第一話:始まり
今日から第一話として、この作品をスタートします。
時は同じくして、数百年後のアルマーノの世界。広がる世界に、この静かな町に暮らす人族だけが住む‘べリアーク(町)’がある。この町は、お金持ちであるゴルーミの屋敷に住むゴルーミ伯爵が仕切る家主だった。だが、治安が良いとは言えず、家主に町中で税金を高く取り上げられた挙句、その金を盗もうとする盗賊やごろつきなどが大半に住みついていた。今や屋敷内での警戒が厳しく、金や宝を盗もうとする大胆な者はいなかった。だが、その屋敷に宝を盗もうと覚悟を決めた一人の大胆な盗賊がいた・・・。
「よっしゃ!またいただーき!」
沈黙に包まれた深夜。灯りのない高い建物のとある窓から入り込んだ一人が大声で叫ぶと、いつのまにか奥の部屋にいた。宝や金目を捜す間、その時。ドアの外から別の足音がこちらに近づいてくる何者かの気配に気づいた。その人影は一瞬迷っていたが、素早くその場から立ち去ろうとしなかった。足音を殺してもさらに奥へと進もうとしたとき、突如背後から電燈の明かりがその影は照らされ、その人影は振り返った。そこには、警備員だと思われる年配の男がその人影の正体を確認すると、突然怒鳴るような大声で叫んだ。
「見つけたぞ!この、こそ泥棒が!盗賊めが、ぜったいに帰さぬ!!」
「げ!やっべェ・・・。また見つかっじゃったか?」
照らされたその人影は、よく見ると身体全体に黒いマントを着て、フードを頭上に覆い被せた小柄の少年の姿だった。その怒鳴り声で思わず身をこわばせらた少年だったが、にやと微笑んだ。
「でも、いいもんーね。俺も、またじーさんの宝をもらうぞよ!」
少年は右のポケットから手を伸ばすと、キラキラと輝いていた石を持つ首飾りだった。その首飾りを見た年配の男は唖然と見て、一瞬金縛りのように身体が固まった。相手に隙を見せてしまっても、年配の男は驚きの表情を浮かびながら、その首飾りを指した。
「な、なに?い、いつのまにー!?」
「へへ!隙ありっと!」
その少年はそう言い残すと、いつのまにかその警備員の脇に通り過ぎた。地面を蹴ってても窓に向かって走った。それに気づいた年配の男は、「しまった!」と言うのも遅かった。からくも危機を逃れた少年は、手近な窓から外へと軽やかに飛び出した。もはや追いつけないと判断したその年配の男は壁についてあるボタンを叩くと、その同時に警報のベルが鳴ったのである。建物の中で眠っていた人々がそのベルの雑音の原因で起き上がり、明かりをつけて間もなく騒ぎ始めた。あの首飾りがあの盗賊少年に盗まれてしまった事を・・・。しばらくして、その建物から逃げた少年は高い枝から枝へと、飛び移ると急に立ち止まった。フードで顔を隠していたその少年の表情を伺えれなかったが、後ろに振り返ると、口もとに勝ち誇った笑みを浮かんでいた。
「バーカ!あいつらなんかに、俺を捕まるかよ。さーて、この宝も価値あり?」
そう低くつぶやくと、少年はすぐに次の枝へと飛び移り、その場から逃げ出した。だが、その少年がさきほど立ち止まっていた枝の下に、茂みの物陰から、その様子をすべて見ていた人影があることにも気づかずに。
朝の日差しが、町全体を照らす翌日。並び立つ建物を囲まれる町中の人々が多く姿を見せ、賑やかな雰囲気が漂う。道端には、朝の市場が立ち並び、人々が買い物をしているのをちらちらと見える。人々が群れる中、いかにも怪しげな一人は黒いマントを着て、フードを被ってずるずると引きつきながら歩いていた。昨夜の泥棒と思われる少年だった。当の人々はその正体をまだ知らないのである。歩く度に、あちこちから人々の噂が聞こえた。ビニールの買い物袋をたくさん抱えた大柄なおばさんが、通りすがりに友達に話しかけるのを、その少年の耳にはっきりと聞こえた。
