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母さんと私  作者: MIK
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ある日、突然

ある日、突然母さんが帰って来なくなりました


あの日の朝

いつも通り「すぐに帰ってくるからいい子で待ってるのよ」

そう言って、私の頭を優しく撫でた後

いつも通り微笑んで「じゃあ、行ってくるわね」と言った

普段と何一つ変わらない【いつも通り】の朝


最初は、何かあったのかな?大丈夫かな?と心配になった。

段々どうしようと不安になってきた。

でも、絶対にここから出ないと母さんと約束したから

私はここから出られない。

いつもは優しい母さんがとても怖い顔をして約束してと言ったのだから

本当に出てはいけないのだとわかっている。

だから、私はここにいる。

外が暗くなり、薄暗い中で一人で小さくなっていると

とても怖くなってきた。

外で物音がするたび、おびえながら母さんが帰ってくるのを待っていた


でも、次の日もその次の日も母さんは帰っては来なかった。

帰ってこない日を数えきれなくなったある朝

浅く短い眠りから目を覚まし立ち上がろうとした瞬間

その場に倒れてしまった。

立ち上がろうとしても、体に力が入らず酷く疲れてしまう。

体がとても重くなったみたいに、どこも動かせなくなってしまった。

声を上げようにもかすれてわずかな音しか出せず、

とうとう瞼も重くなってきてしまった。


段々狭くなっていく視界をどうすることも出来ずに

やがて何も見えなくなった。


そして、何も聞こえなくなった。


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