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4.愛が生まれた瞬間

本作では、

愛情に飢えている2人の嘆きを

テーマにした、

心痛い、でも、なんだか、暖かくなる

ヒューマンラブストーリー、サスペンスで

お互いの傷跡、嘆き、生い立ちのせいで、

交差する恋愛が描かれている


カーテンを開け、朝の日差しを浴び、

サクの熱がないか、気にしながら

テレビを点ける......


「サク、熱何度だった?」


「37.5分.....」


「まだ、微熱だね......」

「おかゆ作ったから、食べて」


「うん.....」


キッチンに行き、サクの為に

作った、おかゆをお椀に、よそい

サクの前に置く......


「食べて....」


「食べれない.......」


「嫌いなの?」


「そうじゃなくて.....」

「両腕が......」

「動かない......」


すぐに、わかった......


「食べさせて、欲しいのね....」


サクの口元に、おかゆを持っていくと、

ゆっくり、食べはじめる.......


「食べれるじゃん......」


一瞬、オトの方を向きながら、

ゆっくり、食べはじめるサク.........


「美味しい?」


コクリと、うなずく


サクが食べてる間に、お風呂を沸かしに行き、

買ってきた衣服を風呂場の、

近くに置き、準備する...


サクが、オトを呼びはじめ、急いで、サクのもとへ向かう


「どした~?」


「食べたよ....」

「美味しかった....」

「ありがと.....」


「それは、ありがとう.....」

「サク.....」

「サク、お風呂入っておいで.....」


「うん.....」

「でも、頭洗って、欲しい.....」


「いいよ....」

「終わったら、教えて.....」


「うん....」と小さく呟きながら、風呂場に向かう

サク


そこに、電話が鳴りはじめる

友達のリナからだ


彼女は、オトの幼馴染みで、チャラく、

かなりの男好き、彼氏のまえでも、

好みの、男性が居ると、

本気で口説き、彼氏によく、怒鳴られているが、

根は優しい友達


「なした?」


「久しぶり~!」

「今日さ、みんなで鍋パしよ!」

「オトの家で」


「あー、いいね!」

「だけどさ、今」

「風邪引きさんが、居るんだよね......」


「なに、それ!」

「男?女?」


「男.....」


「なに、彼氏?」

「それとも、友達?」


「どちらでも、ない.....」


「なに、どちらでもないって(笑)」

「意味わかんないんですけどー」

「イケメン?」

「可愛いの?」


「あのさ、風邪引きさんは.....」


「風邪引きさん、じゃなくて、名前教えてー」


「サク.....」


「サク!」

「とりあえず、見に行くわ!」


「見に行くって、物じゃない.....」

「それに、サクは人見知りだから、そっとしておいてほしいの.....」

「風邪引きさんだし......」

「少し熱もある.....」


「オッケー、オッケー!」

「とりあえず、何か、買って、」


すると、サクが、オトを呼ぶ


「リナ、又連絡してきて!」

「夕方とか、今ちょっと、手が放せなくて.....」


「オッケー!」


電話を切って、急いで、風呂場に行く.......


サクが、湯船に浸かって、前向きにもたれている


「眠い?」


「ちょっと眠い.....」


「髪の毛洗うんだよね.....」


ニッコリ、笑いながら、頷くサク......


「んっ....」

「はぁー......」


「壁の方に、後ろ向いて、頭を後ろに、

垂らしてみて」

「そぅそぅ、そぅ」

「このままだよ」



お風呂場の洗い場の方に、オトが座り

サクの頭を洗ってあげる


「どう?」

「気持ちいい?」


「うん.....」

「寝そう.....」


サクの髪の毛を洗ってあげ、サクが再び

湯船の前方に、もたれて、両腕を置き眠そうにする


「サク寝ないでね」


「眠たい......」

「オト.....」


ついに、寝てしまうサク

サクを起こすために、サクの、ほっぺたを両手で、

強く引っ張っる、オト


「サク!」

「起きて!」

「もぅ、サク!」


すると、痛くて起きるサク......


