【プロットタイプ】予定どうする?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
今回は飛び石に次ぐ飛び石なので、予定を考えてます。
家に帰る時に見る桜の花弁が、薄らと緑に色付き、皐月を告げていた。私が皐月を感じるのは何時だって、木々の青々とした緑である。
家に帰なり、鏡花が俺の体にしがみついて来た。特に喚く事もなく、ただ脳天を胸にグリグリと押し付ける。女の非力さを補う様に首に回った腕が、何時もより頑固に絡み付く。
鏡花がこうする時の癖は決まって何か嫌な事があった時だ。仕事に失敗したとか、上手く話が出来なかったとか、誰かに酷い事を言われたとか。
だが今日は何も言わない。一言も話はしなかった。
「ねぇ〜瑠衣た〜ん……」
そんな疑問を浮かべていたのも束の間。グズる様な、甘える様な、その二つが混ざった様な声を上げると、ぬっと顔を上げる。諭羅の様な半眼。何時もの見開かれた目はそこになく、何処か眠そうな表情が広がっている。
「GWどうする〜? 鏡花ちゃん飛び石嫌だから、一日は有給取ったの〜。でも残り三日どうしようかな〜って。GW終わってもまた飛び石三日なの〜。でもそうすると一週間丸々お休みになるから、もう三日間は取らなくて良いかなって〜」
酒に酔った様な目をしていた。其れはもう眠そうな目をしていた。先程の自分の心情と照らし合わせ、オレは垂れ下がっていた両手を曲げて、此奴の頬を思い切り左右に引っ張った。
「いはい、いはい、いはい!! なんだよもう!! 予定合わせてどっか行こうって思っていたのに、その仕打ちは!!」
俺は今どんな顔をしているのだろう。決して良い顔をしていない事だけは分かる。きっとゴミでも見るような蔑んだ目で此奴を見ている事だろう。
「……どうでも良い」
「良くないよ!! せっかくの連休だよ!? もう外出ても良い感じの季節だよ!! 桜の花弁も散って、良い感じの緑になって、行楽日和だよ!!」
歩く俺にの腰に情けなくしがみついたまま引き摺られる。其れでも懲りる事無く体に巻き付いて、駄々を捏ねる。それはもう子供の様に。
「文雅叙情、そこなら行く」
「他には?」
「時間寄越せ」
そう言うと漸く腰の重しが解けた。振り返ると仰向けになった鏡花が満面の笑みで此方に問い掛ける。
「約束だよね。二人でどっか行くの!!」
何時も口煩いことばっかり言ってるので、たまには息抜きしましょう。
ちなみにここまで口煩いのは、私が其れだけ後悔してるから。
後悔ばかりの人生だから、後悔はしない選択をして欲しい。
だからついついあーだこーだ言っちゃう。
余計なお世話だね。
今回のGW、飛び石じゃないですか。
どう頑張っても三日間平日は出来るじゃないですか。
もうだから予定どうしようかと。また厳選しようかと。まだ決めてないんですよ。何にも。
ただ桜が若草色になると、何時も皐月を感じます。
もうすぐ初夏だなと。
空も若草だ。綺麗だなぁ。ゲームやめて戻ってきちゃったよ。