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アルティメイト ~最凶な世界でもエンジョイライフ~  作者: ちょばい


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51.隠れ家の一幕 その5

【サイン視点】


俺はトラッパーと隠れ家に入り、トラッパーから事情を聞くことにした。


「あれ?アミューはどうした?」

「今外でワーム肉を集めてるよ」

「マジかよ。アレ食べるのか…さすがダイナロイドだぜ…」


ああ、トラッパーはアレが美味いことを知らないんだ。教えないでおいてあげよう。


「じゃあ、今ならいいか…うおおおおおおおおおおお!俺の家がーーー!!家がーーー!」


トラッパーが突然崩れ落ちた…しかしそっか、家が無くなったのならあの入り口で滅びろとか叫んでた理由もわかる。俺も多分似たようなことになるだろう…似たような………似てないし。


「全く、何があったんだよ。話聞いてやるからゆっくり話せ」

「家で寝てたんだよ俺は…そしたら罠が連鎖爆発して…ワームが…」


トラッパーの話をまとめると、隠れ家で寝てたら突然罠が一気に発動し、爆発系の罠が連鎖爆発。想定外の威力の爆発で隠れ家が吹っ飛んだとのこと。原因はすぐにワームが大量に罠に引っかかったことだとわかった。無事な装備をかき集めワームを殺戮し、そして俺んちに泊まろうと隠れ家の入り口の前に到着した途端にここにもワームが来たらしい。


「そうか、運が悪かったな…俺としては助かったけど…」

「そうだぞぉ〜、マーーージでーーー!感謝してくれよなぁ?」


偉い偉い。【世界の人類悪】って呼ばれてるけど、俺はこれから救世主って呼ぶわ…心の中で。


「ああ…俺はこれからどうしたらいいんだ…どこから手をつけていいかもわかんねぇ「ただいま〜」まあなるようになるさ(キリッ)」


両手にワーム肉いっぱいのアミューが帰ってきたと同時にトラッパーがピシッと背筋を伸ばし取り繕った。俺がジト目してるのがバレたのかトラッパーが小声で…


「女の子の前じゃ格好良くいたいのは男として当たり前じゃないか」


まあ…わかるけどさぁ…あれ?俺も似たようなことを…いやいやいや。自分で言うのもなんだが今日の俺超ダサかったし…


「どうしたの?」

「何でもないぞ。2人で少しお話していたんだ。あっ、そうだアミュー。お家を守ってくださったトラッパー様に料理を振る舞って差し上げなさい」

「!!」

「うん!わかった!」


ワーム肉を持ったまま調理場に向かうアミューを青ざめた顔で見るトラッパー。クソ面白いです。


「おいおいおいおい!俺にアレを喰えと?ふざけんな恩人にやることじゃないぞ!今頭の中の俺がパニックでバク宙30回転くらいしてるんだが!」

「……大丈夫だ。ちゃんと美味いから。俺はもう食った…」


『雰囲気がサインと似てる!』

アミューの言葉が思い出される…トラッパーがホッとしてる横で今度は俺がこっそりと落ち込んだ…






「うめぇ!意外な程に超うめぇ!」


アミューが焼いたワーム肉をモシャモシャしてるトラッパーを遠目に見ながら、俺はアミューにトラッパーの現状を説明した。


「…酷いね、かわいそう…」

「うん、まあ…かわいそうか」


コイツ普段の行いが悪すぎて全然かわいそうに俺は見えないけど、一応アミューに乗っかっておこう。


「サイン、なんとかしてあげられないかな…」

「なんとか…かぁ…武器を貸してやるのはやぶさかじゃないんだが、コイツの使う武器特殊過ぎて俺の家にあるか…トラッパー!お前の武器アミューに見せてもいいか?」

「いいぞぉー!」


トラッパーの許可も取ったのでトラッパーのパワーアーマーに付いてる銃を手に取りアミューに見せた。


「わぁ…なんか釘打ち機?ってやつみたいな形」

「そうそう、これは銃弾が地雷になってて地面に撃ち込むと即席の罠になるんだよ。ほら、この横のつまみを回すと撃ち込む深さを調節できるんだ」

「使うの難しそうだね…」


トラッパーはこれを使って難攻不落の城を即席で作っちまえるから凄い。あとどうやってるか不明だが、罠の位置を探すのに特化した情報収集機をも騙す。意味がわからない。ちなみにこの銃は敵に向かって直接撃ち込むこともできなくはないが、対バリアの加工ができない弾なので簡単に弾かれてしまう。


「俺はアーチストだからそれを使えるんだよ。俺は敵の通りそうな位置がなんとなくわかるの。つまり天才ってことな?」


こっちの話を聞いてるのか、トラッパーが口をモグモグさせながらドヤ顔してる。ウザい。でも地面の中を自由に動くワームに罠を当てるくらいなので天才は天才なのだろうな…


「でも、アミューには全部位置バレして避けられてるぞ」

「そりゃ相手が悪すぎるわ…どうやって察知してるか聞いていいか?」

「どうやっても何も、普通に見えてるよ?」

「…だから全部避けれるのか」

「アミューの見え方、やっぱ人間とは違うんだろうな」


ちょっとアミューの視界がどうなってるか気になるなぁ。おっと、そろそろ寝る準備するか…


「トラッパー、隠れ家の周囲の罠は大丈夫か?寝てる最中にワームが来ても問題ないか?」

「問題ないぞ。爆発罠をそこらに撃ち込んである。今度はちゃんと連鎖爆発しないように配置したから大丈夫だ。あ、でも絶対安全じゃないからな?爆発音したらすぐ起きろよ?」

「助かる」

「そういや俺はどこで寝ればいいんだ?」

「床だぞ」

「…冗談きついぜ」

「冗談じゃないわ。俺んち今究極的に布不足なんだよ。布団はねぇし、毛布もたくさんねぇの」

「簡易ベッドとかあるだろ普通!探索中に休む時に使うやつ。えっ?マジで無いの?」

「探索が基本日帰りの俺がそんなもん持ってるわけねぇだろ」

「うそーん…」

「私の毛布1枚分けてあげるよ!」

「…ありがとな?」


…確かにせめて布団くらいはそろそろ買わないとダメだよな。運ぶのめんどくて完全に放置してたわ。

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