「うぅ......」

「痛い~」

と泣き出し、徐々に、しゃくり泣きに、

変わり始める


「つねっ、たぁー」とほっぺたを

泣きながら、自分で触るサク


「サクが、起きないからでしょ!」

「ハァー.......」

「ごめんごめん.....」

「痛かったね......」


サクの髪の毛を撫でながら、ほっぺたが、

少し赤くなってるのに、気づいた.......

爪のあとが、ついてて、やりすぎたと、反省する......


「サク....」

「ごめんね....」

「もぅ、上がるか.....」

「ここに、置いてあるからね.....」


風呂場を後にしようとした、その時


「オト......」

「こ、こ、に、居て.....」と言い、

急いで、下着を穿きながら、言い始めるサク......


「居るよ」

「居る......」

「サク、どした.....?」

「甘えたくて、泣いてるの?」


タオルで、サクの髪の毛を拭いてあげ、

Tシャツをサクに、着せてあげる


「早く、リビング行こ.....」

「髪の毛乾かそ.....」


サクは、まだ、しゃくり泣きをしている........


「行くよ」と言い、歩きだすオト.......


泣きながら、ついてくるサク

ソファーの前に座り、サクに麦茶を渡す


「サク、おいで」

と言い、手を広げ、サクがオトに、そっと来始める

オトがサクを愛情込めて、ハグする.......


「大丈夫?」

「涙拭いて......」

「大丈夫だから.....」


「もぅ、いっ、かい、して......」

「もぅ、一回」

「もぅ、一回」......


聞いてるのが辛くなるほど、心が締め付けられる


「何回でもするよ.....」


オトがサクをもう一度、強く抱き締める......


サクの背中を撫でながら、、

落ち着くのを待つ........


「ありがと.....」

「オトのせいじゃない.....」

「ごめん......」


「謝らなくていいから.....」

「サクは悪くない.....」


「だいぶ、落ち着いたね.....」


「うん.....」


「サク、可愛いね......」


「可愛くない......」


「言うと、思った(笑)」


「サク、サク、サク、サク」


「なに?」


「何じゃないよ(笑)」


「はい、後ろ向いて.....」


サクの髪を乾かしてあげ、サクに、今日、友達が

来るよと伝える......


「俺は帰ったほうがいい?」


「帰りたいなら帰ってもいいよ」

「だけど、風邪治ってからだな~」

「サクが決めな~」


「風邪治ってからにする」


「うん」

「それが、一番いいよ.....」


「オト仕事は?」

「俺は、建設業だから、冬場は、ないんだ」


「なるほど....」

「サービス業」


「お店?」


「う、うん...」

「嫌な仕事だけどね」


「なんか、されてるの?パワハラとか、、」


「今はないよ、

けど前は、酷かった....物でやられたりね」

「だけど、人生ってそれだけじゃないよ」

「それだけが、苦しい訳じゃない.....」

「それ以前に、すでに、悲しかった.....」

「今度サクだけに、話すよ......」


「俺だけ?」

「本当に?」


「全部はね....」

「だけど、サクに比べたら、私なんて、全然だよ」


ううんと、首を横に振るサク.....


「このはなしはもぅ、おしまい」

「サク昼寝しよ....」


「まだ、濡れてるよ....」


「タオル重ねて、敷けば大丈夫....」


「俺、タオルの方に、寝る」


寝室に行き、初めて、昼寝する2人......


「心地いいな~」とサクが呟く......


「心地いいな~」とオトが真似をする


「俺、眠たい」


「俺、眠たい」と真似をし合う2人......


「オト.....」


「はぁーい」

「何ですか?今閉店しております」


笑いだすサクに、嬉しくなる


「特別に、お聞きします」

「何ですか?」


「言いにくい(笑)」

「通常営業に、戻ってください(笑)」


「なに?」


「いつ来るの?」

「その友達」


「おそらく、20時とか」

「早くて19時かな~」


「サクさ、なるべく、寝室で、休んでなよ」


「何で?」


「もしかしたら、変なやつ来るかもしれない.....」


「わかんないんだけどね......」

「それが、心配....」


「オト.....」

「何で俺なんかに、優しいの?」


「サクは、勇敢だよ」

「あと、サクは自尊心が低すぎる....」

「サクは、もっと自信持って生きていいんだよ....」


オトが涙を堪えれなくなり、サクの前で、

泣いてしまう......


