歴史の産物!?
色々と歴史に脚色した作り方をしています。
フィックションです。
「天気………良いなぁ」
アパートの窓の外を見てボソリ、俺は溜め息混じりに呟いた。
外は快晴、季節は春…旅には持って来いの季節!ただいま旅に出たい病発病中………
特に古い街並みや建物が好きなのだなぁ。
「ああああああああ」
椅子にもたれながら叫んで見ても解決しませんな。こんな時は京都や奈良、鎌倉などなど行きたい所は沢山有るわけで…仕事ほっぽって行こうかなと思う訳ですよ。
「どうせお客の予約も入って無いし、暇潰しに旅に出るのも…」
俺の独り言を遮って扉が開いた。
その拍子にビックリして椅子毎後ろに倒れてしまった。
「ダメですよ!」
入って来たのは若い女性、背はそれなりスタイルは良い、その上可愛いときたものだ。名前は早乙女瑠璃、性格は自慢じゃないが悪くは無い。
「ぉつ!白!」
ガン!
俺が倒れたままの所に彼女が入って来たし、彼女がスカートだったから不可抗力で見えた訳何だけど…イタヒ!!
「オオォ!!!」
俺は顔を押さえながら座り込む。
「エッチ!!!!!」
彼女は手でスカートを押さえながらドデカい声で叫んだ。
「所で…何しに来たの?」
俺は立ち上がり椅子に腰掛けて彼女に話し掛けた。
「先生お仕事して下さいよ!」
彼女も腰掛けて答えた。
「と言うか俺の質問ガン無視かよ(;_;)」
半ベソ気味の俺、そんな俺を見て
「嘘泣きはダメです(--;)」
ちっ!思わず舌打ちをする俺、睨む彼女、ハッキリ言って可愛いらしい顔で睨まれた所で怖くは無いのだが…こうなると頑固な彼女に勝つ術もないのでこちらが降参するしかない。
ハァー(_ _ )/ハンセイ
仕方ないなぁ…と心で呟きながら
「で、仕事たって予約入ってないし暫くは仕事来ないぞ」
俺の言葉に彼女は徐に鞄から一枚のチラシを出して来た。
「これ知ってますか?」
そう言うと俺にチラシを見せつける。
内容を見たら、
ん(;¬_¬)ヶ…ケーキバイキング……?(゜Д゜;)
チラシ越しに見えるのは早乙女瑠璃の輝いた目…俺の返事に期待している様に見えるのは気のせい…では無いのだろうなぁ…(--;)
「このケーキバイキングと仕事と何の関係が有るのかな?」
とりあえず質問を投げる俺…
「もちろんありません!( ´艸`)」
ガタッとこける俺…思わず肘ブツケてイタヒ!(;_;)
「俺の旅はダメでケーキバイキングは良いのかよ(`_´)」
「ダメ?ですか?(>o<)」
上目使いで見てくる彼女、か…可愛い…( ̄。 ̄;)けど、いつも騙されてる俺じゃない!今回こそは俺の意見を男らしく通すんだ!(>_<)頑張れ!俺!
いつもこの上目使いで負けている俺だけど、今回はどうしても行きたい所があるんだ!良し!言うぞ!今回こそは言うぞ!(`・ω・´)
「ダメ(`・ω・´)今回は行きたい所があるんだから!それにケーキバイキングは友達と行けば良いじゃん」
上目使いを見ながらだと俺自身負けてしまうので目を見ないままで…甘かった…(--;)
やおら彼女は俺の目線を半ば強制的に(;_;)優しく(;O;)頬を掌で?じゃなく思いっ切り両手で顔を挟むように強引に顔を彼女の方へ向けたりするのですよ(>o<)
首が何か音したぞ?大丈夫かぁ!!!俺!!
「先生?(^-^)」
「あのね…瑠璃?怖い笑顔…止めてくれる…かな…?(^_^;)」
「先生?」
強引な瑠璃の願いを断れずにそのまま行くことになったとさ(T_T)
仕事も無いのでまぁ行っても良いかなと思い始めたのだけど、ヤッパリ行きたいところがどうしても有るわけですよ。何故ここまで行きたがるのかと言うと、つい先日仕事のお客様から面白い話を聞くことができたわけでその話というのがオカルトな話しなのですね~♪
その話と言うのが、東海地方の有名な歴史上の人物の遺骨と遺品が新しく見つかったと言うことだ。