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青春ディフェクト  作者: 戸塚眞理
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今日も、同じ。

更新頻度が低くて申し訳ないです。

思いつきで書いてるので…。

少しでも早く更新できるようがんばります。

何卒よろしくお願いします。

じわじわと迫る蒸し暑さで目を覚ます。

 

6月なのだからおかしくはないのだが、こうもずっと雨というのもいい気はしない。

 

 

高校に入学して3ヶ月がたったが、未だに学校に馴染めない。人間関係、環境、時間の感覚……全て新しくなって落ち着かないのだ。3ヶ月も経てば皆んな慣れてきている頃だろうが、もともとこういう変化に弱い私は余計に皆んなに着いていけない。

 

それに、私のクラスは特に、所謂"意識高い系女子"が多いというのも、その原因の1つだと考えられる。

 

しかも、入学して1ヶ月たつまでは私とは違う高校に進学した唯とも連絡を取っていたのだが、いつのまにか音信不通になってしまった。

 

 

そして、私は楽しむという行為のネジがなくなって、気づいたの気には薄情で、笑わない、そんな奴に成り下がった。

 

 

家族には心配を掛けたくないから今までの私を繕ってはいるが、妹にはバレてしまっている。それを良いことに最近は妹の部屋に入り浸っている。姉らしいとか、そういうものを全部捨てて妹に愚痴を吐き散らかしていくのだ。そしてボーッとする。


 

その時の私は、妹曰く、「死にながら生きてる」そうだ。

 

この前1回だけ目に生気がない、と言われてしまった。

 


そんなこと全てを大きなため息で片付け、行きたくない学校に向かうためにドアに手をかける。

 

 

「姉ちゃん、行ってらっしゃい」

「ゆず」

 話しかけてきたのは妹のゆず。生意気だし、うるさいし、性格も正反対だけど、今の私にとっては強い味方だ。

 

「帰ってきたらまた愚痴聞かせてねー」

「あんたも物好きだね」

「姉ちゃんの考えてることとか、面白いんだもん」

「あーそう」

 

ゆずの話を軽く聞き流し、ドアを開けた。

 

ゆずの考えてることは本当によくわからない。

 

私が理解しようとしてないだけかもしれないが。

 

 

とりあえず、帰ったらゆずが思う存分愚痴を聞いてくれると思うと、自然と学校に行く足が軽くなった。

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