「何で、泣くの?」

「オト.....」

「大丈夫?」


「今まで、本気で恋愛したことないの....」

「全部、遊びだった....」

「嫌われるのとか、傷つくのが、恐くて.....」

「本気で恋したことない.....」

「だから、振られる前に振る....」


サクがオトを抱き締め、

オトがサクの胸に寄り添う.....


「大丈夫だよ....」

「俺のこと、好きなのかどうかは、わからないけど......」と、皮肉を言うサク


「サク.....」

「キスっていう、魚知ってる?」


「知らないな.....」


「反対から読んでみ」

「頭の中で.....」


すると、布団に潜るサク.....

オトが枕で、顔を隠す.....


「俺も.....」


「声に出さないで、偉い!」


布団から顔を出し、可愛い目で、こちらを見てくる


サクが、自分の前髪で、目を隠す.......


何をしたいのかな~って思いながら、

様子を見るオト


「前髪を切りたいのね」

「ガタガタにしましょうね~」


雰囲気を崩すオト


「もぅ、寝る時間だ!」

「おやすみ、サク」


サクとは、反対方向を向くオト


「なんだよ....」

「結局嫌いなんじゃん」


「そう、思ってもらって結構、こけっ!」


拗ねるサクだが、しばらくすると、


「ねぇ....」

「こっち向いてよ.....」

「オト.......」


「もぅ、寝るよ....」


サクが、オトの、背中に、寄り添う......


「こっち見てよ.....」

「ねぇ....オト......」

「ねぇ....オトってば.....」


「どした?」と目を擦る、オト


「こっち見て、寝て......」


「わかった.....」

「ちょっと、ベッドから、落ちちゃうから、

もうちょい、そっち行って......」


「ごめんごめん(笑)」

「気づかなかった(笑)」


「オト、もう一回ハグして.....」


オトが、サクに、

「サク、おいで~」と、言う


サクが寄り添いながら、

オトに、スリスリし、甘えだす.......


「俺、幸せだー」

「幸せすぎる.....」

「ハァー.......」

「このまま、ずっと、こうやって、たいな......」


嬉しくなるオト.......


「ずっと、こうやって、、」


サクが、オトを見上げる......


「こうやって、なに?」


「たいね、、」


サクが、オトをそっと、抱き締める......


そのまま、2人とも、昼寝をし始め、

一生忘れることのない、思い出を経験した.......


夕方になり、着呼音が、オトのケータイに鳴る


誰だろう?リナからだ....

サクは、まだ隣で両手をあげ、寝ている....

バンザイして、寝てるのが、可愛い.....


「はーい」


「もしもし、リナだけど、これから、買い出し行くから、着くの、早くなると思う」

「あと、タイセイ(リナの彼氏)も、連れてくよー」


「それは、わかってるよ(笑)」


「それだけ?」

「ヒューゴは来るの?」


「あいつは、もしかしたら、来ると思うかな~」

「誘っては、いるけど、来るかどうかはわからない」


「あのさ、誘わないで、欲しかった」

「ヒューゴって、酒飲むと、人変わるから」

「サクが心配.....」


「(笑)」

「大丈夫だって!サク君には、手をださないよ(笑)」


「そういう、意味じゃない、」

「酒が、はいると、あの人、ヤバくなるから」


「いつも、飲んでるじゃーん」

「サクくん、居るくらいで、変わらんよ(笑)」

「何なら、私が、サクくんを狙う(笑)」


「それは、ダメ!」


「怒ることないじゃーん」

「もしかして~(笑)」


「とりあえず、サクは、そっとしておいて!」


「わかってる、わかってる(笑)」

「鍵あけといてねー」

「(笑)」


電話が、切れる......



「うぅーん.......」と声を出し、二度寝し始めるサク


どうしよう.....もしもの事があったら、

サク、帰した方が、良いのかな......

不安に思うオト.......


