にじゅうなの★
「しかし暑いな。やっぱ地球温暖化の影響か?」
『もともとオマエの脳は溶けてるから平気だろ』
「まあな、ってオイ! まあ、そのうち極地の氷が溶けて陸地が海に沈むかもしれんな」
『なんか、それウソだって聞いたぞ。北極の氷が全部溶けても海面は上昇しないとかなんとか』
「アルキメデスの原理だろ。コップの中の氷が溶けてもコップから水はあふれない、ってんだろ」
『言われてみれば確かにそうだよな。温暖化恐れるに足らず』
「確かに北極の氷ならな」
『へ?』
「南極の氷が溶けたら海面はめちゃくちゃ上昇するような気がするぞ。下にあるのは大陸だからな」
『そうなのか?』
「縄文大海進ってあるだろ。日本のその時代の海岸線は海の中の、今よりもずっと沖合いにあるってやつだ。つまり縄文時代は今より海洋の面積は小さかったんだ。温暖期に入って氷期の氷が溶けたせいだな」
『しかし、氷河が溶けても陸地面積はそんなに変わらないって』
「それは北欧とかの話だろ。あそこらは上に載っていた氷が溶けて、重しが取れたせいで陸地が隆起したんだよ。縄文大海進と北半球の氷河の縮小は時期を同じくしているぜ」
『それじゃ地球温暖化ってマズイんじゃねえの?』
「まあな。少なくともツバルは沈むな。他にも島内部の水を蓄えた地層の問題とかもあるらしいけど」
『炭酸ガス排出減らせよ。人類滅ぶぞ』
「温暖化の原因は人類の活動とは無関係って主張もあるけどな。でも、あやしいなそれ、たんに経済活動に足かせをはめられたくないだけのような気がする。どっかから金もらってねーか?」
『そりゃ研究には金いるだろう』
「まあな、しかし、金、金、金か。金にならねえ、閲覧者さえもロクにいねえ、そんなネット小説書いてるオレってなんなの?」
『そういうな、バカは死ななきゃ治らないっていうしな』
「バカかよ、オレ」
『うむ』
「ふう疲れたな、書くことに……」
『力入れすぎだろ。だからカルークいけってんだよ』
「いまさらムリ」
『だったら文句いうな』
「ちょっと疲れたんだ。こんなことやってて何になるのかな? そう思うとな」
『そんなこと最初からわかってただろ。チーレムどころか魔法さえも出ないのに、小説家になろうで誰が読むのかって』
「でも、アクセスさえほとんどついてないんだぜ。ヘタすると二、三人しか閲覧してくれてないかもしれねえんだぞ」
『泣き言いってイヤイヤ続けるくらいならヤメちまえ! エタれよ、この小説エターナル化してしまえよ。塩漬けろ』
「うおぉぉぉおおっ! 言いたいこと言いやがって、喰らえ空手チョップ!! チェストー」
『何を! イナヅマ・レッグラリアット、うりゃ』
「デトロイト・スタイル・ジャブだ。こんにゃろ」
『ココナツ・クラッシュ。どすこい』
「なろボボ・ブラジルなんて誰が知ってる。ドロップキック!」
『それがどうした、原爆頭突き』
「何で大木金太郎なんてマイナーすぎるだろ。喰らえジャーマン」
『鉄の爪』
「ウォー〇マンか!?」
『フリッツ・フォン・エリックだ』
「誰だよ、それ!」
『それ地獄突き! どしゅ。ぷしゅるるるるるるるる~』
「ぐはっ……ちくしょう、こんにゃろめ。ヤメたるよ! オレは小説書くのなんか向いてないよ! やめてやらー。それでいいんだろ」
『おまえそれでホントにいいのか?』
「てめーが言いだしたんだろ! 誰も読んでくれない駄文なんて書いてて楽しくなんてないやい。ヤメてやらーッ」
『おまえそれでどうやって生きていく。働いて飯くって寝るだけで生きているっていえるのか?』
「動物はみんなそうだ」
『それが人間の生き様か?』
「つまんねえもんはつまんねえんだよ」
『おまえ小説が好きじゃないのかよ』
「知らねえよ」
『物語が好きじゃないのかよ』
「関係ない、過去のことだ」
『希望を捨てない限り終わらないだろ』
「うぁああぁぁぁああっ」
『……』
「安〇先生……小説が書きたいです」
『ホーホホホ、って誰が〇西先生だ!!』
「世界が終〇前にー 聞〇せておくれぅれよぉー 満開の花がぁー 似合いのぉー カタスト〇フィー」
『えっ? やっぱ滅亡するの人類。二酸化炭素排出減らせよー』
「誰も〇望みながらー 永遠をぉー信〇なぁあーい」
『こら! 寸劇パロは俺の特許だろうが』
「〇〇ちゃーん! 永遠を君にーーーぃ!! ずっと愛してるぅぅぅぅぅ!!!」
『ロクに口利いたことないくせに』
「それをいうなーーーーーっ」
『じゃ、また次回』
◆◇◆
「ちなみに最初はあのくだり違う展開だったんだよね」
『どんなんだ?』
「やってみるか」
『希望を捨てない限り終わらないだろ』
「うぁああぁぁぁああっ」
『……』
「安〇先生……バスケがしたいです」
『ホーホホホ、って誰が〇西先生だ!! っていうか小説じゃなかったんかい。勝手にヤレよ、バスケ。3ポイントシュート決めてみろよ』
「な、これじゃ、オレの物語への愛が伝わらんだろ」
『は? そんなもん有ったんかい』
「有るに決まってるだろ」
『ふざけた後書きがパレードしていてよく言うよ』
「後書きの宣教師なんてな」
『みなさんここにアホがいますよーーーーーーっ!』
「ファンタジー仕様のジョークだよ」
『駄洒落だろ。おっさんだからな、んなことを思いつくんだ』
「うるへー」
『ところで、おまえこの後書き集が10ポイントの評価点入ってたって知ってたか? 本文の方より評価高いんだよな』
「な、なにーーーーーっ! そんなバ……」
『おっさん! バナナって言うんじゃないだろうな、オイ!!』
「そんなバリスターーーーーーーーッ!!!」
『何だよそれ!? バしか合ってないだろ。コーヒーでも淹れるんかい!』
「弩弓DQNーーーーーーーーーん!!」
『城壁でも壊すんかい、こら!』
「ファンタジー仕様のジョークだい、破壊力あるだろ」
『攻城兵器出すな!』