それだったら最初からエロ路線で行け。壇蜜を見ろ! いいよなアレ」

『単にエロい娘が好きなだけじゃないのか?』

「おれは羊頭狗肉が嫌いなの。グラビア時代は清純なイメージで露出が少なかったじゃん。それだったらソコでエロい水着見せろっての。体型崩れてからハミ尻とかヌードとかいらんわ」

『ああ、あのファッションショーのハミ尻エ〇カ写真か。うーん確かにドテっとし過ぎな尻だったな』

「だろ」

『ま、とにかくオマエの人格が最低だということは分かったから、そろそろ行くか』

「ちょ、ちょっと待て! 誰が最低だって」

『ぱんつぁーふぉー』

「こら!」




――第十四話 後書き――

『改稿~っ、改稿~っ、あ楽しいな~』

「んなわけあるか!」

『開○健』

「オ〇パ! ってなに言わすんじゃい」

『北海道は』

「でっ改稿」

『絹糸吐くのは』

「お改稿さま」

『かいこかいこ海砂利水魚の水行末』

「年末年始のご挨拶」

『あなたに送る夕張メロン』

「ホームランメロンはメロンのホームラン王」

『今日も元気だ、ごはんが旨い』

「あしたも元気だ、ごはんが旨い」

『文章下手だが、ごはんが旨い』

「駄文、駄文と今日もお肉がダブンダブン、ってコラ!」

『あきらめろ、オマエの駄文書きは確定だ』

「そんなの嫌だーッ」

『だから、改稿が止まらない、んだろ。キラン』

「なんかの題名か! 全面改稿は今回だけだよ。今回だけ!」

『だいたいオマエ、あとがきさえ改稿してるだろ』

「ちょっとだけだ。適当に書いて後でググったら違うじゃんてなるから」

『そのテキトーなとこだよ! あとがき改稿なんて誰もしてねえし、前々回なんか、あとがきの方が長かったし、斬新過ぎるだろ。どっちが本文だっつーの』

「あれでも削ったんだよ。最初は〈シャ〇が来る〉はフルバージョンでパロるつもりだったからな」

『えー、それは全部いこーよ』

「ふざけるな! 長げーってオマエも言ったじゃん。ヘタすりゃ本文の三倍くらいになったぞ」

『いいじゃねーか赤い感じで。三倍の性能のあとがきだ。内容とも合ってる』

「そんな赤さはいらん」

『まったく何が不満なんだかねえ』

「おまえが言いだしたんだろ!」

『そうだっけ? しかし、いつもネタ古くね』

「なんだよ、新しいのなんか知らんし、今のヤツは名台詞なんか出ねえような駄作品ばっかだろ」

『単に知らんだけだろ』

「イエス、プリキ〇ア!」

『開きなおったか』

「イエス、プリ〇ュア!」

『だいたい、それも結構古いしな』

「イエス、プリ〇ュア!」

『ロリ萌えか? オマエ』

「イエって、なに言わすんじゃい」

『勢いでいけよ』

「いくか! あやうく引っかかるとこだった」

『墓穴だろ』

「うるへー、だいたいおれはプリ〇ュアは好きじゃないんだよな」

『そうか? どこがだ』

「盛りヘアーが嫌い。なんで子供にあんなビッチヘアーさせるんだ。キャバ嬢かよってんだ。変身後なんか特に盛り過ぎだろ。子供は子供らしくだ」

『小悪魔アゲハとか前に流行ったからな』

「小悪魔アゲハとか名古屋嬢とか、どっちもビッチで髪盛り過ぎだろ。塔みたいに盛って神盛りとか言ってなかったっけ? 腐ってるだろやつら」

『なんかシ〇神さまが出てきそうだな』

「シャチホコ二本立てて名古屋城!」

『めちゃくちゃ盛ってそうだな』

「だろ。さ〇う宗幸に名古屋嬢盛り歌って歌わすぞ」

『歌わねーよ』

「鈴〇宗男にムネ〇ハウス建てさすぞ」

『とっくに建ってるし、強引すぎるだろ』

「鈴木〇男と河井継之助ってめちゃくちゃ似てね?」

『そんな幕末の端役扱いの長岡藩牧野家家臣なんか知ってるヒト少ねえって』

「変な顔だよな」

『コラ!』

「とにかく小学生をビッチ化させるようなヘアスタイルは止めろってんだ。将来エリ○様みたいな押しも押されぬビッチになったらどうするんだ」

『戻ったよ最初に。別に沢尻〇リカがビッチて決まったわけじゃねえだろ』

「あの女はビッチだ。ビッチビッチジャブジャブランランランだ」

『なんか楽しそうだな。でも、もし〇〇ちゃんがビッチだったらどうするよ?』

「ありえん! 〇〇ちゃんは天使の生まれ変わりなんだ。絶対にありえんぞ」

『はいはい、そうですね』

「気の無い応えだな」

『もう午前三時前だし、そろそろ寝なきゃな』

「明日も仕事だし、十一時過ぎまで働いてたしな」

『それじゃ、また自壊』

「次回だろ」

『自戒しろってことだ』

「くぬやろ。今回は静かだからって偉そーに」

『じゃーねー。今回も読んでくれてたらだけど』




――第十五話 前書き――

「やっぱ前書きは短くせんと不味いな」

