第32話◇記事タイトル:ずっとSOLUNARと生きてきたから
こういう、少しテンションが低めのことを書くの、かまってちゃんみたいでどうかなぁ……って思ったんだけど、でも私のメンタルの整理のために書こうと思います。
私は小学生の頃から、SOLUNARというより「東雲洸」という人が好きで、彼が事務所に入ったばかりの頃から、ずっと推していました。
当時は「推し」とか「推し活」なんて単語自体もまだなかったけど、そんな便利な単語ができる前から、私は洸を推していました。
顔が好みだったから、っていうのはあります。
でも、ちょっとした時にテレビや雑誌に映った何でもない、それこそ同期の子たちと集団でいるシーンでも、私の目は自然と洸に吸い寄せられていました。
当時は子供で、当然、お金なんか無かったです。
それに東京住みじゃなかったし。
番組観覧があっても東京に行くなんてことは親が許してくれなかったです。
大学生になって一人暮らしを始めるまでは、テレビで見られる番組を追いかけて、地元に来てくれた時だけ友達とコンサートを見に行く、という感じでした。
番組やコンサートといっても、洸やSOLUNARがメインのものばかりじゃないです。
デビューした先輩が出ている番組やコンサート、そのバックにいる洸を見ていました。
先輩たちも人気グループだったから、有名な曲の歌詞は当然知ってるし、嫌いじゃないんです。
だけど、私が真剣に見ていたのは、きらびやかにライトが当たった先輩たちじゃなくて、むしろその後ろでした。
見切れていたり、薄暗くて顔も分からなかったり、衣装はどこかで見たことがある先輩のお下がりだったり、すぐに舞台上からはけて行ったり。
ぶっちゃけ、あの頃にバックばかり見ていたことで動体視力、滅茶苦茶鍛えられたんじゃないかと思います。
でも、そんなことさえ楽しかったんです。
先輩たちのコンサートの入場料としてチケット代を持って行かれて、でもバックとして洸が確実にやって来るかどうかは分からない。
そんな賭けに勝って洸の姿を見つけられた時は、ものすごく幸せでした。
大学生になった頃、5人グループとしてSOLUNARが結成された時は、本当に嬉しかったなぁ。
ついに洸がみんなに見つかる時が来た!!って。
初めてのSOLUNAR単独コン、楽し過ぎて幸せ過ぎたよね。
それまでは「デビューしてない小さい子たちの、優しいお兄ちゃん」って感じの洸だったんですよね。
それもそれで好きだったし、宵悟と二人でいる時は鉄板コンビで最高のしょうひかで、これもこれで最高で。
でも、5人のSOLUNARの中での洸は一番後輩の末っ子ポジションで、安心してなぎ・こう・はるに甘えてますよっていう弟感がすごく強くて、甘え上手過ぎてるの、それも良すぎた。
っていうのは、逆に今だから堂々と言えるかも……。
なんか、2人組になってからは、あんまり5人組の頃のこと言いにくくなった感じあったし。
事務所の方針?
