第37話 ◇記事タイトル:文学フリマin東京、申し込みました!!
うらはらすももです。
いきなりですが、今度の文学フリマin東京、参加することにしました!!
実はサークル名「すもも☆SPARKLE」で申し込みも完了しています。
ジャンルはBLで、去年の創作大賞の恋愛小説部門に出した「僕たちがこんなに泣きたくなるのは、そらのひかりが眩しいから」を改稿して、五万字から十万字まで大増量したものとなっています。
創作大賞では中間発表にも残れなくて、そういう意味では全然ダメだったんですけど、思い入れが強すぎるので、どうしても形にしたくて。
とにかく製本して手元に持っておきたくて。
一冊だけ自分用で作るのでもいいかな、と思ったんですけど、せっかくなので記念にイベントも出たいなと。
noteで公開したものは全年齢だったんですが、書籍版はちょっとえっちな展開も追加してドキドキ度をさらにアップさせてみました。
あと、書き下ろしでその後の二人のいちゃいちゃ初えっちの短編を、今まさに書いています……!!
なので、こちらも間に合えば一緒に収録予定です。
全年齢向けだったのにガッツリ18禁になっちゃう、って悩んだんですけど、やっぱり二人には幸せにイチャイチャしてもらいたいし、展開的にも絶対いると思うので……!!
ここは一応、「SOLUNAR」や芸能語り多めのアカウントではあるんですが、よろしければ、小説も読んで頂けると嬉しいです。
サンプルというか、改稿前の五万字バージョンを以下のマガジンにまとめているので、BL大丈夫な方、文フリ参加予定の方も、よろしくお願いします~!!
内容は「見た目も性格も正反対の幼なじみ、大学生の男の子二人が繰り広げる、笑いあり涙ありな、青春もだもだ系ラブストーリー」となっております!!幼なじみ好きの方、是非見て下さい!!
●「僕たちがこんなに泣きたくなるのは、そらのひかりが眩しいから」note版マガジンまとめはこちらからリンク●
【春日桃子の記事より抜粋】
◇
仕事が終わって帰宅途中、電車の中で暇つぶしにスマホを眺めていると、「文学フリマ」という単語が目に入ってきた。
あれ?
すももさんも、同じ日に文学フリマに参加予定なんだ?
ということは、私、すももさんとも会場でお会いできるかもしれない……?
――すももさんも、本出すんだ?
楽しみだなぁ。
こう、自然と考えて。
それを自覚して、私は驚く。
自分が「人と会えること」や「イベント参加」を楽しいと感じているらしい事実に気が付いて。
あんなに、以前はイベントごとにもnoteにも興味を持てていなかったはずなのに。
noteで知り合って交流した人の場合は、直接会ってみたいとか、本が欲しいとか、いつの間にか普通に思ってしまっている。
『私も今度の文学フリマin東京、売り子のお手伝いで参加予定です。すももさんも出られるんですね!!お会いできるのを楽しみにしています!!ご本も楽しみです!!』
私はコメント欄にメッセージを書き込んで、期待を込めて記事にもスキをする。
そして、数時間後。
すももさんからコメントが返されて、私のコメントにもスキが押されていた。
『さゆさん、本当ですか……!!こちらこそ会場でお会いできるの、楽しみにしています!!本、取り置きしときますね!!』
わずか数行だけの、他愛もない会話だなと思う。
相手はまだ顔も知らない人だ。
けれども、自然とニコニコと口の端が上がっていることに、私は気付く。
つい一人でにやにやしてしまっている。
私は頬から口元にかけての部位に意識的に力を入れて、なるべく真顔に見えるように表情を戻した。
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