五話と六話だったんだよ、以前は
――第五話 前書き――
「ようやく主人公の戦機人がまともに登場だ」
『うむ、よかったな』
「みんな今日はステーキよ♡」
『ミ〇トさんか? 古くね』
「最近の知らないからな」
『よし行か』
「おう」
『「ぱんつぁーふぉー」』
――第五話 後書き――
「よし、次回は主役ロボ大暴れだ」
『ほんとか? しょぼく暴れるだけじゃねえのか』
「確かにシリアスだから無茶苦茶なことはやっとらんな。ま、がんばるさ」
『めせせ めざせ がんばれ一等賞 つづけ つづけ 負けるなよ! ハッ‼』
「古ッ!」
『ま、ネタだからな。で、やっぱハーレムは好きだろ?』
「現実のハーレムマスターなら可だな」
『最低だな』
――第六話 前書き――
『なんか帝国の艦長の回想多くねえ?』
「まあな。設定小出しにしないとさばききれないからな」
『詰め込み過ぎだろ』
「そういうの好きだからな」
『だから駄文っていわれるんだよ』
「オマエだけだろ!」
『読んでる人、いないからな』
「くぬやろ……行くぞ!」
『「ぱんつぁーふぉー」』
――第六話 後書き――
『編集で説明、削ったな』
「オマエが駄文っていうからな」
『別に俺は駄文、好きだぜ』
「ほんまかよ」
『むしろ信仰しているといっていい』
「ウソつけ」
『ならば、信仰告白の演説をしよう』
「何言ってんだ?」
『諸君 私は駄文が好きだ』
「おい」
『諸君 私は駄文が好きだ』
「おいおい」
『諸君 私は駄文が大好きだ』
「おお~い」
『冗漫文が好きだ
過剰文が好きだ
短絡文が好きだ
蛇足文が好きだ
妄想文が好きだ
自慰文が好きだ
卑下文が好きだ
自愛文が好きだ
破滅文が好きだ
脳内で 教室で 会社で 自室で ネットカフェで ホームページで ラノベで 賞投稿で 自費出版で 小説家になろうで』
「こらこらこらーッ!」
『この地上で作成される ありとあらゆる蒙昧なる文章が大好きだ』
「まだ続けるか?」
『ロリものを投稿する自宅警備兵に キレた親父のバットが轟音と共にPCを吹き飛ばすのが好きだ』
「それまずいだろ!」
『空中高く放り上げられたフィギアが さらなる効力射でばらばらになった時など心がおどる』
「フィギア関係ねえだろ!」
『粉砕された黒森峰ティーゲルを見てアハハアハハと力無く笑う姿が好きだ』
「フィギアってガールズ&パンツァーかよ」
『悲鳴を上げて壊滅した自室から飛び出してきた自宅警備兵を
残りの家族全員が冷たい視線を浴びせ倒した時など胸がすくような気持ちだった』
「シャレになってねえぞ、こら!」
『誤字をそろえたネット投稿の横書きが文の意味を蹂躙するのが好きだ
客観性を欠いた初心者が すでに意味不明の文章に妄想に妄想を重ねてぶっ飛んでいる様など感動を覚える』
「おまえ絶対バカにしてんだろ」
『敗北主義の自己卑下の自嘲が羅列される様などはもうたまらない』
「オレか? オレのことなのか?」
『泣き叫ぶ主人公の一人よがりが嘲笑を浴びているとも気づかずに
次の場面の悟った決めゼリフにモニターの前で読み手がばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ』
「オレはそんなこと書いてねえぞ」
『哀れなランキング外作者たちが雑多なテーマで健気にも読み手を増やす努力をしているのを
神ランクの異世界チートハーレムが 百人まとめたお気に入り数ごと木っ端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える』
「ちくしょう! どんな絶頂だっていうんだよ!!」
『擬音ばかりの文章で脳を滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった文語体が 蹂躙され高尚さの欠片も無いほど犯され殺されていく様は とてもとても悲しいものだ』
「意味わかんねえー」
『多くの人気作の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
まったく誰にも相手にされず 害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ』
「うるせ! うるせ!! うるせ!!!」
『諸君 私は駄文を 地獄の様な駄文を望んでいる
諸君 私と同じ零細投稿者諸君
君達は一体何を望んでいる?
更なる駄文を望むか?
情け容赦のない糞の様な駄文を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鵺 を殺す 嵐の様な壊滅の文章を望むか?』
「えっ? オレが言うの……駄文愛!! 駄文愛!! 駄文愛!!」
『…………』
「…………なんだ、この間は?」
『よろしい ならば駄文だぁ』
「なんでそこだけ志◯けん? 超メジャー過ぎるだろ!」
『我々は慢心の力をこめて今まさにクリックしようとするマウスだ』
「周辺機器は大切にしようね」
『だが この暗いランク外の底で半世紀もの間 耐え続けてきた我々に ただの駄文ではもはや足りない!!
大駄文を!! 一心不乱の大駄文を!!』
「なんじゃそりゃーーーーーッ!!!」
『我らはわずかにゼロポイント集団 千人の閲覧者に満たぬ敗残兵にすぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私とで総ポイント数ゼロプラスゼロでゼロの軍集団となる』
「ふざけるな! ゼロがゼロでゼロかよ なに言ってんだ、オレ?」
『我々をランク外の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
人気の虚飾をつかんで引きずり降ろし 昔の自分を思い出させよう
連中に意味不明の文章を思い出させてやる
連中に我々の妄想の行き着くところを思い出させてやる
天と地のはざまには 奴らのチートでは思いもよらない展開があることを思い出させてやる
発専任の評欠鬼の戦闘団で
世界を萌やし尽くしてやる』
「どんな萌えだよ!」
『悔悟の文体 尊大に遺憾の意より 全妄厨変態へ』
「そんなアホな態度あるか! ッて、全 妄想 厨二病 変態?」
『第二次ゼロレビュー無し化作戦 状況を開始せよ』
「んなこと言ったってレビューなんか誰が書くんだよ? しかも第二次なのか」
『逝くぞ 諸君』
「こらこら、どこにゆく」
『で、元ネタを知らない人は、少佐演説でググれば分かるよ。HELLSINGでも出るかな。ちなみにオリジナルの方だよ』
「急に戻ったな! まったくもう。全部冗談だからね。自宅警備兵のヒト怒らないでね」
『心配するな、誰も読んでない作品のあとがきなんて、なおさら誰も読まん!』
「くぬやろ」