それに、しょうひか過激派っていうか、2人だけの世界最高!!って感じのファンや、5人の頃のこと知らないファンも増えてたよね。
私は箱推しに近いけど、まず何より洸のファンって要素が強いタイプなんです。
正直、宵悟推しが昔は洸のダンスを下手くそとか宵悟と釣り合ってないって言ってたのも覚えてるし、SOLUNARが2人になった時に先輩たちのファンの人が、しょうひか叩きまくっていた頃のことも知っています。
当時も色々思っていました。
でも、やっぱりどの時代のSOLUNARも好きだな、って、結局は思っています。
だって、ずっと、どの時代の洸も私は見てきたから。
どの瞬間の洸もそれぞれかっこよくて、最高だったよね。
ただ、そんな洸が突然に引退して。
出る予定だったはずのアルバムも結局は出なかったし、その理由も、私たちファンにはよく分からなくて。
いや、体調不良だったのは分かってるんです。
けど、どうしてそこから引退まで行っちゃったのかは不明で。
私は大好きだったけど、洸本人はもしかすると、アイドルの自分がそんなに好きじゃなかったのかも……とか、色々考えてしまって、辛くなっています。
あと、宵悟が地味に寂しそうなのが、つらい。
洸推しだけど、それでもあのイケイケな自信家キャラの宵悟が明らかに元気なさそうに見えるのは、さすがにしんどい……。
しかもあの、他人に対する関心が薄そうに見える宵悟がそうなってるっていうのが、ますますクる。
そうだよね、ファンもだけど宵悟が一番衝撃受けたんだよね、きっと……。
ここも萌え語りのために作ったアカウントで、ずっと語っていたかったけれど、一生推すって気持ち自体も私の中で全く変わってないけれど、洸が芸能界にもいなくなっちゃった今の状態でnoteも続けている意味があるのかなぁ?って最近はつい考えてしまいます。
せっかくこれまでに知り合ってきたたくさんのフォロワーさん、SOLUNAR関連じゃない人もいるのに、こんな暗い話しかできなくて、最近は申し訳ないです。
でも思い出くらいしか、この場に引っ張って来れる話題もないんですよね。
とりあえず、今日は過去に撮り溜めた爆イケな洸をずっと見続けながら寝ようと思います。
特に去年のアルバム「青空デートソング」ツアーの頃のやつ……。
あの頃の洸のビジュめちゃ好き……。
衣装も一番好き。
スタイルいいの丸分かり。
手足長過ぎる。
顔ちっさ。
結局、洸しか私を癒してくんない。
他に書けることない。
こないだ、すっごい概念がSOLUNARって感じの写真のポストカード売ってるのを見かけて、思わず買ってしまったんですよね。
「そういえば、洸、前にカメラで写真撮るの好きって言ってたな」とか考えたりして。
やめようかなって思いつつも、ずっとSOLUNARか洸のことばかり考えてしまってます……。
【春日桃子の記事より抜粋】
◇
夜中、ちょうど寝る前の布団の中、何の気なしにクリックして読んだすももさんの記事は、悲壮感に溢れていた。
なんか、色々あったんだな、SOLUNARって……。
私は以前に「もしかしてSOLUNARって5人組だった?」と疑問に思った事情の一端を、そこで知ったのだった。
結局のところ、SOLUNARや東雲さんについて、私は又聞きした情報とネットで調べた情報しか知らない。
本人から聞いた情報も一部はあるけれど、「思いの丈」という点ではすももさんには遥かに及ばない。
実際に長期間追いかけて、ファンとして様々な気持ちを体感し続けていたすももさんにかける言葉なんて、見つからない。
なので、コメントはせず、ただハートマークだけを押す。
せめてすももさんが今日これからの時間、東雲さんの映像を眺めながらしっかり寝れたらいいな、などと思いながら。
ただ、「洸かっこいい」と書いてあるのを見て私は大きくこの首を傾げる。
「かっこいい……かなぁ?」
ついつい、月浦さんにもすももさんにも失礼なことを思わず呟いてしまった。
よく「イケメン」と言われるタイプの見た目ではあるのだろうけど。
スタイルは、高身長っていうのは、確かにそうだったな。
私が見る時は猫背になっていることが多いけど。
芸能の仕事の時はもっと違う感じだったんだろうか。
私、同じ年頃の女の子が言う、異性に対する誉め言葉の「顔がいい」という感覚が、良く分からないんだよね……。
そもそも、私より四学年も年下の人だ。
性格的にも、かわいいの方のイメージだし。
弟みたいというか、「さゆさん!!」と私の存在に気付いて声をかけてくるさまは、まるで懐っこい大型犬のような気もする……。
かっこいい男、と言われてもやもやと想像されるイメージは、私にとっては大林さんだけど、これは私の意向というより、ほぼお祖母ちゃんの好みだろう。
歴代の彼氏のことを想像しても、あの人たちは「私の好みの人」だっただろうか?
あんまりそういう感覚はなかった。
「大体、二十代くらいの、かっこいい男、ってどんなだ……?」
私はスマホに「イケメン・二十代・芸能人」辺りを打ち込んで検索してみた。
パッと「イケメンランキング」などと評したページが表示される。
けれども、それを眺めてみてもかっこいいというより、へぇ~?くらいしか思えなかった。
「うーん、いまいち分からん。見分けがつかん……」
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