「サク....」

「ちょっと、聞いて.....」


「なに?....」

眠そうな顔で、こっちを見つめるサク


「あのね、もしかしたら、お酒はいると、何をするか、わからない人が、来るかもしれないの....」

「だから、今日は、一旦帰って、、」


「やだ.....」

「そんなやつ、来るかもしれないのに、

帰れない....」


「サクに、目をつけられたら、私、」

「しないときも、あるけど、」

「なんか、恐いの.....」


「俺は、大丈夫だから」

「俺の心配なんかより、オトの方が心配だよ....

俺は....」


再び、電話がかかってくる......


「もぅ、すぐ着く」


「ヒューゴいる?」


「居ないよー」


「ね、それより、サクくん、楽しみ~(笑)」

「イケメンだったら、食べちゃうかも(笑)」


「バカ」


「来ないって!ヒューゴは!」


「サクくんの隣、いいかな?」


「ダメ!」


「年下だよ!」


「年下なの?」

「うわー好み(笑)」

「マジで(笑)」

「オト、前、年上がいい!とか言ってたよね(笑)」


「タイセイいるじゃん!彼氏大事に、しなよ」


「わかってまーす!」

「着いた!」

「バイバーイ(笑)」


電話が切れる.......



「オト......」


「ちょっと、待って」


玄関のドアが、開く音がする


「俺も行く....」


「ちょっと、ここにいて」


「挨拶するの」



部屋の引き戸が開き

リナが入ってくる


「オトー!」

「久しぶりー!」

「会うの、久しぶりだー!」

「この子が、サクくん?」

「イケメンだし、可愛いー!!」


タイセイが、リナを呼ぶ


「行ってくるわ!」

「鍋パしようね~、サクくん!」


引き戸が閉まる


「このテンションの子だから(笑)」

「気をつけて(笑)」

「悪い子では、ないから」


「面白いこだね(笑)」

「俺の好みではないけど」


「そういうこと、だめ、言っちゃ」


「いや、普通に、話せないのかなって」

「思っただけ....」


「サクも行こ」


「バックハグ、していい?」


「ここで、して」


サクが、オトに、バックハグをし、

嬉しくて、たまらないが、気づかれないように、

話す



「どう?」

「ねー」


「良かったねー」

「よし、行こ」



テーブルで、リナとタイセイ(リナの彼氏)

が、何やら、揉めてる

いつもの事なので、スルーするオト


「ありがとう!リナ、これ買ってきてくれたの?」


「うん、鍋パだからね!ただの、鍋パだけど(笑)」


みんなで、鍋を食べたり、お菓子を食べて、

笑いだす。

サクが、中々、輪に入れない......

サクが、オトの耳に、囁く......


「俺、寝室行きたい.....」


「熱あがってきたのかな?」

「いいよ」 

「後で行く.....」



リナとタイセイが、サクに、話しかける


「サクくん、もぅ、行くの?」


「まだ、居ろよー、」

「なぁー」


「リナ、寂しいなー」


「バカやろう!」


サクが、話し出す


「リナさんも、タイセイさんも、ありがとうございます......」


「自己紹介してなかったので、言いますが、

サクって言います.....」


「ええと、宜しくお願いします......」

と言い、寝室に入って行く



「可愛い~サクくん」

「そういえば、風邪引きさん、なんでしょ、」

「私が、お世話してあげるー」


「おい!」

「おまえ、アホか」と言いながら、

リナの手を引っ張っるタイセイ


ガタン、扉が開く


ヒューゴだ......


「お疲れ~」

「オト、来たよー」


「久しぶりー(笑)」


「なに、だれか、ほかに、いるんだっけ?」


リナが、余計なことを言い始める


「サクくんが、いるよー」

「可愛いの!」

「ねーオト~(笑)」


「そう」

「飲むか」

「みんな、買って来たぞー!!」

「オト、俺にも、サクだか、紹介すれよ」


「馴れ馴れしいよー(笑)」

「私の知り合い」

「彼の事は忘れて、違う話ししよー(笑)」



「だよな(笑)」

「みんな、今日は、飲み明かせー!!」


オトが、サクのもとへ、戻る


「ヒューヒュー」「ヒュー」


「そんなんじゃない!!」



リナと、タイセイ、ヒューゴが、話し出す


「ノリわりーぃ」


「なんか、最近、オト変わったよね」


「だから、あのサクだかって、奴だろ」

「女みたいな、顔してさ」


「いや、サクくんは、美形なんだよ」

「ヒューゴとはちがう」


「おまえ、冗談きつい(笑)」


「とりあえず、今日は、楽しもー」



その頃、寝室では、


ベッドに、横になって、丸くなっているサク


「オト.....」

「早く来てよ....」

「もぅー.....」


サクの、脇に、体温計を入れ、

熱がないか、確認する....