『引っ張ると本文がぼやけそうだしな』

「本文を読んでいてくれてたら、だけどな」

『そこは言ってもしょうがない。信じろ!』

「いわしの頭も何とやら、だからな」

『よし、行くか』

「『ぱんつぁーふぉー!!!』」

◆◇◆

『ようやく、前書き後書きが本文殺しているんじゃねーか、って思い出したときだな』

「あはは」

『笑ってごまかすな』

「やっぱ、おれってバカ?」

『うむ、確定かな』

「いやだーーーーっ!」




――第十五話 後書き――

「軍曹、変なことに気づいた」

『何だ?』

「前回、イエス プリキ〇アとか景気よく連発したけど、後で気になってググったら、やっぱおかしなこと書いてた」

『またかよ、おまえホント後書きがいい加減だからな』

「子供、子供とプリ〇ュアのこと言ってたけど、設定調べたら中学生になってた。子供は子供だが、小学生高学年と思ってたからな」

『そうなのか』

「うむ。見た目が子供こどもしてるし、女児向けだから、てっきり小学生だと思ってた。おじゃ魔女ド〇ミと混同してたかもしれん。あれも中学生設定かもしれんが。しかも!!」

『なんだよ』

「ロリアニメだと思ってたら違うらしい。ググったらロリアニメのランキングってのがあって、そのランキングに入ってないんだ。2013年のロリアニメ一覧にも入ってなかった。コンビニとかでも映画の前売りチケットのポスター見かけるにもかかわらずだ」

『なんだそのランキング? んなモンまであんのかよ。腐ってるな~。さすがクールジャパン。ちなみにどんなんだ』

「ランクは一位から十位は

 パパの言うことを聞きなさい!

 織田信奈の野望

 ロウきゅーぶ!

 こどものじかん

 生徒会の一存

 生徒会の一存Lv.2

 愛してるぜベイベ★★

 もえたん

 えむえむっ!

 探偵オペラ ミルキィホームズ第2幕

 と、なってる。上から一位だ。ちなみに一つも知らん。ラノベ原作のヤツはかろうじて題名だけはわかるが」

『ダメすぎるだろ。だいたいこの<ロウきゅーぶ!>って何よ? 意味わかんねーぞ』

「オレもわからん。法の四角?」

『なんだそのサスペンス調は。だいたいキューブは四角じゃなくて立方体とかいう意味だったろ』

「そうか」

『たぶん老球部じゃねーのか?』

「なんだそりゃ」

『爺婆がゲートボールで全国制覇を目指す話だ』

「そんな話あるか! それロリアニメじゃねえだろ」

『ならなんだよ』

「目薬のファンクラブの略称だ」

『ロー〇Cキューブかよ! 根拠を言えっ!!』

「知るか!」

『じゃあ、えむえむっ! ってのは?』

「超マゾのロリで男にいじめられて喜ぶんじゃねえのか」

『そんな話、テレビでできるか! なげやりに答えるな』

「とにかくプリキュ〇はロリアニメじゃねえってことだ」

『つまり<大きなお兄さん>は、それ見てハアハア言って〇〇たーん、って悶えてないってことか?』

「気持ち悪いな。まあ、中にはいるかもしれんがムリだろうな」

『あっ、分かった! なら美少女アニメってジャンルだ。セーラーム〇ン的なノリだって聞いたことあるし、それだろ。ググってみろよ』

「おっ、有ったぞ。しかも美少女アニメランキングまである。しかしプリキ〇アは9位までに入ってないな」

『十位か?』

「知らん。スマホにはそこまでしか出とらん」

『ふーん』

「それにしても、ざっと内容の概要を閲覧したけどロリアニメといいながら、ほとんどヒロインは高校生だな。こどものじかんくらいか? 違うのは」

『おいおい、それくらいの歳だろ、本文のヒロイン。これロリ小説になるぞ、分類的にはよ。不味くねーか』

「年齢的には、そうだが。うーんロリ要素が足りなさそうだな」

『要素いっぱい入れろよ。人気出るかもしれんぞ』

「ほんと悪魔の囁きしか言わんな。まあ、そこらへんは予言娘にがんばってもらおう。もう少し話が進んだら登場シーンが増えるはずだ」

『おまえ、ロリ要素は出しても気にしないのか? 何かと俺の提案を蹴りまくるくせに』

「おまえはモフモフにこだわり過ぎだ。ロリ要素は世間が過剰反応し過ぎているだけで、たいしたことねえだろ。こども出たらすぐロリ扱いっておかしいだろ」

『そうか~』

「例えば、何年か前に芦○愛奈ちゃんが番組の中で久本○美のチクビームの連発やってただろ。子供に下ネタがどうのこうのって批判されたけど、あれなんかそういう考え方をする方が、あたまの中がそうなんだよ。やってる愛○ちゃんもやらせている周りも、んなことがロリエロに繋がるなんて考えてないし、意識もしてないだろう。なんで女児がチクビームやったくらいでロリエロ要素になるんだ? そう考える方が気持ち悪い」

