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アルティメイト ~最凶な世界でもエンジョイライフ~  作者: ちょばい


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2.子供達の訓練 その1

【ウィルン視点】


お腹いっぱいに食べさせてもらった後に、僕達は服をもらった。真ん中に顔を出す穴が開いてるだけの…


(どう見てもてるてる坊主です…)


「子供服は家にないからな。今度ヤミイチに頼んどくか…おっとその目はなんだ?ウチは今布不足なんだよ。意地悪で服をあげないとかじゃないからな?」

「わかってますよ」

「じゃあ兄妹はこっちに来てー!今から2人の身体能力をチェックします」

「はーい」


妹は何故かアミューに懐いてしまっている…なんで?あっ僕も向かわないと…


「集まったね!じゃあまずは体力から!」


体力、握力、脚力、柔軟性……視力聴力嗅覚…………


何かありとあらゆるものを確認された。

まるで体力測定と健康診断を同時にしたような…

僕はそれだけでクタクタになってしまった。


「おー、二人共体はしっかりしてるね!」

「確かにな…健康優良児そのものだ」


数値を見て2人は盛り上がってる。どんな結果だったんだろう…一応僕はシェルターの体力測定じゃ割と上位の方だったんだけどなぁ〜


「ふむふむ、なるほどなるほど〜…次は第六感の確認をしよう!」

「「「第六感?」」」


第六感ってアレだよね…勘…的な?シックスセンス?えっ?マジで?なんかサインも驚いてない?


その後僕達は本当にその確認をさせられた…

アミューの持ってるカードの柄を当てさせられたり、目隠しをした状態でアミューの位置を当てさせられたり…よくわからない胡散臭いサイコキネシス的な何かの確認をさせられた。


「おー…第六感は妹ちゃんが凄いね!」

「わたち凄い?やたー!」


妹が飛び跳ねて喜んでる…騙されてない?

サインの小声が聞こえてくる。


「……勘って測定できるもんなのか?」


サインも知らないじゃん!やっぱり騙されてるよ…いや、僕が全然わからなかったから悔しいとかじゃなくて…


「うんうん、よーくわかった!じゃあお姉ちゃん先生が2人にあった、サイキョーになれるトレーニングプランを考えたから今日からそれをやってこう!」 

「はーい!」

「わかりました…」


本当に大丈夫なんだろうか…





数時間後…


「イタタタタタタタタッ!」

「柔軟は大事だよ!体の可動域が広ければ広いほど攻撃範囲が広がるんだ!」

「裂けます!足が裂けちゃいます!」

「わたちはできるよー!」


サインの頭の中(うわぁ…超痛そう。俺だってあんな開かねぇぞ…)








しばらくの間はこの拷問のような柔軟と軽い筋トレだった…後ご飯をたくさん食べさせられた。いや、見ず知らずの僕達にお腹いっぱい食べさせてくれるのは凄いありがたいんだけど量が…


「いっはい食べるー!」

「そうだよ!食べることが1番強くなることへの近道なんだよ!私もいっぱい食べるー!」

「…うっぷ…」


サインだけはほどほどに食べて、情報端末を見ながらゴロゴロしていた。






「イダダダダダ!待ってくれアミュー!おっさんの体はもっと優しくしてくれないとダメなんだって!」

「サイン体硬すぎー!」

「ぎー!」


アミューに『サインの体の柔らかさってどうなの?』と聞いたら、今日はサインも柔軟に参加することが決定した。もう少しあの人も苦しめばいいとか、そういうことは一切思ってないです。


ブチブチとサインの筋肉が千切れる音を聞きながら俺も柔軟をする…かなり柔らかくなった。





数週間後…


「そろそろ武器を使ってみよう!」

「はい」

「はーい!お姉ちゃん先生!」


俺たちはサインが作った、黒い子供用パワーアーマーを着せられていた。パワーアーマーを作ってる風景を見たけど仕組みはなんにもわからなかった。


少しジャンプしてみたり、重い荷物を持ってみたり…一気に強くなった気分だ。


ちなみに服はヤミイチさん?という方がタダでくれた。成長したら俺の店で物を買ってくれればいいと…ありがたいです。あとサインはヤミイチさんとの買い物で数百万とか使っていた。この人ってかなりお金持ちなのでは?なんで布だけがないんだろう…


とりあえずは訓練だ。子供用の剣を手に取る…あれ?これ本物じゃない?普通こういう時は刃引きしてあるやつを使うんじゃ…


「ウィルン?ああ、剣だと銃に勝てないと思ってる?実は戦いだと剣のが強い時もあるんだよ?」

「そ、そうなんですね…」


違うけど、そう思ってることにしておこう…


「ルナ、じゃあこの鉄板をテキトーに斬ってみて?」

「わかりまちた!てりゃ!」


妹が剣を振り下ろし、抵抗もなく鉄板を通り抜ける。そして鉄板がズレ、落ちる。キレイな断面だなぁ…


「いいねルナ!まだ教えてないのに綺麗なフォーム!後はもう少し体の力を抜こうね」

「はーい」

「じゃあウィルン!」

「…うす」


俺も剣を構える。理想はシェルター最強のヴィクトールさん!俺はヴィクトールさんだ!


「シッ!」


俺の剣は鉄板の半ばで引っかかり止まってしまった…


「あー…腕の力だけで振っちゃってるね!まるでサイン!」

「おーい」

「下半身をもっと使わないと。というわけでちゃんとしたフォームを今から教えるよ」

「はーい」「…はい」


恥ずかしすぎて死にそう…






【サイン視点】


水を飲みながら訓練を見てる俺は思った。

(実はアミューよりも兄妹の方が年上なんだよなぁ…)

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