始まりと帰還の回想
初投稿です。
頑張って書いていこうと思うので暖かく見守ってください。
「おまえたちは、我が家からでていけ!!」
この一言ともに、私たち母娘は父に捨てられた。
理由は私たち母娘が、父の愛人の母娘をいじめたことらしい。
私たちは身に覚えのない理由で追い出され、その翌年に母が精神を病み首を吊ってなくなった。
当時の私は、母が死ぬ、きっかけを作った、父と愛人の母娘が許せなかった。
復讐してやろうと思い、追い出されてから知り合った、冒険者たちに剣と野営のしかたを教わった。
その冒険者たちとしばらく過ごすうちにそのひとりがこんな告白してきた。
「私たちは冒険者と言ったがあれはうそだ」
それを聞いた私は耳を疑った。
「私たちがあなたに近づいたのは、あなたの中に眠る“力”に興味があったからよ」
「私の中に眠る“力”」
「そう、その“力”を目覚めさせそして鍛え上げればどうなるか興味が出てね。どうだい、剣や野営の仕方だけじゃなく体の中に眠る“力”を私たちを師事して解き放ってみないかい」
「はい!そして、私たち母娘を捨てた父様とその愛人、母娘に復讐してやる」
このとき、私はもっと考えるべきだったのかもしれない、まさか、数多の異世界を旅することになるとわ、夢にも思わなかった。
「よし、復讐云々はさておき、これから私のことをアリシア師匠と呼びなさい」
「はい!アリシア師匠、これからおねがいします!!」
「いたいけな子供がアリシアの毒牙に・・・」
「う~ん、わたしたちのたびについてこられるかな?」
離れたところで聞いていた、ユージーンさんとエリスさんが心配そうにしていた。
こうして私は、アリシア師匠とユージーン師匠とエリス師匠とともに世界を超えながら力をつけていった。
最終的にはアリシア師匠達曰く、やりすぎたらしい。
「たった一人で、まさか、神をねじ伏せ、悪魔すらひれ伏させるとは・・・」
「アリシア、やりすぎましたね」
「ハッハッハッハ、もう笑うしかないわー、まさか、私たちにせまるまで伸びると思ってなかったわー」
なぜか師匠たちは、一人で神界と魔界をつぶしたのを見て笑っていた。
「私的には師匠たちとこれまで神や悪魔と呼ばれる者達と戦ってきたからこれくらい余裕と思っていたのだけど、師匠たちは違うんですか?」
「たしかに、俺達は楽勝で勝てるが・・・」
「まさか、あなた一人で勝てると思ってなったのよ」
「一応、言っておくけど、これまでつぶしてきた神界や魔界と比べたら、強い方に入るのだけどね」
わからなかった、これまでつぶしてきた神界や魔界より、この神界の方が強かったなんて、それがわかるなんてさすが、師匠たちだ。
「今度は、相手のレベルの読み方を教えたら卒業かなー」
「えっ、そのレベルの読み方を覚えたら、私はお払い箱ですか?」
「ちょっと違うかな、これからも一緒に旅したいなら着いてこればいいし、いやなら元の世界に帰ってもいい、まぁ、これからは行きたい場所に自分からいけるようになるだけよ」
それを聞いた、私の答えは決まっている。
「わかりました、これかもついていきます。」
「物分りがいいのか、よすぎるのか、ちょっとこまるな」
「たぶん、すぐに離れたくなりますよ、アリシア」
この時、エリス師匠の言っている意味がわからなかった。
私はそんなことないと思っていたのだけど、相手のレベルを読むのを覚えて、アリシア師匠に卒業といわれたら、その日の夜、ユージーン師匠がアリシア師匠とエリス師匠に襲われているのを目撃した。
あのとき、エリス師匠が言った、『たぶん、すぐに離れたくなりますよ』の意味がようやくわかった。
まさか、師匠たちはあんなことやこんなことをする関係だったなんて、
そして、その朝に私は、師匠たちに別れを告げた。
「今度は、私一人で、いろんな世界を旅して回りたいです!!」
「そうか、頑張れ、私は世界を旅しながら、あなたのこと見守っているわ」
「そうそう、あなたが負けると思わないけど頑張ってね」
そう顔がツヤツヤのアリシア師匠とエリス師匠に言われた。私が去った昨夜は相当お楽しみだったようだ。
「が、がんばれ・・・・」
ユージーン師匠は、だいぶお疲れのようだ、三人で何回やったのかは、聞くだけ野暮だろう。
それから師匠たちと別れ、また数多の世界を超えて、私は元の世界へ帰った。
いまさらだが数多の世界を超えているのに年をとっていないのに気がついた。
そのことをアリシア師匠に連絡を入れたら
『元の世界に近くなかったら年はとらないから』
「そうなんですか」
『そうなのよ、まぁ、エリスがいい例かな』
「エリス師匠が?」
『そう、私がエリスにあったのは見た目、9才のころで、エリスの元の世界近くの世界にいたら1才年をとった程度だけどね』
「よくわかりましたね」
『エリスの自己申告だけど、私もそう思うもの、それとあなたの世界の時間があまり進んでいないのはあなたが望んだからよ』
「私が望んだ?そんなこありえるのですか」
『といっても過去には飛べないけどね、その世界が望まない限りは』
「そうですか・・・」
『あなたの過去を思うと同情するけど、これからも頑張っていきなさい。それじゃ、通信終了~』
それと同時に通信がきられた。
それから、すぐ側の町で冒険者となり、元の世界での生活を始めた。
簡単な登場人物紹介
イセリア・ルイン・フェネクス
冒険者を名乗る世界を超えし者たちアリシアたちを師事して、神をねじ伏せ、悪魔すらひれ伏すようになってしまった者。
元の世界に帰還したときには復讐のことは忘れている。
これからは本来の性格と異性界の技術と神や悪魔を超える力を使いエンデュミオンで大暴れしていく。
アリシア
イセリアの師匠の一人、そして、世界の枠を超えし者の一人
見た目は15歳の女性
過去、とある神界で天使をしていた元人間
ユージーン
イセリアの師匠の一人、そして、世界の枠を超えし者の一人
見た目は50目前の男性、実際には違うらしいが・・・
過去、事故りそうになって回避したら世界の穴に落ちた人間
エリス
イセリアの師匠の一人、そして、世界の枠を超えし者の一人
見た目は10歳くらいの少女
過去、母親が力の操作を誤り、世界の狭間に落ちた竜少女