「ねぇ・・・聞いた?昨夜に、またあのゴルーミの屋敷に泥棒が入ったですって。きっとあの例の盗賊団の一味の仕業だという噂よ。」
「まぁ!大胆なこと。あの屋敷に入るなんて、死に行くようなもんよ。例え、宝が手に入れても、犯人が分かれば・・・」
それを聞いたその少年はなるべくその話を聞かないように足を速めた。突然知らないうちに誰かの肩にぶつかると、「おい!気をつけろよ、小僧!」と見知らない男に注意された。たが、その男はそのまま立ち去ったのである。あらためて少年はどこかへ向こうかのように歩いているうちに、道端にあった小さな八百屋からおばさんがその人に話しかけてきた。
「やぁ、あんた。今朝のうわさをもう聞いたかい?昨夜、あのゴルーミの屋敷にまた泥棒が入ったですって。かなりと屋敷は大騒ぎして、町中までその犯人の調査に来ると聞いたわ。もう、知っているでしょう?捕まえれば、かなりとお手柄だと思うがね・・・。」
それを聞いたその少年はその場で立ち止まると、ぎくと表情が変わった。だが、その人はフードで顔を被っていたため、周りの人からその少年の表情を伺えなかった。
「おばちゃん!今はそんな冗談よりも、早くそのドアを開けてよ。俺も、いろいろと急いでいるし・・・。」
そうつぶやいた少年の背後に、「財布泥棒、どこだ!!」とわめきながらその泥棒を追いかけると思われる一人の男がその少年のそばに通り過ぎた。さっき、歩く途中で知らない人の肩をぶつかったあの男だった。気が付くと、その少年はいつのまにか早業でスリをしたのである。その少年はさらに顔を隠すように、おばさんの視線をそむけた。それに気づいた目の前にいたおばさんは微笑んだ。
「あ、なるほどね。今度は、それねぇ・・・。ま、いいわ。早く入りなさい。(静かで低い声に変わると)また捕まえないうちにね。」
「悪いな、おばちゃん。また今度おごるよ。」
「はいはい。そのうちにね。」
おばさんは背を向けると、目の前にある建物のドアを開けた。少年は頭を少し下げると、急いでおばさんの後をついていた。おばさんはその少年にお別れの挨拶をすると、すぐに商売に戻った。少年はそのドアにこっそりと入っていく。誰も気が付かずに。
そびえ立つ建物のドアを入った瞬間、辺りは薄暗かった。だが、その少年は先に進む道を知っているからのように、ひたすら奥へと進んだ。万が一のため、転ばないように壁を手で支えながら歩き、そして角に曲がった瞬間に、地下へとそびえる階段にゆっくりと降りた。やっと地下に着いた少年は、目の前にある木の扉を開くと、辺りがぱっと明るくなった。そこにはかなりと広い部屋で、天井にいくつかの天球が照らし、辺りに人々の賑やかさと歓声が上がる。そこには、長いカウンター形式ののテーブルの奥に顎ひげを生やしたバーテンがコップを布で拭いていた。あちこちに小さな丸いテーブルを囲んでいるのは、たくさんのならず者や泥棒、盗賊達が集まり、煙草を口にくわえながら洋酒を飲んだり、トランプなどでの賭け事したりをする酒場だった。ここを仕切っているのは、ある盗賊団。その名は、‘タイグーニル団’。ジャック・ハウロールという有名な名を持つ盗賊の頭を中心に、この酒場をアジトとして盗賊などが集まる場所である。その盗賊の一味と思われるその少年は、周りの人を気にせずにカウンターに着くと、ようやくその少年に気づいたバーテンが不敵に笑みを浮かびながらその少年を暖かく迎えた。
