二十三話どすえ
『しかし、おまえ三話続けて主人公が出てねーぞ』
「うーん、いんじゃね。故栗本薫先生のグインサーガなど二、三巻かそれ以上、主人公のグインが出てなかったはずだ」
『えっマジ?』
「マジ。消えた主人公だ。ミステリー書く人はやっぱ違う、斬新だ。揶揄じゃねーぞ、マジだからな。常識なんぞ犬にでも食わせろ」
『しかし、また畏れ多い方を引き合いに出すな、おまえ。そういや世界最長編のまま未完になったな』
「物故されて完全エターナル化してしまったしな」
『おまえもあんまり際限なく構想広がらせると未完のまま、ってのも有り得るぞ』
「うーん、ウルトラアリエール」
『洗剤か!』
「部屋干ししても臭わない」
『ちゃんと外に干せ』
「排ガス吸ってよけい臭うらしいぞ」
『そうなの?』
「しかしオレは健康に気を使ってるし、何より頑健だからな。車に跳ねられても大丈夫だぞ」
『おいおい、跳ねられたんかよ』
「数回、子供の頃な」
『マジっすか?』
「軍曹おまえオレの心の声だろ、脳内検索してみろ」
『うわっ、跳ねられて空飛んでる』
「アレを見ろ!」
『鳥だ! 雲だ! 飛行機だ! いや』
「オレだ! オレだ! オレだーーーーっ!」
『シャレになってねーぞ! しかも空を飛んでアスファルトに落下で何で無傷なの、オマエ』
「頑丈だからな」
『人間かよ』
「妖怪人間だ」
『早く人間になりたーい』
「ノルな!」
『理不尽過ぎるだろ』
「そういや ぱんつぁーふぉー の方でちょっと書いてるけどショコ〇ンのアニアカにリクエスト送った話し」
『ちょっとじゃねーだろ。何か後書きのそのまたコメントみたいなの、めちゃくちゃ長くなってるだろ。バカじゃね、どんだけネタひねり出してんだよ、おまえ』
「苦しんでるんだけど、何か出てくるな。今回もまたダラダラ長くなりそな予感が……」
『こまったヤツだ。そんなに書き殴っても誰も読んでねーかもしれんぞ』
「失敬な! ポイントが三倍になってるだろ。6から18だけど」
『それ、ぱんふぉの方でやっただろ、赤いやつ』
「ぱんふぉ、って何だよ? 略すとちょっとエロくなっちゃうじゃんか」
『パンツはパンツでもパンツァーだからいいだろ。パンツのロマンも前に語っただろ』
「そういやアニアカで以前、クリィミーマミの敏感ルージュ流れてたな。うむ、昨今の腐った炉利アニメより、ずいぶん健全でかわいらしい主人公だよ、マミは」
『あのな』
「どうした」
『いや、いい。ドッペルゲンガーのおれを疲れさすな』
「おまえドッペルゲンガーなの? まっいいか、それでクリィミーマミが三十周年記念だとかいってたんだ」
『流すなよ! ドッペルゲンガー見たらしばらくしたら死ぬんだぞ』
「根拠の無い戯言を抜かすな。あんなもん信じる奴、今時いるもんかよ」
『このリアリストが! つまんねーんだよ、ファンタジー書くな』
「SFファンタジーだ。魔法は苦手です。考えるのがメンド臭い。剣なら簡単リアルに想像できるけど、魔法のリアルな想像は苦痛が伴う」
『なんでだよ、みんな普通に書いてるだろ』
「ゲームとかアニメの映像でも頭に浮かんでんじゃねーの。オレは自分の感覚とかけ離れたものを想像する時は、細部まで丹念に作りこんできっちり動くようにするからな。臭い、音、手触りとか想像エンジンでこねくり回さねえといいものができそうにない。正直、なろうの魔法は臭い、音どころか映像すら脳内に浮かばないな。ざんねんだよ」
『おまえの好きなファンタジーって正真正銘のハイファンタジーだからな』
「なろうではエセ・ハイファンタジーすらなかなか見つからんしな」
『クリィミーマミはいいんかよ』
「アニメだと映像そのまんま有るしな。あれは単にユウちゃんが可愛いだけだ」
『ロリかよ! どこが可愛いんだ』
「いつも同じ服」
『おい』
「おかっぱに近いような、単なるショートの髪」
『おいおい』
「足がちょっと太め」
『おーい! どこが可愛い要素だよ』
「エロさがまったく無いところ。最高だろ。アニメの未成年女子の主人公が女おんなしてたら嫌じゃねーか」
『そこはどーなのよ』
「オレはビッチは嫌いなの。ビッチ化を推進してるような髪型とか格好とかさせるな、ちゅーの」
『プリキュアの時も似たようなこと言ってたな。心配しなくても、女はみんな大人になると半数はビッチ化するだろ』
「いやな世の中になっちまったな。盛りヘアーなんかしてたらオレは萎えるのになー」
『モリモリいいじゃねーか。キャバ嬢のアイデンティティーだよ』
「モリモリモリモリ森末慎二」
