ファルークの成長
「シェンランなんでここにいるんだよ。危ないだろ」
シェンランの顔はヨウ国人からみたらルセ人の特長をとらえているのだがルセ人から見たらヨウ国人にしか見えない。
「最近、兄上はほぼ毎日外出なさるのでどこに行ってるのかと思って」
見られれてたのかと気まずくなる。
「ジュンはどうした?」
「ジュンはヨウ国の姫がこられたので準備に忙しい見たいです。でなければ脱け出せません」
「そうか、今さらひとりで戻してもなぁ。一緒につれいくかな」
「はい」
シェンランは嬉しそうな声をだす。
「リーもいくだろ」
ファルークは行く事を前提に話をしている。
「まぁな」
ファルークの後についていくと以前きた事のある路地裏にきていた。
シェンランはあからさまに嫌な顔をする。
「なんです。こんな汚い所」
「前より少しは綺麗になったんだけどなぁ。」
ファンリーが以前きた時はゴミや汚物などがあったが片付けられていた。
「本当だ。汚いが綺麗になってる」
「リーがいった通り毎日続けるってなかなか難しくてここで動ける者にお金をわたして働いてもらってるんだ」
「その方がよかったと思う。いろいろ考えておまえ偉いな」
ファンリーが素直に誉めるとファルーク嬉しそうな顔をする。
パンを渡した男の子がファンリーの顔を見つけ満面の笑みで手をふりこちらによってくる。
「リーさん」
ファルークがどうだと誇らしげな顔をする。
「おまえ、しゃべれる様になったのか」
「ファルークさんが教えてくれました」
「へへっ。いずれちゃんと教えれる人を見つけたいんだけどな」
「えらいな」
ファンリーはファルークの行動に感心した。
一部始終をシェンランは肩を震わせていた。
男の子はシェンランに声をかける。
「体調悪くなった?大丈夫?」
男の子が肩に手をかけようとするとシェンランは男の子を手を強く振り払う。その勢いで男の子は倒れる。ファンリーは男の子に駆け寄る。傷がないか確認する。
ファルークはシェンランの行動をいさめる。
「シェンラン」
シェンランは怒りです肩を震わせている。
「汚い手で僕に触るな。ルセにこんな汚い所があるなんて僕が領主になったら片付けてやる」
シェンランはここから駆け出していく。
「リー。ごめん」
ファルークはファンリーに声をかけシェンランの後を追いかけた。
ファンリーは男の子についた土をはらいながら何か忘れてるような気になった。
あぁ。ユアン!
隊長ひどいですよ~。と言っている顔が浮かんだ。
読んでくれてる人いたら本当にありがたいですm(__)m




