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アルティメイト ~最凶な世界でもエンジョイライフ~  作者: ちょばい


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1.隠れ家の一幕 その6

【ウィルン視点】


(…あれ?僕は…何をしてたんだっけ…)

目が覚める…まだ眠い…背中が痛い…まるで床に毛布を引いただけのような寝心地だ。


(なんだこれ…あっ!)


思い出した!あの男に助けを求めて…どうなったんだ!自分の体を見てみると包帯まみれだった…怪我とかはしてないんだけどな…


そして本当に床に毛布を引いただけの寝床だった…地面よりは間違いなくマシだけどなんだこれ…


隣では妹のルナが同じように全身を包帯でグルグルにされて寝かされていた。少し安心。


(ここは…)


周りを見渡すと凄く広い空間だった。壁には大量の、色んな種類の銃がかけられており、あの男が着ていた黒いパワーアーマー?ってやつもたくさんある。そして中央には大きい、見上げるような大きさの人が乗り込めそうな兵器があった。


(うわぁ…)


上を見ていると何か硬いものを砕くような音がしていることに気づく。そちらの方を見ると…


バリッ!ムシャムシャムシャ…


蛇の目をした人間っぽい何かがこちらを見ながら、自分よりも大きな銃を食べているのが見えた。


「おはよー!」

「…おはようございます」


銃って食べ物だっけ…


「おー起きたか少年。飯はどうする?今ウチは飯だらけだ。大量にあるから好きなもん食べていいぞ」


男の人が起きた俺を見つけて食べ物を持ってきてくれた。本当に助かる…あれ?これ全部高級品じゃ…お誕生日会にお母ちゃんが買ってくれる…


「おいおい泣くなよ…と言っても無理があるか。飯は逃げてかないからゆっくり選べ。まあ、アミューに盗られるかもだが…」

「サイン失礼!私は人の食べ物盗ったりしないよ?」

「そうか……そうか?」


爬虫類の目をした女性?は【アミュー】と言うらしい…

とりあえず僕はハンバーグ定食を選んだ。

とても美味しい…


「飯食ったらシェルターに送ってやるよ。シェルターに知り合いがいるんだ。ウォーカーじゃなくてちゃんとシェルターの住民として扱われるはずさ。安心しろ」


そうか…僕達はシェルターに帰れるのか…帰る…


(僕達は…シェルターに帰って…どうするんだ?お父ちゃんもお母ちゃんももういないのに…)


妹と2人で平和に暮らすなら確かにシェルターだろう。しかしそのシェルターもこの間ワーム襲撃によって無残にも無くなってしまった…シェルターは必ずしも安全ではない。人々を守るはずだったスカベンジズ達もワームに惨敗だった。


「あの…サインさん…」

「ん?サインでいいぞ?」

「サインはワームと戦ったんですか?」

「戦ったぞ。見上げるような、超デカいのもいたな」

「私が頑張って倒したんだよね!」

「そうだったな。偉かったぞアミュー」

「むふー!」


彼らはワームと戦って生きている…ワームに怯えて隠れてる時に思っていた。

(僕にも戦う力があれば…)


「サイン!僕を…僕を鍛えてくれませんか!おこがましいことはわかってるけど…僕は…僕は力がほしい!妹を守れる力がほしいんです!」


僕は土下座をした。今このチャンスを逃したらこういう機会は訪れないだろう。これだけ武器を集めてる人だ。きっと凄い強いに違いない!

サインは黙っている。

そして…


「えっと…少年、名前は?」

「ウィルンです!7歳です!」

「…ウィルンか」



【サイン視点】


(うわぁ…超めんどい)


俺がこの子を鍛えるって?無理無理、他の仲間に戦闘をダメだしされるようなやつですが?しかしこんな俺に土下座までして教えを請うウィルンを蔑ろにするのもなぁと思う。


「わた、わたちも…やる…ン兄ちゃんと戦う…」

「ルナ!」

「わたちもン兄ちゃんを助けたい!」


妹の方も起きたのか…話をどこからか聞いてたのかわからないがなんかやる気になってるようだ。あと君達は本当に子供かい?俺そのくらいの歳の頃鼻水垂らしながら死体漁りを楽しんでたぞ?


んー…もういいや。いつまでも沈黙してるわけにもいかないし考えるのもめんどくさい。

俺はアミューの方を見る。


「アミュー…できるか?」

「ん?私が教えるってこと?サインがいいならいいよー」

「「!」」


戦闘関連なら間違いなく俺よりもアミューだ。俺から教えることは何もない…


(まだ前線は開戦期に入ったばっかだし、しばらくアミューの暇つぶしになるだろう)


俺の隠れ家は住むスペースは広々、食料も大量にあるので少し人が増えたくらいどうってことはない。何故なら姉御がアミューに贈った報酬(食料)が山のようにある…普通に食べきれなくて腐りそう。


もし、訓練が嫌になったらヴィクトールに連絡してシェルターに回収してもらおう。完璧なプランだな。


「アミューさん、よろしくお願いします!」

「ちます!」

「私もサインと同じで呼び捨てでいいよ」

「でもアミューはお姉ちゃん先生だからな?しっかり敬うんだぞ〜」

「お姉ちゃん先生!頑張る!」


俺はダメな大人だからアミューの訓練風景見ながらダラダラしてるかぁ。


「とりあえず2人共、朝ごはんをちゃんと食べなさい」

「「はーい!」」






【少年時代のサイン】


(おっ!死体があんなにたくさんある!やったぜ大漁大漁ふひひ♪)

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