『なんだそれ?』
「萎えるだろ?」
『確かにそーだけど』
「ウン〇モリモリ森三中」
『超ー萎える⤵って、コラ! ウ〇コつけるなよ、失礼だろ。だいたいどこら辺がウ〇コなんだよ』
「顔?」
『ひでーーーーーーーーっ!!! 言いすぎだよ!』
「別にオレが言ったわけじゃねーよ。どっかで聞いただけだよ」
『本当か? 脳内検索するぞ』
「するな!!!」
『ホント酷い奴だな』
「それは自分でも思う。まあ、〇〇ちゃん以外はみんな同じだから言葉のノリで言っただけなんだけどな」
『島田〇介みたいなこと言ってると、なろうで乾されっぞ』
「うーん」
『ハイ反省』
「反省って、オレは猿回しの猿かよ」
『似たようなもんだしな。今回はこれくらいでいいだろ』
「くぬやろ……じゃ次回な」
『バイバーイ』
◆◇◆
「男の子と違◯女の子って〜 好きと嫌いだけで普通◯ないの〜 だけど好き◯なったら 幾つかの魔法を見せ◯わ 本当よ〜」
『おいおい』
「そーおよ 女〇子のハートは 星空に月◯小舟 浮かべ 夢を探す◯ともできーる デ◯ケートに好きして デリケ◯トに好きして 好きして 好きして」
『魔法の天使かよ』
「やっぱ昨今の魔法少女ものとは違うわ。オープニングの歌からして段違いだろ。何が女の子も戦いたいだ。ファンには申しわけないが月とスッポンだな」
『マジでここはお前がケンカ売るコーナーかよ! プリ◯ュア ファンに殺されるぞ。ドキドキ プリキ◯アだってカワイイだろ』
「なら現行プリキュ◯の歌やって見せろよ」
『ハピ〜 ゴー! ラッキ〜ガール ! プリキュ◯ !イェー 世界はまるでメリ◯ゴーランド! 愛で回◯よスリートゥーワン! キラめい◯エブリデイっ ドキドキ プ◯キュア〜 新しいっ服◯着てっ初めて〜の道歩く トキメ◯景色に おハロー! ハローハロー』
「もういいだろ」
『うーん。それぞれ心で判断すればいいんじゃないかな』
「歯切れ悪いな、ハッキリ言えよ‼」
『言えないの〜言えないの〜ハイ‼』
「『パイパイパイポパイパイポピー』」
「何言わせんじゃー!!!」
『かなり古かったな』
「いいか! 世界には厳然たる現実と言うものが有るんだよ。知れ!! 」
『何が言いたい』
「ユウちゃんが一番カワイイと言う事だ!!」
『どわ〜〜〜っ』
「次点でモモ、その次にエミか? ペルシャって魔法少女だったっけ?」
『全部古ィーだろ』
「昔の方がカワイイんだよ」
『今のだってカワイイのあるだろ』
「それって三十年後にアニバーサリーあるような作品か?」
『それはキビシイかも』
「それみぃ」
『お前、偉そうな事いってるが、マミの歌の題名間違ってたじゃねーか』
「アレかBIN・KANルージュを漢字表記しちゃったヤツか」
『おう。真のファンなら間違わないだろ』
「まあ、オレの記憶力だからな。さすがに重症のショコ◯ンにはかなわん」
『言うほど好きじゃねーだろ、おまえ』
「そんなことねーぞ……たぶん」
『怪しいな、って待てよ! 30thアニバーサリーってマミのこと言ってたな。ショコタ◯って何歳だ?』
「そういやブルース・リーが好きだったり年代的におかしいしな。歳の方は……ん〜、放送時に物心ついてたとしたら」
『30+α』
「まさかのショコタ◯36歳処女説」
『またファンが知ったら殺されそうなこと言うなよ。処女は関係ないだろ。あっ、ググったら最近なのかイケメンボクサーと付き合っているらしいぞ。ついでに24歳になってるぞ。おおかたマミはDVDとかで知ったんだろう』
「暴言はオマエが言わせてるんだろ‼ 今回は。それと処女かどうかは知らんが、男と本格的に交際してない、とか自分で言ってなかったっけ? えっ? イケメンボクサー? うーんイケメンじゃねーだろ、このくらいなら」
『知らんわ。だいたい統計で三十七歳までの処女率が40パーセント弱とあるぞ。ショコ〇ン処女でもまあ、おかしくないわな』
「どこの統計だ?」
『知らん。総務省か厚生省じゃねーの。だいたいおまえも〇〇ちゃんとか言ってねーで、そこらへんの女の処女率下げたれよ』
「ンナめんどくさいことするか! そいつらがオレに惚れたらどーするんだ」
『誰がおまえになんか惚れるか! 身の程を弁えろ』
「くぬやろ」
『だから膜破ったれ。ストライク・イーグルと化すのだ! だがスマホが使いこなせるようにならなければ、電子戦仕様のEが付かずにストライクできないぞ。使い方完全に覚えろよ』
「知るか! ストライクなんかしなくていいんだよ」
『困った奴だ』
「おまえがな」