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夢写師カレンと刻の万華鏡  作者: 大西さん
第8章 鏡の湖の記憶
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第45話 クロミカゲの来訪

■クロミカゲの来訪


深夜、誰もいなくなったリビングに、クロミカゲが姿を現した。「明日か。ついに、その時が来る」クロミカゲは呟いた。


クロミカゲは、窓の外を見つめた。時計塔は激しく光り、もはや限界が近いことを示している。


「カレン。お前の選択に、すべてがかかっている。心して臨め」クロミカゲは姿なき少女に語りかけた。


そして、最後の警告を残した。「覚えておけ。時を操ることは、大きな代償を伴う。その覚悟があるか」


クロミカゲの姿は霧のように消えていった。残されたのは、不吉な予感と、避けられない運命の重さだけだった。クロミカゲの言葉が、カレンの心の奥深くに「写し取られた」。


■決戦前夜


カレンは、ベッドの中で眠れずにいた。明日、すべてが決まる。チヨを救えるか、町を守れるか、そして——みんなが無事でいられるか。


不安が頭をよぎるが、同時に、今日までの経験が勇気を与えてくれた。霧見駅での恐怖、時計塔での試練、神社での修行、温泉での発見、遊園地での告白、そして湖での真実。


すべてが、明日へと繋がっている。


「チヨさん。必ず、助けます」カレンは呟いた。


窓の外で、時計塔の鐘が不協和音を奏でた。まるで、時間そのものが助けを求めているかのように。


決戦の朝は、もうすぐそこまで来ていた。



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