「38.2分」


「あらら、上がっちゃったー」


「今、薬持ってくるからね」

「もし、これで、治んなかったら、病院行こ....」

「ちょっと、待ってて....」


引き戸を開けると、リビングが、シーンとしてる


「サクくん、どしたの?」


「熱上がっちゃった~」


ヒューゴが話し出す


「熱なんか、な、ほっとけば、治るよ(笑)」

「なぁー?」


「サクはね、」


「サクだかしらんけどさ(笑)」


「仲良く出来ないなら、来ないで!」

「さっきから、サクのことばかり、、」


「意地悪オトちゃん(笑)」

「わかったよ(笑)」


サクのもとへ、薬と飲み物、水枕を運ぶ、オト


「サク持ってきたよー」


「ありがと......」


「飲める?」


「うん」

「美味しい.....」


「飲み物、飲みたかった?」


「いいんだよ、遠慮しなくて」


「サク、汗かいてる」

「あーこれ、着てみ」


「うん」


「似合ってる」

「これね、通販で、大きさ間違えてさ、

買っちゃったんだよね......」


「うん」


「水枕、頭に敷いて」


「やって....」


「いいよ.....」

「よいしょっと」


サクが、ダルそうな、顔を浮かべる.....


「オト、恐い.....」

「恐い.......」


「大丈夫、大丈夫」

「なるべく、思い出さないようには、

できないか.....」


「サク、寒くないの?」

「ズボン穿いてないけど....」

「なんか、穿く?」


「ううん、いい、小さいときから、」

「こういう、スタイルだから.....」


「そっか.....」


「じゃあ、一番最初に、上げた、

棒つきキャンディーある?」 


「うん」


サクが、カバンから出し、オトのもとへ

戻って来る


「これ」 


「それ、食べてみ」 


「開かない.....」


「コツあるんだよ、それ」


「俺、不器用だから、出来ない」


「できる」


「オト、やって....」

「早く、食べたい.....」


「いいよー」

「見ててみ」


オトが横の引き出しから、ハサミを出し、

キャンディーに、穴を開ける


「こうやってね、」

「器用にね、」


サクが笑いだす


「いや、ハサミ使ってるじゃん(笑)」


「それは、誰にでも、出来るよ(笑)」


「はい!」と、サクに差し出し、

サクが、キャンディーを舐めはじめる


「どう?」


「美味しい!」


「でしょ」


「うん」


「サクの食べ方、ちょっと違うな~」


「いやこうでしょ、」


「舐めるんじゃなくて、口の中で、出さずに、

吸うんだよ」

「これ、大事」

「嘘だと、おもうなら、食べ方調べてみ」


「調べるか!(笑)」


「イメージは、赤ちゃんが、おしゃぶりを吸うイメージ」


サクが、オトの言ってるとうりに、しだす


「こう?」


「そうそう」


「出来てる!」


「これは、なにか、メリットあるの?」


「安心するよ」

「わかんない人には、わからない」


「オト....」


「なした?」


「そろそろさぁ、」


「うん」


「あの.....」


「その......」

「この......」

「えの......」


「なんだそれ(笑)」

「これ、噛んでいい?」


「いいよ」

「お好きに、してください(笑)」


「これ食べたら、無くなちゃうから、

もう一本ないの?もっと、次回は味わって食べたいから」


「それがね、あるんですよ」


オトがベッドの横の、クローゼットを開けはじめ、

飴が、次々に、落ち出してくる......