「おお!やっと来たか、チビ!お前も、でかしたぞ。昨夜の話、町中でうわさになっているぜ。ここもそうだが、そのような大胆な行動をするのは、おまえだけだっと・・・。みんな、知っているぜ。んで?何を盗んだ?」
‘チビ’とは、その少年は小柄だったため、みんなからあだ名としてつけたのである。
「(――なんだ・・・もうみんなも知ってたのか。)まぁ、まぁ・・・。そんな焦るなよ、バーテンのおじさん。まず、親分に言わないとな。また俺を叱りにくるしよ。あ、この間の続きのお説教だよ。」
「何をしたんだい?その、この間のことは・・・。」
「ああ・・・。教えていなかったっけ?この間、他のダチと前々と計画した屋敷での宝盗みでな。あの屋敷で俺は危うく正体にもばれて、もうお少し捕まりそうになったその説教だよ。その時は、親分が助けてくれたけど、その失敗が許せなかった。だからよ、俺のせいだったというわけだ。だから、俺は昨夜で、リベンジしに行ってきたんだ。一人でな。」
「はははは!こりゃ、すごいな。でもな、あの親方はチビのためだと思って叱っているから、少しありがたく思えよ。普通の部下じゃ、パンチかキックでも食らうよ。」
「けどよ・・・。めんどくせェよな、あのジジは・・・。ガミガミとうるさいし、人に関してもそうだし。酒ばかり飲んで、そこら辺の女と付き遊んでいるし。」
「酒くせェエロオヤジか?」
「そうそう!その一言というと・・・って、えっー!!?いつのまに!」
その少年は思わず背後を振り返ると、そこには巨大な人影だった。親分と言われた六十代ぐらいのおじいさんだった。盗賊のお頭のような格好をして、なにより印象に残るのは長い顎ひげと派手な虎の模様した赤いバンダナを頭全体に巻いていた。老齢のわりには引き締まってがっしりとした身体をしている。全身から発する威圧感が、相手の大きさを何倍にも感じさせた。「あ、やっべェー!」と思わず少年はその場でタジタジとなって、フードがずれ落ちそうになった。そう、その盗賊のお頭と思われたそのおじさんは、あのジャックという名前だった。みんなから親分と従われる偉そうな人で、その同時にもその少年にとっては一番苦手な人物である。
「今度はまたあのゴルーミの屋敷に行くとはな・・・。エドー!何度もやれば、気が済むんだ!え?おめェ、何様だと思っているんだ!?」
その親分と思われるおじさんは表情に怒りに引きつると、少年を見下ろした。あんまりにも大きな怒鳴り声で、周りの者達は一斉に止まったかのように振り返った。エドーを呼ばれた少年はふてくされた顔で親分の説教を聞かされていた。面倒くさそうな表情を浮かんでいたエドーはフードを抜くと、素顔を現した。きれいな銀色の髪の毛は、ばさばさと逆立てるようにそろえ、前髪を上から垂らした、ちょっと切れ長の目をしていた少年だった。左の片耳に大きな輪のイアリングと、顔には左の眉に向かって右目の下まで、鼻を横切った斜め線のような古い傷の痕がある。しばらく時が経つうちに、いつまでも親方の説教を続ける中、周りから笑い声と驚きの声が混じった歓声を上げる。いつまでも周りが盛り上がるのを見飽きたバーテンは、その親方をなだめようと、少年を見た。
「まぁ、まぁ、ま、親方も。そう言わずに、今日は多めに見てあげてな。チビも一人であのゴルーミの屋敷からいい宝をもらうだけでも、いいじゃないのか?普通の大人じゃ、あそこに忍びのも、無理な話だしな。捕まらないだけでも、幸いだと思って・・・。今回はね・・・。」
バーテンはガラスのコップの上にはぁはぁと息を吐くと、布で急いで拭いた。それまで固い表情しか浮けべなかった親分はしょうがないとため息をもらすと、エドーの頭上に手を置いた。エドーをにらむと、その場から立ち去ろうとした。親分が黙って背を向けると、鼻をふんと鳴らした。
