代わりの代わり
かはぁ。
「痛い」
腹部の痛みでユナは目覚めた。意識を失っていた為、頭がくらくらする。
悲しい事にユナは子供の頃からこういう状況になれていた。
落ち着こう。意識を失う前の事を思いだす。
テルマの報告を部屋で待っていた。
扉が強く開けられる音が聞こえる。
振り替える瞬間、髪の毛を強く引っ張られ座っていた椅子から滑り落ちる。
そこの興奮したデロイドがいた。
「義母上に何を言った」
「何の事ですか」
デロイドはユナの声など聞こえてなかった。
デロイドは興奮が収まるまでユナのお腹を蹴り続けた。ユナは何度かデロイドの蹴りをよけながら興奮が収まるのを待った。息を切らしながらデロイドはユナの両手首をつかみユナを部屋から引きずりだす。ユナは抵抗する力はもうなく部屋から引きずりだされた。そこでユナは意識を手放す。
「ここはどこだろう」
ユナがいた部屋よりかなり広い部屋だった。
ユナが目覚めた気配を感じたのかデロイドが手をてたたき笑いながら部屋にながら入ってくる。
「あの女はお前の代わりだったのにお前が代わってくれるのか」
デロイドの表情を顔を見てユナはぶるっと震える。
覚悟はできていたはずなのなに全く覚悟できてなかった。
ユナと優しく呼ぶリーの顔が浮かびユナの目から涙が流れた。
ユナは痛みで再び意識を手放した。




