義妹がいてもいいかも
時間があると文佑はユナにヨウ国の事を教えていた。
何日かユナと一緒に過ごした中で文佑の心の中にこんな義妹がいてもいいかなと思う部分ができてた。
ユナの知識はかなり上の所まである。そこまでユナの祖父は教えているのに政治や歴史ついてはまったく教えていなかった。あえて教えなかったと感じてならない。
ヨウ国には王様がいてその下に7大臣がいる。大臣同等の身分にある。司法大臣、役職大臣、経済大臣、農業大臣、軍部大臣、国土大臣、催事大臣がいてそれを統括しているもの達だ。
司法は法律を作っている部署
役職は選ばれた者を適材適所に配置する部署
経済はそれぞれの予算を決める部署
農業は穀物、塩、家畜、布など生活に必要が滞りなく行き渡っているかを管理する部署
軍部は警備、警護、兵などを司る部署
国土は道や宅地、河川、農業地を整備する部署
催事は国の祭ごと、葬儀に役職試験まで司る部署
大臣より役職位置は低いがそれらをまとめて王様に提出したりそれぞれの部署の情報を管理するのが王様の補佐する部署だ。
「ヨウ国はこんな形でなりたっている」
「ヤカモズ帝国とは全然違うんですね」
ヤカモズ帝国は領主が地域ごとにいて税金とゆうかたちで納めている。それが滞れば兵をむける。
兵、軍の力がなくなれば帝国その物が危なくなる。
「なぜ、教えてくれるんです?」
「ここを抜けだす事ができたらユナさんにヨウ国に来てもらいたい」
なぜだかリーと同じ様に強く思った。