『あれだなガーター勲章みたいなもんか』

「邪まなる思いを持つ者こそ、その体現者だ。裸の王様だ」

『子供は素直に裸は裸と言うか』

「昔は違ったぞ、みんなそんなこと意識してないからな。今では絶対放送コードに引っかかりそうなものが普通に有ったしな。ピノコなんかパンツ見せまくりだ」

『手塚先生の作品じゃねえか』

「もっとすごいのもあるぞ。例えば<あのねのね>の歌だ」

『あのねのね? 誰だそれってならねえか』

「いわゆるフォークデュオだな。今で言う<ゆ○>や<こぶ○ろ>といったところかな」

『思いっきりウソ言うなよ!』

「そのあのねのねの歌に<パンツ丸見え体操>ってのがあったんだ」

『曲名からしておかしいだろ』

「まあな。で、これがどういうワケか平日の午前中にある子供向け番組の歌コーナーでも出てたんだが、たぶんポンキッキだと思うが記憶が定かじゃない。ひょっとしたらピンポンパンかまったく違う番組かもしれない。まさか某教育テレビの子供の歌ってことはないだろうが」

『それが放送コードに今なら引っかかるってーのか?』

「昔はそんな邪まな事は見ている人間は意識しなかったから、平気で放送されてたけど、今なら確実に引っかかるだろうな」

『どんなんだ?』

「歌詞にそった実写映像を画面に流しているんだが、その何番かの歌詞に

 まゆみちゃんのパンツは苺のパンツ

 るみこちゃんのパンツは人参パンツ

 みーこちゃんのパンツはキリンのパンツ

 えりかちゃんのパンツは白熊パンツ

 と、あるんだが、そこで女児や児童のスカートが風やら自分の手でめくられてパンツを見せるんだ」

『確かにヤベーな』

「ただな、最後の何番目かの歌詞で

 たかこちゃんのパンツは水玉パンツ

 と歌われた後

 いくよちゃんのパンツは3センチパンツ

 と、あるシーンの映像ではお姉さんがパンツを見せているんだ、正面からどーんとな」

『は?』

「続く歌詞は

 そのこちゃんのパンツはすけすけパンツ

 で、そこは何と透明ビニールのスカートを履いたお姉さんが、ヒップをちょっと突き出す映像だ」

『なんだそりゃ! エロいだろ』

「この二つの大人パンツのシーンは、たぶん同じお姉さんだったはずだ。同じ体形で同じパンツだった気がする」

『よく覚えてるな、おい』

「だから、子供のパンツシーンはほとんど忘れている。最初っから気にしてないから記憶も薄い。しかし、お姉さんのパンツはそれに比べたらハッキリしているってことだ。子供心に感動したのを覚えてる」

『何が言いたい?』

「つまり、子供のパンツなんてくだらないんだよ、どうでもいいことだ。あの頃のオレはカッコつけで女の子のスカートめくりをしたくてもできなくて、その憧れていたスカートめくりの映像を見ていいなあと思ったにも関わらず、お姉さんのパンツの前には全てが霞んだんだ。しょせん子供のパンツはエロくないんだ。それを少年時代にオレは悟った」

『熱く語るほどのことか?』

「それ以来、同級生のスカートなぞめくりたいなど思わなくなった。オレはお姉さんのパンツが見たかったんだ」

『たんなるエロガキだろ!』

「実際にはやってねえよ」

『やってたら、変態少年だろ』

「やかましい! サナギマンからイナズマンになったるわい」

『ひらきなおるなぁ。サナギマンだけに中身ドロドロ?』

「ヒトをコレステロールたっぷりの血液みたいに言うな! 余分三兄弟か‼」

『しかし、3センチパンツなんて今ならちっともエロくないな。A○Bがグラビアででも履いてそうだぞ』

「うーん、確かに。今ならお姉さんのパンツはTバックだな」

『って、それじゃタモ〇倶楽部のエンディングだろ』

「ま、子供番組の歌のコーナーは絶対ムリだな。そもそも子供のパンツ自体が条約に引っかかりそうだ」

『たららったたらたらたらーらーらー』

「こらオレは一緒に腰振らねーぞ。レゲエダンサーみたいにぷるぷるするな!」

『また次回』

「ほんとにエンディングかよ」

◆◇◆

「男が腰振って楽しいか?」

『振ってるほうは楽しいんじゃね』

「ヒト事みたいに言うな、おまえのことだろ」 




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