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夢写師カレンと刻の万華鏡  作者: 大西さん
第10章 千年前の記憶
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第51話 現代への帰還

■現代への帰還


幻影が薄れ、カレンたちは現実に戻った。「今の記憶は……」ユウキが驚きの表情を浮かべた。


「クロミカゲの起源。千年前の真実が、この場所に刻まれていた」カレンは夢写機のデータを確認した。彼女の瞳には、歴史の深淵を覗き込んだような「光」と、それでも残る謎への「影」が交錯していた。


その時、参道の奥から声が響いた。『よくぞ、我が始まりを見届けた』クロミカゲが姿を現した。いつもの超然とした態度ではなく、どこか懐かしむような表情を浮かべている。


「クロミカゲ……あなたは、千年もの間……」ルカが呼びかけた。


『孤独ではなかった』クロミカゲは首を振った。『チヨとクロ、二つの心が常に共にあった。それが、我を支えていた』


そして、意味深な言葉を続けた。『だが、新たな時代には、新たな守護者が必要。カレンよ、ユウキよ、その準備はできているか?』


カレンとユウキは顔を見合わせ、そして力強く頷いた。「はい」二人は同時に答えた。「私たちが、新しい時代を守ります」彼らの声には、揺らぎない決意の「光」が宿っていた。


クロミカゲは満足そうに微笑み、影向稲荷の奥へと導いた。「では、最後の試練に臨むがよい。千年の知恵が、お前たちを待っている」


一行は、運命の場所へと足を踏み入れた。過去と現在が交差する、神聖な領域へ。

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