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母さんと私  作者: MIK
3/9

そして、私も

そして、私も無かった。


夢を見ているのだと思った

だから、また目を閉じようとした。

そうしたら、もう何も考えず、何も苦しまずに

ゆっくり出来るとわかっていたから。


目を少し閉じてみる

そうすると、少し自分が軽くなった気がした

もうすこし、目を閉じてみる

そうしたら、自分と周りの境目が薄くなって

さらに軽くなった気がした

そうして、目を全て閉じようとした瞬間


頬にしずくが落ちた気がした。

閉じようとしていた目を開いてみる。

やはり、何も無い

また、目を閉じようとした瞬間

わずかに音が聞こえた。

それは、わずかに聞こえるだけで、ただの音だ。


けれども、私にはそれが何の音か解った。

そして、嬉しくなって

そして、悲しくなった


それは、母さんが私を呼んでいる声。



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