「あんま、わしはおまえを認めたくないけど・・・。その宝、あとで見せてきな。わしもいろいろと忙しいじゃ。ほら、ベルーク、ホンジ!おまえら、仕事だ。いくぞっと!」
近くのテーブルでトランプをしていたベルークとホンジと呼ばれた盗賊の格好した男達は、「は、はい!」と返事すると、親分のところへ向かった。親分の左右に並び立つと、まるでボディガードのような巨漢な二人だった。右に立つ男は軽量なベストとハーフパンツを着たポーカーフェイスなベルーク、左に立つ男は簡素なタンクトップと長いズボンだけで、茶色の髪の毛をバンダナで額当てとしてまとめて逆立つ、目立ちあがりなホンジ。しばらくして、親分は奥にあるもう一つの出入り口のドアを乱暴にあげると、ベルークとホンジはエドーを振り向き、にこっと笑いながら親分の後をついて行ってしまう。おそらく、「またあとでな」というサインだろうか。ドアがぱたと閉めると、周りの人達はざわざわと騒ぐうちに、それぞれの場所であるテーブルに席をつきながら、また賑やか雰囲気に再開した。
「命拾いしたぜ・・・。サンキュー、おじさん!」
「いや、いいんだ。それより、チビも、大変だな。盗賊の仕事をして・・・。」
「ああ、俺だって小さい時からなれっこだからな。でも、少しぐらい俺を褒めてくればいいのにな、あのジジ親分も。俺だってちゃんと宝を盗んだのによ・・・・。今度は、山よりもでかェ宝を持ってきてやるっての!」
エドーはほこりを払って立ち上がりながら低くつぶやいていた。それを聞いたバーテンは笑った。
「うーん。間違いないな、これは。本物の宝石かもな、その石も価値がありそうだそうじゃな。でも、ま・・・。それにしても、よくやったな、チビ。」
低く唸って言ったのは、親方だった。エドーが昨夜、ゴルーミの屋敷から盗んだ首飾りを、親方の部屋で見せていたのは昼頃。親方がテーブルの上でその首飾りを鑑定した結果、その宝にも価値があると言い、なにげにエドーを褒めた。少し元気になったエドーは徐々に笑みを浮かぶと、いつのまにかエドーの隣にいたベルークとホンジもエドーを褒めたのである。
「前よりもましになったな、チビ?」
「こんちくしょ!エドー。でかしたぞ!」
二人はエドーの髪の毛をくしゃくしゃにすると、エドーは二人の手から離れようと必死だった。
「それで、親分?俺も、次の件にまぜてくれよ。この間、言ってたじゃん。‘もし、俺が宝を一人で手に入れたら、親分に盗賊としての腕を認めよう’って・・・。だからよ、頼むぜ!このとおりだ、親分!!ちゃんと宝を盗んでみせるからよ!」
ベルークとホンジからやっとの事で離れたエドーは手を合わせ、目の前にいる親分に向かって頭を少し下げた。その光景を見た親分は腕組みをしてうーんと低く唸った。その時、ベルークとホンジは一斉に頭を下げた。それに気づいた親分は思わず眉をひそめた。
「なんだい、お前達まで・・・。そんなにチビをあの件を出させてやりたいのか?え?あんな危なさそうなやつを?」
「はい!おれらからもお願いします、親分。チビにも、いろいろと勉強きるじゃないっすかね?何かあったら、おれらがなんとかします・・・。はい、命でもかえて・・・。」
ホンジがそう言うと、ベルークは頷いた。どうやらホンジと同意しているようだ。それを聞いたエドーはほんのわずかの期待を抱いて親分を見たが、表情を固くした親方の答えはそっけなかった。
「はぁ・・・まったく。今の若い人には、まだまだ分からないのか。いいか!?盗賊っつてもな、ただ宝とかを盗むだけじゃないんだぞ。世間では、わしらは単なる盗賊じゃが、本来はわしらは義賊。義賊とはどんなものか、知っておるか?」
