57.アルティメットアーミーワーム戦 総評
【姉御視点】
私と観音、武者の3人は黙ってその戦いを観戦していた。結果は私の集めた人間達の圧勝だ。観音が息をつき話し始めた。
「ふぅ…人間サイドが勝ったか。いや?これは人間達の勝ちって言っていいのか?ほとんど生物兵器同士の戦いだったよな…なんでダイナロイドが人間に従ってんだよ…」
「私も何故かは知りませんが、恐らく刷り込みに成功したんだと思いますよ」
「それこそどうやったら人間にそんなことできんだ!?」
「戦場では予期せぬことも偶然に起こるもんじゃないですか」
「予期せぬにもほどがあるわ…」
「アノ姿ノダイナロイドハメッタニオ目ニカカレナイ。ヨク人間ノ領域デ育テアゲタモノヨ」
本当に。生物兵器は食べる物の質でも強さが変化する。アミューはサインが全力で甘やかしてるからな。あげてる食事の質が全て最高品質とか、貯め込み癖のあるサインじゃなかったら一瞬で資産が消し飛んだろう。
「では、総評を始めますか」
「ソウダナ」
「やるかぁ〜」
「ではまず1番目立ったあのダイナロイドからですね」
【アミュー】ダイナロイド種
サインに付き従うダイナロイド
体格はノーマル
スラッとしていて人間にかなり近い見た目をしている
通常のダイナロイドと違う点
・最前線で戦うダイナロイドより身体能力のスペックは低いが、武器の生成が驚くほどに正確で早い
・感情がきちんと機能している
・無限に食べられない
・捕食した餌に不純物が混ざってない為【○○○○】が使える
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魔女「武器の生成に関してかなりの天才ですね!人間で言うなら複雑な絵を1秒で模写するようなことをやってるのと同じです。後は強ささえ補えれば究極種の仲間入りを果たせそうです」
観音「俺の知らんところで面白い生物兵器が産まれてるのは不服なんだが…あとコイツ絶対に自分の卵の殻全部食ってないだろ。中毒性の高い成分が入ってたはずなんだけどな。まあ魔女の言う通り、究極種に入れるには強さが足りないか」
武者「アア、ヨワイ。○○○○ガツカエルノハ強者ノアカシデハアル。シカシ一瞬ダケツヨイノデハ意味ガナイ。ドウミテモアノ状態ハ長持チセン。恒久的ニ使エンノデハナ…」
以下人間種
【サイン】
体格はゴツいけど猫背
おかげで弱そうな雰囲気がにじみ出ている
あと影が薄い
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魔女「頭も悪いし察しも悪い」
観音「なんであんなのにウチの子従ってんの?」
武者「ヒンジャク」
【鍵屋】
体格は小さめ
動きが武人に近いそれであるため、戦闘技術自体は人間にしては高そう?
ハッキングが得意で様々な機器を使いこなしていた。そしてあの切り札は武者をも唸らせる。
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魔女「彼、便利なんですよね。小間使いにちょうどいいんです」
観音「生物兵器が生成した武器も止めるのはすげーよ」
武者「我々ノ天敵ニナリエソウナ人間ダ」
【ミツガレ】
魔女の仲間の数少ない人間の女
美人であり、射撃の精度は何故か遠くほどちゃんと当てていたように感じる
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魔女「勘は良い方なんですよねあの人」
観音「平々凡々」
武者「トクニナシ」
【ドクター】
白衣を着た小さい人間
肉人形の軍団を所有している。人形達の強さはそこそこあり、1番大きい肉人形は小型ワーム相手に無双していた。
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魔女「たくさんの労働力が欲しい時に超使えます」
観音「生物兵器○○○の肉を混ぜてんなあの肉人形…色んな毒物に対しての抗体も持ってるし」
武者「一人デアノ軍団ヲ指揮デキルトハ、優秀な人間ダ」
【ロウ】
とんでもなく老齢のウォーカー
体中に色んなハンドガンを身に着け武装している
早撃ちが一級品
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魔女「そろそろ死ぬかなぁって思ってから30年が経ってますね。驚きです」
観音「あの早撃ちをヨボヨボの筋肉でどうやってるか気になる」
武者「アヤツハタマニ我々ノ兵器ト早撃チ対決シテオルヤツダナ…」
【ゴザル】
刀を使って戦うのが好きなウォーカー
昔見た映画の侍?に憧れて語尾に『ござる』を付けてたら癖になっている
実力はかなり高い
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魔女「ベルゼルガとの一騎打ちはまだ無理そうですね。ワームに放った全力の一撃はいいですが体力が足りないです」
観音「あの斬撃は凄かったよな…アイツの持ってる刀の質がたけぇのか?」
武者「技術ハ及第点。シカシ動キガオソスギル」
【トラッパー】
チンピラみたいな格好をした罠だけの男
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魔女「私トラッパーの罠の配置好きなんですよね。間違いなく殺せる配置で」
観音「なんかアイツすげー業見えるんだけど…今の世の誰よりも生き物殺してねぇか?」
武者「アヤツハワカラン…強サガミエン…」
………………………ry
【アミュー視点】
…やっと食べ終わった。でも今のまま縮んだら食べたワームの消化が間に合わなくて大変なことになるのでしばらくこのままだ。摂取したエネルギーを熱に変換して発散していく。
(やっぱりサインの群れは凄い…)
私の群れの仲間達はちゃんと強かった。ゴザルやトラッパーが目立っていたけど他の仲間達だって、私に攻撃が当たらないようにワームに攻撃してくれていたのもわかる。あんなに暴れていたのに後ろからの被弾は一切なかったから…
ゆっくりと座ってるとドローンが飛んできた。
『ドローンから失礼します。鍵屋です。アミューさん大丈夫ですか?体のどこか痛めたりしてませんか?』
「大丈夫だよー。食べ過ぎたから少し消化終わるのを待ってるだけ…」
『了解です。サインさんが飲み物を用意して待ってるので楽しみにしていてください』
それは急いで消化して戻らないと。みんなの元に早く帰りたい。