「なんで、そんなに、あるの?」


「間違って、、数量....」

「注文しちゃってさ....」


「違う味もある(笑)」


「もともとは、さくらんぼの味が、ほしくて、

単品では、無く袋だから、

こんな量に、なったの(笑)」


「肝心の、さくらんぼ味は?」


箱をサクのもとに、持ってくるオト


「いっぱい、ある」


「もらって、いいよー」


「オトから、直接欲しい」


「サクさん、はいどうぞ」


「ありがとう(笑)」


サクがオトに、もらった、棒つきキャンディーを

大切そうに、握りしめる......


「はい、横に、なろ」


棒つきキャンディーを握りながら、

ベッドに、横になるサク


「又くれるよね?」


「うん、しばらくは、営業してますね(笑)」


「(笑)」

「オト......」


サクがオトに、近づいてくる......


「してもいい?」

「魚のキス.....」


「え?.......」

顔が、真っ赤になるオト


「いい?.....」

「まだ、ダメ?」


サクが、オトの髪の毛を撫ではじめる


「いきなり?」

「ちょっと、待って.....」


「オト、もっと近づいてよ....」

「俺のこと.....」


サクがオトを強く抱き締める


「身体が、固まってるよ」


「ちょっと待って、」

「サク、熱あるじゃん」

「急に、どしたの?」


「今がいい....」


「風邪、うつるのは、困る」


「確かに...」

「オト、こっちみて」


見た瞬間、オトの口にキスをしようとする手前で、

ヒューゴが、引き戸を開け、

サクが、離れる......


「おい、ごめんなー」

「いい感じだったのになー」

「どうだった?」

「サクだか、言う奴と、したんだろ?」

「サクくん!こっちきてー」

「早くこいよー」


サクが、ヒューゴの前に、行く


「おまえさ、ノリわりーぃ」

「マジで(笑)」


「すいません」


「いつもいる、メンバーに、なぜ、おまえが居んの?」


「すいません」


「なんでいるか、聞いてんだよ!」と言い

サクを蹴り、サクが後ろに倒れる


「ちょっと、サクに止めて!」と叫ぶオト


「なんで、なんで、お前みたいな、女みたいな

顔した奴によ!」

と言い、サクの上にのっかり、

殴ろうとしようとした、その時、


オトがサクにおい被さる......


「オト、おまえ、邪魔!」


「サクに、手を上げるな!」

「帰って!!」


サクがオトに

「ベッドの奥に、行ってて!」

「早く!」と言い、


オトが、ベッドの奥に行き、泣きながら、

サクを見つめる


「おまえさ、女みたいな顔してるけど、実は女?」


「違います」


「あー男だわ、ちゃんと、ついてた(笑)」


「オトと、金輪際、会うな」


「もし、見つけたら、おまえを俺の友達で、

男が、好きなやつが、居んのね、そいつに、

おまえを、売る、又は、渡す(笑)」


「あとは、おれの、下で働く(笑)」

「運び屋さん(笑)」


「あとはね、オトをおまえの前で、

俺と俺の、友達と、する」


「オトとは、付き合ってるんですか?」

「付き合ってもないのに、なぜ、言う?」


「おまえさ、」

「こっちこい、こっちこい」


「来てやったよ」


「いい度胸だな!(笑)」


サクを殴る、ヒューゴ


「おまえの、大好きな、オトを」


その瞬間、サクが、ヒューゴを殴り続ける

手を止め、息が荒くなるサク

リナと、タイセイがヒューゴを抑える


オトが、泣きながら、

「もぅ、帰って!」

「もぅ、終わり!」


サクのもとへ、駆け寄るオト


「大丈夫?」


「はぁはぁはぁ」


みんなが、撤収し始め、部屋が、静かに、なる


サクの手が、震えてる


「したくなかったのに、、」

「手を出さなきゃいけなかった.....」


「サクは、悪くない.....」

「悪いのは、ヒューゴ」


「あの話しが、本当なら、俺、オトと、

離れないといけないのかな......」


「あいつは、もぅ、関わらなくていい」

「サク、泣いていいんだよ」


「まだ、キスも、してないし、手も繋いで

ないのに.......」


泣きながら、話すサクに、心が痛くなるオト.........

愛は、どうして、上手くいかないの......

せめて、これだけは、とらないで、欲しいと、

思う、心情だった............

読んでくれて、ありがとうございます!

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