「(――また出たよ・・・・。ジジのお説教だ。)ああ、そんなもん俺だって分かるよ。」
「バカもん!お前のようなうまくいくヒヨコどもは単なる宝好きの盗賊だ。だが、わしらは違う。今この町に、ゴルーミの屋敷のような悪党は、わしらのような一般な市民の金を奪うばかり。じゃから、わしらはこの盗賊・・・じゃなく、義賊団を結成したのじゃ。」
「はい!まったくその通りです、親分!」
「でもよ、ジ・・・じゃなくて親分。どっちにしても、宝や金を盗むために行くんだろう?」
「違う、世の中はそんなに甘くないからじゃ!いくら宝好きでも、理由なしで、わしの許可なしで他人の物を盗んだりするのは、知ってとおりに、わしのルールの第二条を破ることになる。その時、どうなるか、もう分かっているじゃろうな?」
「第二条、第二条・・・・・。あ!第二条って、まさかあれですか!?」
「なんだい、ホンジ?あれって?」
「知らないのか、ベルーク。第二条:もし親分の命令や特別の場合を除いて、理由なしまたは親分の許可なしで、他人から宝や金を盗んだ場合、親分から罰を食らう。その罰とは・・・・。」
エドーは大きな唾を呑み込むと、ベルークが思い出したかのように静かに答えた。
「親分から十回のげんこつと、その金を持ち主に返し、処分はその持ち主が決める権利を得る。それと、親分の許可に違反した場合は、親分の名によりこの‘タイグーニ団’を抜けさせると認める・・・。」
「そうじゃ。分かったか、お前達!それと、エドーも。分かったなら・・・・、次は覚悟をするんじゃな。いいな、特にエドー!お前だ!次の件で、またこの間みたいに失敗したら、その第二条を破ることになる。分かったか?」
「はい、親分!!」
「あ、はい!ジジ・・・じゃなかった。親分!」
――それにしても、やっべェな!俺とした事が、あの時に財布を理由なしで盗んできたが。ま!いいか。ジジにバレなければっと・・・・。
エドーは内心でそう呟いた。あれだけは親分に知られたくないため、ただひたすら祈っていた。そこで、親分は立ち上がると、すぐにこの部屋から立ち去ろうとした。エドーやホンジの間に通り過ぎると、それに気づいたベルークはドアを開け、親分が黙って一人で外に出た。外に出た親分を見て、慌ててホンジは親分を追いかけると、ベルークとエドーは一瞬に顔を見合わせた。突然、ベルークはにやりと微笑むと、エドーの背中を思い切りぽんと叩いた。
「いて!何するんだ、ベルーク。」
「よかったじゃないか!お前も、あの件に仲間として入れてもらうなんて・・・。親分、あの方はそう言っているけど、本当はお前を認めざるおえないんだ。なにせよ、あの時の失敗後に、親分がお前と約束しただからよ。」
「約束?あ、あぁ・・。あれか。‘もし、俺が宝を一人で手に入れたら、親分に盗賊としての腕を認めよう’ってやつか。」
「親分はどんな約束を守るお方だからな・・・。あの方は義理と人情を守る義賊の偉い方だからな。それに明日朝早く親分がここで集まるでな。そこで、どこで何を盗むか、説明するからな。それじゃ、またな。」
そう言い残すと、ベルークは部屋に出た。誰もいない部屋に取り残されたボツンとしていたエドーは唖然として立っていたが、徐々に笑みが浮かべてくる。言葉を口に出さなかったエドーだが、心の奥から自身の腕前を認めた事を、みんなに感謝していた。盗賊の誇りとしての嬉しさが・・・・。
「Under Annother Sky〜ユウイの旅」という作品と同じく、少しずつ物語の人物紹介や世界観、話の後書きなどを載せますので、(まだ未熟なものですが)よろしくお願いします。