食べ残しはダメです
昼過ぎでも食堂は賑わっていた。食堂に食べにきている人は高価な服ではないがそれなりにととのった服装をしている。食堂の客の中にはヨウ国人をみると嫌な顔をする客がいた。女将はその客を見て睨みつけた。大きな声でファンリーに話かける。
「あら、リーくん!お久しぶりね。またこのお店によってくれたの?おばさん嬉しいわ」
ユナとファンリーがルセにいる時にヨウ国人が値段をつりあげる為に油を買い占めた事があり。それをファンリーが本国に報告してヨウ国から油を取り寄せして価格を元にもどした事で感謝されていた。ファンリーは知らないがその油を届けたのはフェイであった。女将の中のヨウ国人は最悪だったがファンリーのした事によりヨウ国人すべてが悪い人でわないと認識を変えていた。
従業員に席を案内させファンリーとユアンを座らせた。メニュー表をくいいる様にユアンはみる。
どんな料理わからない時には従業員を呼びせ料理の説明を受けていた。
「なんでもいいから早く決めろよ。片っ端から頼めぱいいじゃないか」
ファンリーはユアンをあきれ顔でみる。
「な、何を言ってるんですか!そんな事したら食べきれないですか。食べきれる量を注文するんです」
ユアンは食の貧しい時代を経験している為、食べ残しはとても厳しかった。
「はいはい。わかったよ。じっくり撰んでくれ」
長くかかりそうなので食堂の出入口からで出入りする人をファンリーはみていた。そこから外の様子も見えた。そこに見知った顔が見えた。
「ファルーク?」
ファンリーはすっと立ち上がりファルークを呼び止めようと食堂から出ていく。ファルークに声をかけようとするがその後ろかユナににた背格好の男の子が後をつけていた。
「ユナじゃないよな?誰だ?」




