表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約6年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

マリオネットの夜想曲

作者:小丹 雪雷
 『女王の栄光』。
 それに選ばれた者は、どんな願いでも叶えることができると言われている。

 現代の女子高生である森野夢羽は、ある日突然、女王と名乗る少女に魔法大国という異世界へ飛ばされてしまった。

 民を愛し、民に愛された魔法大国のシスティナ王国の女王・メイヴィアの結婚。彼女は、宝物である国民たちに、恩返しがしたいと考えた。そこで、とある約束を一つ掲げる。『この度の結婚の贈り物の中で、最も気に入った品を贈った者に、返礼として、願いを一つ叶える』と。
 一方で、アリスには、時間がなかった。世界で最も愛しい人の命の刻限が迫っていた。どれだけ手を尽くしても、自らの手で彼の命を救うことはできない。それが、この世界の理だった。『女王の栄光』に目を留めたアリスは、愛する彼の命を救おうと考える。女王に贈ったのは、心の宿るマリオネットたち。孤独をよく理解していたアリスは、女王の心境にもまた共感していた。自らの孤独を救ってくれたのは、最愛の彼の存在。彼がいつもそばにいて支えてくれたから、今もこうして生きていられる。女王にも、常にそばで花のように咲き続け、希望を与える存在がいたならば、どんなに心強いだろう。願いを叶えたい欲こそあれど、アリスは女王の結婚を、一人の友人として、心から祝福してもいた。
 だが、アリスは、この女王の結婚に、どれだけの思惑が折り重なっているかを理解していなかった。『女王の栄光』には、アリスが創ったマリオネットが選ばれた。ただし、アリスではない別の誰かが創った物として。マリオネットを創ったと名乗る彼らは、素性の知れぬ旅人たちだった。女王が豹変したのは、この日からだった。女王は姿形を幼い少女に変え、民に刃を向け、国を荒廃させた。かつての輝かしいシスティナ王国は、どこにもなくなった。そして、女王は、アリスの飼い猫である黄金の瞳を持つダイナを狙う。
 アリスは、女王の豹変の原因が自らにあることを知っていた。あの時、欲目のために女王に近づかなければ。最愛の彼の終わりを受け入れることができていれば。彼なくして生きていける『居場所』を見つけていれば。意識を失う最後の時まで、終わりの刻限が迫る彼のことを考えていた。

『―――………世界でもっとも愛しい人。』
 これは、彼女と彼女を取り巻く人たちのお話。
 誰かのための、居場所の物語。
2016/07/01 22:42
2016/07/01 22:58
2016/07/01 23:11
2016/07/01 23:22
2016/07/01 23:32
2016/07/01 23:44
2016/07/01 23:57
2016/07/02 00:21
2016/07/02 00:40
10
2016/07/02 01:05
11
2016/07/02 01:51
12
2016/07/02 02:22
13
2016/07/02 02:50
14
2016/07/02 11:00
15
2016/07/02 11:57
17
2016/07/02 15:24
18
2016/07/02 15:44
19
2016/07/02 15:59
20
2016/07/02 16:22
21
2016/07/02 16:47
22
2016/07/02 17:31
23
2016/07/02 17:32
24
2016/07/02 17:45
25
2016/07/02 17:57
26
2016/07/02 18:27
27
2016/07/02 18:28
28
2016/07/02 18:35
29
2016/07/02 18:46
30
2016/07/02 18:53
32
2016/07/02 20:02
33
2016/07/02 20:14
34
2016/07/02 20:20
35
2016/07/02 20:25
36
2016/07/02 20:37
37
2016/07/02 20:41
38
2016/07/02 20:48
39
2016/07/02 20:57
40
2016/07/02 20:57
41
2016/07/02 21:04
42
2016/07/02 21:12
43
2016/07/02 21:16
44
2016/07/02 21:20
45
2016/07/02 21:22
46
2016/07/02 21:34
47
2016/07/02 21:39
48
2016/07/02 21:39
49
2016/07/02 21:41
52
2016/07/02 21:56
53
2016/07/02 21:57
54
2016/07/02 21:59
55
2016/07/07 21:59
56 『雑踏の間奏曲』
2016/10/18 17:19
57
2016/11/13 17:52
58
2016/11/16 23:12
59
2017/12/27 01:00
60
2018/08/12 17:25
61 『たいようの戯曲』
2019/01/15 22:43
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