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青春ディフェクト  作者: 戸塚眞理
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プロローグ:あの日の思い出。

初投稿になります。

まだ色々わかってなくて、至らない点も多いですが、お願いします。

思い付きで進めていくので、更新は不定期になります。伏線とか無視して進む可能性もあります。

あと、ジャンルとか、何も考えずに書き始めたので適当に設定しました……。

タイトルとか先に決めると無視して脱線していく癖治したいです。

(あらすじですでに脱線しているのは気にしないでください)

と、こんな調子ですが、どうか、生暖かい目で見守ってやってください。


私と唯は小学校からずっと一緒で、それなりに仲がよかった。家が近かった、というのが大きいのだと思う。親同士も仲が良かった。



私は唯が羨ましかった。

将来のことをなにも考えてなくて、「将来の夢」という話題に対してなにも言えない私に比べ、明確にやりたいことが言える、そんな唯が羨ましかった。


他にも、奥手な私に対して、唯はクラスの中心になり、人をまとめる力を持っていた。


本人には言ったことがないが、羨ましかった。

そして、頼っていた。









――まだ肌寒さが残る、今にも雨が降りそうな梅雨の日。



私と唯は海に来ていた。


水着や着替えどころか、タオルすら持っていないのに、ちょうど海の近くに遊びに来ていたというだけで行く流れになったのだ。



さすがに6月末の海はまだ冷たい。


着替えがないから、踝くらいまでしか海に入らなかったが、そこから寒さが身体中に這いつくばって、体の芯を凍らせていく様だった。


だが、半袖で過ごせる気温だからしばらく浸かっていれば慣れそうだ。



それから2人で水を掛け合ったり、砂で遊んだり、砂浜を走り回ってふざけあったりした。


この天気だからか、周りに人はほとんどいなくて、遊び放題だった。



所謂、"青春"というやつだろうか。



それから、「足、汚れちゃったね。どうしようか」と2人で笑いあい、びしゃびしゃの足のまま帰ると、2人揃ってお母さんに怒られたんだっけな。




あの頃は、いつも突然な唯の言動に振り回されてばかりで、もう関わらないでくれと思ったこともあった。



しかし、今となっては良い思い出だ。







3年前のあの日が、私が最後に心の底から"楽しい"と思えた日だった、なんて、あの日の私は思いもしなかったんだろう。




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