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華となれ  作者: 香歌音
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退屈な日の楽しみ

文佑のみのこし、兵士達も帰国道についた。ほぼ、デロイドの思惑通りすすんだ為、ユナの生活は時々嫌がらせをうけるものの静かだった。

嫌がらせうけるときはミリィと女性の時でユナの今での生活に比べたらなんて事ないけとだった。

扉の外で言い合う声が聞こえた。

「ミリィ、やめなさいよ」

「やめないわ。ルクテ様の為にやめないわ」

その会話の後、ミリィが準備した食事に生の魚が丸々入っていた。

ミリィはくすりと笑い。

「東では生で魚を食べるんですってね」

あはははと準備を終えるとさっていった。

ユナは魚以外の食事を終える。

ユナはその魚をじっとみて思いついたように櫛を持ってきて、櫛を背にして鱗をとり始めた。

何をはじめるんだ文佑は驚いた顔でとユナの顔をみる。食事用のナイフでは作業しにいくく力を込めて腹から魚のはらわたを取り出した。魚に塩をふり熱に強そうな皿にのせ蓋をして、ランプの火をつけ蒸し始めた。

しばらく、するといい香りがして骨から身がほろほろと落ちるまで火が入った。

「文佑様、食べます?」

ユナが一口食べ美味しいそうな顔する。文佑はルセの味付けはこく単純な物が食べたくなっていた。

「いただきます」

うまいと思わず出るぐらいおいしかった。

その魚の骨とはらわたを入れて食事後の皿に入れて返却した。

片付けにきたミリィがはらわたをみてうっとなった姿にユナと文佑お互いの顔みて笑ってしまった。

その後も嫌がらせは続き退屈な日の楽しみになっていた。蛇が入ってたり深窓の姫だったら失神しているような物が入っていた。

さすがの文佑でも引いたのは黒く油ぎっした虫が大量に入っていた時だった。ユナは律儀に一匹ずつ殺し蓋をしめて返却した。その日は今まで聞いた事のない悲鳴が部屋の中にこだました。

その日はユナも文佑も笑いが止まらなかった。



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