表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祓ノ血族(はらいのけつぞく)  作者: ハルヤ
第2章 〖日常〗
8/115

〖冠崎家の日常〗

朝。


冠崎家のリビング。


長いテーブルには、

色とりどりの朝食が並んでいた。


由美


「みんな~!

起きなさ~い!

ちゃんと食べなさい!」


修一は、

新聞を広げたまま静かにコーヒーを飲んでいる。


真奈


「朝からうるさ……。」


杏奈


「お姉ちゃん、おかえり。」


真奈


「ただいま。

父さん、異常なし。


今日は午後から会議だから、

昼過ぎに会社行くよ。」


修一


「いつもご苦労さん。


分かった。

私は午前中から会合だ。


グループ全体の報告もあるし、

今日は芙蓉グループも来るからな。」


真奈


「芙蓉も……?

なんで?」


修一


「さぁな。」


杏奈は苦笑しながら、

バッグを肩に掛けた。


杏奈


「私は今日は外来だから、

先に行ってくるわ。」


その時。


雄一が欠伸をしながら、

階段を降りてきた。


雄一


「おはよ~……。


姉ちゃん、

もう行くの?」


杏奈


「今日は早いのよ。


ほら、

顔洗ってうがいしなさい。」


雄一


「は~い。」


続いて、

伊織も眠そうな顔で現れる。


伊織


「おはよう、姉ちゃん。

もう行くの?」


杏奈


「今日は外来だからね。」


困ったように、

くすっと笑った。


その背中へ――


和真が勢いよく抱きつく。


和真


「姉ちゃん!

おはよう!」


杏奈


「おはよう、和真。」


真奈


「お前ら、

早くしないと遅刻するぞー。」


雄一・伊織・和真


「は~い!

真奈姉ちゃん!」


由美


「あの二人はまだ起きないの!?

ほんっと毎日毎日……!!」


その瞬間。


真奈がニヤリと笑った。


真奈


「ほぉ~~。

今日は私が行くか。」


物音を立てず、

気配を殺しながら二階へ上がる。


そして、

二つのドアの前で止まった。


真奈


「今日は~

こっちだ!!」


勢いよく、

隼人の部屋のドアを開ける。


次の瞬間。


布団が豪快にひっぺがされた。


真奈


「オラァ!!

起きやがれ!!」


隼人


「うわぁぁぁーーー!!!

兄貴じゃねぇのかよ!!?」


すると隣の部屋から、

陸斗が飛び出してきた。


陸斗


「いつも俺だと思うな!!

あばよ!!!」


そのまま全力で階段を駆け下りていく。


真奈


「隼人!!

早くしろ!!!」


隼人


「やられた~~~……。」


数分後。


ボサボサ頭のまま、

隼人は不機嫌そうにリビングへ降りてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